『狂言回し』(NoisyCell)

【地声最低音】mid1C(C3)
★ぜm1G–m1F[ん[ぶ]ぜん[ぶ])捨F{て]去っF[て]【Aメロ】
★m1C[や]ぶれm1F[た]スー[ツ]着[こ]なし[て]
★m1G–m1F[ま[ぶ]た[ふ]さいF[で]【ラストBメロ】
★m1C[終]でんm1F[し]ゃ[を]待っ[て]
【地声最高音】hiD(D5) ※全体で5回
★腹hiA–m2G[の]そ]こ しhiD地–A[た]を]出し]て【2番Bメロ】
★hiA–2G[そ]ろそ]ろhiD–A[覚悟を]決]めA[なぁぁぁ]よ]
★(負けなきゃいけない) hiD–m2G[な]んど]も【ラストサビ】
★hiA–m2G[何]度]も×4 hiD[何]度]も
★負hiD–hiA[けな]きゃい]けなm2G#[い]って事を
【補足】hiA~hiCを含むフレーズ一覧
★そんm2F–m2G^-hiA[な[ひ]ま[無]いわ])[さあ][一]歩【Bメロ】
★嗚呼 hiC地–A–m2G[そ]ろ]そ]ろ[覚]悟を[決]めhiA[な]よ]
★負m2F[け]な[きゃ]い[けm2G–hiA[な[い] A–G[勝つ]に]は]【サビ】
★m2F–hiA–G[分かっ[て]ない]ね]
★裁量を握るm2F–E[手]は]この手じゃないから【2番Aメロ】
★唯一hiA–hiA#^-hiC[わ[た]しの][正][義]だった【2番サビ】
★hiC–hiA#–A[分]かっ]て]ないね【ラストサビ】
★そんm2F–m2G^-hiA[な[ひ]ま[無]いわ])[さあ][一]歩【Bメロ】
★嗚呼 hiC地–A–m2G[そ]ろ]そ]ろ[覚]悟を[決]めhiA[な]よ]
★負m2F[け]な[きゃ]い[けm2G–hiA[な[い] A–G[勝つ]に]は]【サビ】
★m2F–hiA–G[分かっ[て]ない]ね]
★裁量を握るm2F–E[手]は]この手じゃないから【2番Aメロ】
★唯一hiA–hiA#^-hiC[わ[た]しの][正][義]だった【2番サビ】
★hiC–hiA#–A[分]かっ]て]ないね【ラストサビ】
まず、『狂言回し』についてです。この楽曲は、2018年にロックバンドNoisyCellによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2019年の『Focus』に初収録されました。
同曲は、テレビアニメ『中間管理録トネガワ』の第2クールエンディングテーマとしてタイアップが付きました。楽曲の質も相まって、バンドとしても多くの再生回数を獲得しています。
『狂言回し』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は、Aメロ(およびラストBメロ)は中低音中心、Bメロサビで中高音が多く登場する楽曲となっています。ただ、低音については見た目ほどは低くなく、中高音がかなりきつい曲です。こうした点を考慮すると、「高音域が得意な男性」の方がマッチしやすい曲といえます。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度上げてみてください。ただ、今回の楽曲は、低音域が見た目よりは高いため、人によっては原曲キーがマッチする可能性もあります。具体的には「標準より低め~やや低めの音域の女性」などは原キーを選択肢に入れてみてもよいと思います。ただ、音域が広いため、歌える人が限定されやすいです。ロック系の曲であるため、力強い発声に慣れている慣れてる人の方がマッチしやすいです。
最後に『狂言回し』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3)~【地声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1CはAメロやラストBメロで登場します(ラストBメロは比較的聞き取りやすい)。ただ、今回は見た目ほどは低音感がなく、男性曲としてはやや高めの低音であると私は分析しています。
次に、地声最高音hiDは2番Bメロやラストサビで計5回登場します。このhiDに次ぐ地声高音としては、hiCがピークとなる場面が全体で3回、hiAが53回登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としてはかなり高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから5つ程度下げてみてください(それでも人によっては高いかも)。
『狂言回し』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回の楽曲は男性の音域としてはかなり高いです。そのため、一般的な音域の男性にマッチしやすい音域に調整するためには、多くのキー下げが必要になります。そのため、違和感などを覚えやすいです。キー調整を考慮しても高音域が得意な人向けの楽曲であると私は想定しています。
今回の楽曲は、メロやリズムは比較的分かりやすいです。音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケにもよいと思います。高音域が映えるため、歌いこなせると気持ちがよさそうです。
『狂言回し』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiDといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は最高音がhiDとかなり高く、またhiAがBメロやサビで非常に多いです。低音については男性曲としては標準的かやや高めといったところです。
こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」が原曲キーに合いやすいと私は考えました。また、「低音域が得意な一部の女性」なども原キーが合う可能性があります。
【まとめ】
①AメロとラストBメロは中低音中心、そのほかは中高音中心
②「高音域が非常に得意な男性」が原曲キーに合いやすい
③音域が広いため、歌える人が限定されやすい(低音は見た目より高い印象)
④メロ自体は分かりやすい。音域が合うならばカラオケ向き