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『優しいあの子』(スピッツ)の音域と感想

(2019/07/15)公式フル動画が公開されましたので添付しました

 こんにちは。今回はスピッツの『優しいあの子』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 なお、『優しいあの子』は2019年6月26日現在、YouTube公式チャンネルではMVがフル尺で公開されていません。よって、当ブログにおいても、ショートバージョンの動画を添付します(フル公開された際は、そちらを再添付します)。ご了承ください。


『優しいあの子』(スピッツ)、Yasashii Ano Ko(Spitz)


『優しいあの子』(スピッツ)








【地声最低音】mid2A(A3) 

[重い扉を押]し開けたら(Aメロ)
★氷を散らm[す]風すら(Bメロ)


【地声最高音】hiA(A4)  


★やmid2F#[さ]hiA[しい]mid2G[あ][の][に][も][し]えたい(サビ)


【補足】mid2F#,mid2Gの注意点

★暗mid2G[い]mid2F#[み]m2A[ち]が続いてて(Aメロ)
mid2F#[みか]たにも[で]mid2G[き][る]んだ[なあ](Bメロ)


 まず、『優しいあの子』についてです。この楽曲は、2019年にスピッツによりシングル作品です。NHKの連続テレビ小説『なつぞら』の主題歌として書き下ろされた作品です。編曲はスピッツと亀田誠治さんが行っております。

 『優しいあの子』のサウンドについてです。北海道帯広の舞台とした作品を意識した楽曲であるため、広い空や一面の緑などが想起されるようなサウンドになっていると思います。イントロのエレキギターもそうした役割を果たしていますが、楽曲全体では特にホルンの音色が北海道の大地を上手く表現しています。個人的にはアニメ『アルプスの少女ハイジ』辺りを連想しました。サビの部分が「優しいあの子にも教えたい ルルル…」とフレーズも北の大地の壮大さが表現されているように思えます。

 歌メロディーで印象的な箇所は1オクターブちょうどで作られていることです。朝の連続テレビ小説のタイアップということで、視聴者は半年間、毎朝同じ主題歌を聴くことになります。その中で、視聴者に飽きられずに聴かせ続ける事が求められます。シングル曲としてメインディッシュになるような派手さは少ないですが、白米やパンのよう主食感のある楽曲に仕上がっていると思います。
 また1オクターブのシンプルかつ美しい旋律で作られているため、多くの人が口ずさむことが出来ると思います。親しみやすい音域の美メロは、草野マサムネさんの真骨頂だと思います。

 個人的に印象的だった場面は、2番のサビの後に導入されているギターソロです。朝の連ドラということで爽やかさが求められる反面、バンド感というものは軽視されがちになります。そうした中で、バンドらしさを強く感じることが出来る象徴的な場面です。また、Bメロに登場するベースギターも好きです。



 最後に、『優しいあの子』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3) ~【地声最高音】hiA(A4) でメロディーが構成されております。原曲キーで歌う場合、一般的な男性の音域よりも少し高いです。

 まず、原曲キーでボーカル草野マサムネさんのように爽やかな声色でこの楽曲を歌うのは少し難しいです。スピッツの作品にはデタラメにキーが高い楽曲はほとんどありませんが、hiA~hiCといった音階を柔らかに歌いこなすという点で非常に特異的なミュージシャンです。場合によっては、キーを下げて歌った方が原曲のニュアンスが出やすいかもしれません。歌い慣れた一般的な男性の場合、原曲よりも1~2程度キーを下げると良いと思います。

 『優しいあの子』は音域が広くないため、キー調整して練習するのに非常に向いています。「キーを下げたら今度は低音が辛い」といったことは起こりにくい楽曲です。歌い慣れていない人は自分が出しやすいキーに合わせて練習しても良いです。また、原曲はテンポが少し緩やかですので、少しテンポを上げて歌っても良いかもしれません。

 また、この楽曲は女性にも歌いやすい楽曲だと思います。声が低い女性の場合は原曲キーでも良いかもしれません。一般的な女性の場合はキーを少し上げるとより歌いやすくなると思います。

 『優しいあの子』はシングル曲としての派手さは少ないですが、歌の練習やカラオケなどでもお奨めできる楽曲だと思います。

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