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『ANIMA』(ReoNa)の音域

こんにちは。今回はReoNaさんの『ANIMA』(2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。


『ANIMA』(ReoNa)
『ANIMA』(ReoNa)









【地声最低音】mid2A#(A#3) 

m2A#[もう]いっそ 折れたままA#[で] 【Aメロ】
m2A#[捨]てるほど 逃げ出すほど つhiA#裏[よ]くないよ

★ m2A#[つ]よく結ばれてる【Bメロ】


【地声最高音】hiC#(C#5)  ※サビの中心

★たhiC#[ましい]hiA#[の]A#[は]C#[にい]A#[ろ]ですか【サビ】
★(魂の色は何色ですか) あhiC#[かい]hiA#[ろ]ですA#[か]【ラストサビ】


【裏声最高音】hiC(C5)  ※2番Bメロ

★それぞれhiA#[の]hiC裏[み]ちを行く【2番Bメロ】


【補足】mid2G#hiB辺りを含むフレーズ一覧

★かたm2G[ちのな]m2G#[い]G{も]のばかりが【Bメロ】
★ 大m2G[切に]hiA#裏[なっ]ていく

★また躓いて 転がって それhiA#[でも砕]hiB[け]A#[ない] 【サビ】

★(魂の日々を 魂の意志を)ずhiB[っ]hiA#[と] 【2番サビ後半】


 まず、ReoNa(レオナ)さんについて少し説明します。ReoNaさんは2018年にデビューした女性歌手です。アニメソングを担当するアーティストを中心としたレーベルに所属しております(同レーベルにはLiSAさんなども所属しております)。活動期間はまだ短いですが、多くのアニメソングを担当してきました。
 とりわけ、『ソードアートオンライン』シリーズと縁が深く、デビュー作では、同作品の劇中アーティスト「神崎エルザ」の歌唱を担当しました。2020年にリリースされた『ANIMA』が大きなヒットを記録し、新世代のアニソン歌手としてアニメファンを中心に知られるようになりました。これからが益々期待される歌手です。


 さて、『ANIMA』(アニマ)についてです。この楽曲は、2020年にReoNaさんによりリリースされたシングル作品です。タイトルの『ANIMA』とは「魂」を意味するラテン語であります。歌詞の中で繰り返される「魂の色は何色ですか」というフレーズが印象的です。
 同作は、テレビアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』のオープニング曲としてタイアップが付きました。楽曲の質も相まって、累計10万DL(ゴールド)を記録します。また、THE FIRST TAKEで公開された歌唱動画は、2か月足らずで900万回近い再生回数を記録しております。2020年現在、ReoNaさんの代表的なシングル曲といえると思います。

 『ANIMA』はアップテンポのバンド曲です。アニメソングらしく、全体的にテンションが高いサウンドアレンジとなっております。
 一方で、ReoNaさん自身のボーカルについてですが、吐息が多く含まれた発声(ウィスパーボイスっぽい)となっており、力強さとともに切なさを感じさせる絶妙な歌声となっております。
 同曲は、キー自体は女性曲として滅茶苦茶に高いわけではありませんが、ReoNaさんのような発声を再現するのは非常に難しいのではないかと感じました。 



 さて、『ANIMA』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A#(A#3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。大よそ、一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiC#はサビで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内ですが、同じフレーズが何度も繰り返されます。登場回数としては20回以上になるので、一般的な女性の場合、少しキーを下げた方が歌いやすいかもしれません。

 ReoNaさんのボーカルは吐息を多く含んだ発声をしておりますが、力強さも併せ持っております。こうしたバランスの発声は、単にhiC#を力強く発声するよりも難易度が高いのではないかと思います。キー自体は女性曲としてそこまで高いわけではないですが、ReoNaさんのような表現を目指す場合は、難易度が上がります。初めは、ReoNaさんのボーカルをあまり意識しない方が良いかもしれません。

 『ANIMA』は音域自体はそこまで広くなく、キー調整は比較的しやすいです。歌い慣れていない人向けの調整もある程度可能なのではないかと思います。キー調整に抵抗が無いのであれば、練習曲としても使いやすいです。
 一方で、音域が狭い分、原曲キーの場合は持久力も要求されます。ただ、AメロBメロはそこまで高い音は登場しないので、その分で少し負担は少ないです。hiC#が繰り返されるラストサビ等が踏ん張りどころとなります。

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