『Sleep Walking Orchestra』(BUMP OF CHICKEN)
【地声最低音】lowG#(G#2)
★外から窓m1D#[を] [くm1C#[ぐ]った]光C#[が]【Aメロ①】
★m1D#[床]に作っm1C#–D#[た]最]初のと[も]だち
★m1A#[連]れm1D#[出]さ[れ]てから夢のな[か]
★幾つかのm1D#[普通が] [重なり]合m1C#[うと]【Aメロ②】
★m1C#–lowG#[と[き]どきC#[そ]こには魔法が宿る
★あれは恐らm1D#[く] m1C#[あ]く]まだっC#[た]
★m1A#[あ]れm1D#[か]ら[醒]めない夢めm2D#[の]中
★m1C#[か]ごのなC#[か] 鳥がC#[鳴い]てlowG#[気]付いC#[た]【Bメロ】
【地声最高音】mid2F#(F#4) ※全体で9回程度
★何F–m2F#地[度で[も]吐い]た 命のあm2D#[かし]【サビ】
★m2F#地–F–D#[赤い]血]が]F[め]ぐ]る そ[の全F[て]で
★見えないm2D#[い]と[をF–m2F#地[手[繰]り]寄]せ[て]ぇ
【裏声最高音】hiC#(C#5) ※サビで登場
★hiA#裏[さ]がしA#[も]のがさhiC–A#^-hiC#[さ]や[く[よ]【サビ】
【補足】mid2D#~hiA#を含むフレーズ一覧
★どうしてm2D#[から]だは生き[たが]るの 心に[何]をもm2F[とめてい]るの]【サビ】
★肺が吸い込んだ つm2D–D#–m2F地[づき[の[世]界
★hiA#裏–m2G#[さあ]今] A#–G#[か]ぎが]まF#[わ]る音
まず、『Sleep Walking Orchestra』(スリープ ウォーキング オーケストラ)についてです。この楽曲は、2023年にロックバンドBUMP OF CHICKENによりリリースされたシングル作品です。この記事を執筆時点では最も新しいシングルであり、アルバムには未収録です。
さて、『Sleep Walking Orchestra』は九井諒子さんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『ダンジョン飯』のオープニングテーマとして書き下ろされました。同漫画は古典的ファンタジーに登場するモンスターを調理しながらダンジョンを攻略していくことがテーマとなっております。BUMP OF CHICKENはRPGなどを想起させる歌詞や、ケルティックなサウンドアレンジが特徴の1つでもあるため、この組み合わせは非常に合うのではないかと私は感じました。
『Sleep Walking Orchestra』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域の範囲内(低音がやや多い可能性)で歌メロが作られております。
同曲は、Aメロ⇒Bメロ⇒サビと親しみやすい展開をします。ABメロは特にmid1C#,mid1D#といった音階が非常に多く、それなりに低音感があります。反面、地声高音についてはmid2F,mid2F#などが多く、大よそ標準的といえます。ただ、今回はメロとメロの間隔が短いため、息継ぎしにくく、体感的に辛く感じることもあるかもしれません。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから5~6つ程度上げてみてください。原曲キーでいうところの【lowG#.mid1A#】にあたる音についてはあまり厳密な音程にこだわらなくてもよいと思います。
最後に『Sleep Walking Orchestra』の音域についてですが、【地声最低音】lowG#(G#2)~【地声最高音】mid2F#(F#4)、【裏声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音lowG#はAメロやBメロで登場します。ただ、私なりの印象ですが、このlowG#については、そこまで厳密な音程にこだわらなくてもよいのではないかと私は推測しました。当然低音域が歌えるに越したことはないですが、大体mid1C#辺りが安定すると形になるのではないかと推測しております。ただ、今回はmid1C#,mid1D#辺りが多いので、それなりに低音感はあります。「高音域が得意な男性」などはキーを上げるのもよいかもしれません。
次に、地声最高音mid2F#はサビで登場します。登場回数は9回程度です。このmid2F#に次ぐ地声高音としては、mid2Fがピークとなる場面が全体で12回程度登場します。このため、男性の音域としては標準的といえます。ただ、mid2F#などは歌い慣れていない人だとスムーズな発声が損なわれやすいです。ただ、比較的克服しやすい音階でもありますので、少しずつでも練習を重ねてください。高音域が得意でない方などはキーを下げるのもよいと思います。
『Sleep Walking Orchestra』は低音域が低く、キーを下げる余地はあまり多くありません。そのため、一般的にはキーを下げることには向きにくいです(低音域が得意な人は別)。反面、地声高音はmid2F#程度ですので、「高音域が得意な男性」、「女性」などはキーを上げるのもよいと思います。今回は音域が広いため、ビギナーには少し歌いにくいかもしれません。
同曲のメロは比較的分かりやすいですが、サビの一部が若干取っつきにくい可能性があります。原曲をしっかり聴き込んでおきたいです。今回の楽曲は、メロとメロの間隔が短いため、息継ぎなどは少ししにくそうです。その点も意識しておきたいです。
『Sleep Walking Orchestra』を原曲キーで歌唱する場合、地声ではmid2D~mid2F#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。ちなみに、裏声高音ではmid2G#~hiC#などが登場しますが、場合によっては1オクターブ下を地声で歌うのもよいかもしれません。反面、低音はmid1C#~mid1D#がかなり多く、それなりに低音感があります。
こうしたことを踏まえると、「標準的~標準より高めの音域の男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。「高音域が得意な男性」なども原キーで歌うことも可能ですが、場合によってはキーを上げるのもよいと思います。
【まとめ】
①ABメロは中低音中心、サビは中高音が増える
②原キーだと「標準的~標準より高めの音域の男性」などに合いそう
③メロとメロの間隔が短いため、息継ぎはしっかり意識したい
④メロは全体的に分かりやすいが、サビの一部は少し音程が取りにくい可能性がある
コメント
聞く感じでかなり低く聞こえてましたけどやっぱ低いですね
高音域を多用するボーカルだとひくく感じるのにBUMP OF CHICKENが歌うmid2F#は高く聞こえますね
ぴたっくまさんコメントありがとうございます。
ですね。米津BUMP辺りはこのレンジでも力強いですよね。
逆にマイファスとかヒゲダン、クリープがこの辺り歌うとかなりしっとりしますね。