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『カブトムシ』(aiko)の音域と感想【MVフル公開】

(2019/06/09)初投稿
(2020/02/29)MVがフル公開されましたので添付しました。aikoさんは取り上げたい楽曲が多くありますので今後、投稿が増やしていきたいです。

 こんにちは。今回はaikoさんの『カブトムシ』(1999)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 aikoさんについては、当ブログでは以前に『飛行機』をとりあげました。興味を持たれた方はそちらもどうぞ。


『カブトムシ』(aiko)、Kabutomushi


【地声最低音】mid1G#(G#3) 

★そう言[わ]れてもあたしは弱い(Aメロ)
★さ[そ]われたあたしはhiC[か]hiA#[ぶと]むし(サビ)


【地声最高音】hiC(C5)  

★ 指先は凍hiC[え]hiA#[る]程冷たい(Aメロ)
★さ[そ]われたあたしはhiC[か][ぶと]むし(サビ)
hiC[あ]まいに[お]いに


【裏声最高音】hiF(F5) 

hiC[しょ]hiA[う][が]hiF裏[い]hiA#[わ][れ]hiD#裏[る][こと]はないでしょう(サビ)


【補足】

★少し背の高hiA#[い あな]hiB[たの耳]に寄せたおでこ


『カブトムシ』(aiko)








 まず、『カブトムシ』についてです。この楽曲は1999年にシンガーソングライターのaikoさんによりリリースしたシングル作品です。長いキャリアの中で数多くの名曲を生んできたaikoさんですが、『カブトムシ』は代表的な楽曲の一つとして列挙されることが多いと思います。編曲はaikoさんの作品を多く担当されている島田昌典さんにより行われています。
 2017年に、午後の紅茶のCM曲として、女優の上白石萌歌さんがこの楽曲をカバーし、話題にもなりました。

 aikoさんの作曲は半音を多く使用した(半音の上下をともなう)メロディーラインが特徴の一つだと言われています。この『カブトムシ』でもそうした特徴が非常に表れています。サビの箇所でいえば、「少し背の高hiA#[い あな]hiB[たの耳]に」のhiA#,hiBの箇所です。具体的には表記していませんが、「少し背の高」の部分もmid2G,mid2G#です。また、aikoさんは音楽理論的にはあまり見られないような型にはまらないメロディーやコード進行を行っていると言われます。その点についても言及したいのですが、私自身の知識が著しく不足しておりますので割愛します。そうしたことを私自身も具体的に言葉に出来るようになりたいものです。

 歌詞についてですが、ラブソングです。「相手に惹かれてゆく自分自身」をカブトムシであると喩えています。こういう場合は「蝶々」などが定番な比喩ですが、ここで「カブトムシ」を持ってくる辺りがaikoさんの独特さなのだと思います。また、カブトムシの「硬い殻を持った外骨格」という特徴から、「弱い自分を隠しながら強く振る舞う自分自身」という意図もあるようです。こうした比喩も非常に特徴的で、面白いです。





 さて、『カブトムシ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3) ~【地声最高音】hiC(C5) 、【裏声最高音】hiF(F5)でメロディーが構成されております。地声の関しては大よそ一般的な女性の音域の範囲内であると言えます。

 とはいえ、地声の最高音hiCについては、Aメロでも登場し、またサビでは頻出します。hiCは一般的な女性の音域の範囲内ですが、声があまり高くない女性or普段歌い慣れていない女性の場合は、少し辛い部分があるのではないかと思います。キーを原曲から1~2下げるということも選択肢として考えてよいと思います。
 一方、高音域が得意で、ある程度歌い慣れた方であれば非常に楽しめる楽曲なのではないかと思います。

 先にも述べましたが、aikoさんの楽曲は半音の上下が頻出します。人によってはある程度聴き慣れていないとメロディーが歌いづらいかもしれません。しっかりメロディーを聴いて、覚えておくということも重要だと思います。
 盛り上がる類の曲調ではないですが、非常に人気の高い楽曲ですので、カラオケなどでも歌いやすいと思います。

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