『火星人』(ヨルシカ)

【地声最低音】mid1F#(F#3)
★m1F#[休符] m2F#[あぁ] わ2F#[かって]く[だm2G#[さい]【Bメロ】
【地声最高音】hiA(A4) ※全体で1回
★おm2G#–hiA地^-F#[だ[や]か]に生き]ていG#[たい]【1番Bメロ】
【裏声最高音】hiB(B4) ※サビで登場
★それにm2G#地–hiB裏^-F#[ランタン[も]か]が]み[も]い[らG#[ない]【サビ】
☆m2F#[月]の[反m2G[射] hiB裏–F#地[だっ]た]ら[いい]のに
※厳密には[た]で瞬間的にm2G#が入る
【補足】その他の中高音域
★m2G#[ぴん]とm2F#[立]て[た]ゆ[び]の[さ]き[かG#[ら]【Aメロ】
★火m2E[星へラン]デm2G#[ヴー]【サビ】
★普通の日々 普m2G#–F#[通のシン]パ]シー
★僕が見たいのm2G#–F#[は]ぁ[ぁ]) ふG#[ざけたあ]らし]だけ
★ふm2G#–hiA裏[か[く]ね]むらせG#裏[て] 優しく撫でG#裏[て]【2番Bメロ】
★m2G#[い]とのm2F#[や]う[な]み[か]づ[きがかすんm2G[で]ゐ]る【ラストAメロ】
★m2G#[ぴん]とm2F#[立]て[た]ゆ[び]の[さ]き[かG#[ら]【Aメロ】
★火m2E[星へラン]デm2G#[ヴー]【サビ】
★普通の日々 普m2G#–F#[通のシン]パ]シー
★僕が見たいのm2G#–F#[は]ぁ[ぁ]) ふG#[ざけたあ]らし]だけ
★ふm2G#–hiA裏[か[く]ね]むらせG#裏[て] 優しく撫でG#裏[て]【2番Bメロ】
★m2G#[い]とのm2F#[や]う[な]み[か]づ[きがかすんm2G[で]ゐ]る【ラストAメロ】
まず、『火星人』についてです。この楽曲は、2025年に音楽ユニット・ヨルシカによりリリースされたシングル作品です。同曲は、米澤穂信さんの同名小説を原作としたテレビアニメ『小市民シリーズ』第2期オープニングテーマとして書き下ろされました。楽曲の質も相まって、同曲は多くの再生回数を獲得しています。2025年9月時点で、ミュージックビデオは1100万回を超えています。
『火星人』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域の範囲内で歌メロが作られています。一般的な音域の女性が原キーで歌唱しやすい楽曲です。
今回の楽曲は、基本的な地声レンジがmid2C#~mid2G#(裏声はhiBまで)で歌メロが作られております。この辺りは女性としては比較的歌いやすいレンジであり、標準より低め~やや低めの音域の女性なども原キーで歌唱しうる楽曲です。音域もそこまで広くないため、多くの人にマッチしうる楽曲です。ただ、最高音がそこまで高くないため、「高音域が得意or非常に得意な女性」についてはいくらかキーを上げた方がより歌いやすいかもしれません。発声は地声ベースですが、一部で裏声が見られます。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、4~5つ程度下げてみてください。今回は「高音域が非常に得意な男性」が原曲キーで歌えなくもないレンジですが、原曲のニュアンスを考慮すると若干キーを下げた方が安定すると私は想定しています。
最後に『火星人』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内(女性曲としては高音が控えめ)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はBメロで登場します。登場回数は3回です。このmid1F#に次ぐ低音はmid2C#程度であり、今回は見た目より高い低音であると私は分析しています。
次に、地声最高音hiAは1番Bメロで1回登場します。このhiAに次ぐ地声高音としては、mid2G#が60回超とかなり多いです。こうした点を考慮すると、女性の音域の範囲内といえ、一般的な音域の女性が得原曲キーで歌いやすいといえます(「標準より低めの音域の女性」なども視野に入る)。逆に、「高音域が得意な女性」については少しキーを上げてもよいと思います。
『火星人』は基本的な音域がそこまで広くありません。そのため、キー調整はしやすく、歌い慣れた人はもちろん、ビギナー向けの調整も可能であると私は想定しています。ただ、普段歌い慣れてない人がすぐに原曲のように歌いこなせるわけではないので、弛まぬ練習を心掛けたいです。
今回の楽曲はメロやリズムなども比較的分かりやすいです。ただ、サビなどはメロとメロの間隔が短いため、息継ぎに注意したいです。ミドルテンポの作品であり、カラオケや練習曲に向きやすいと私は分析しています。
『火星人』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiA(裏声はhiBまで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は全体的にmid2E~mid2G#辺りが多いです。低音については一部でmid1F#が登場しますが、それに次ぐ低音がmid2C#と高めです。
こうした点を考慮すると、「標準より低め~標準より高めの音域の女性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。「高音域が得意な女性」についても原キーで歌えなくもないですが、人によっては少しキーを上げた方がより歌いやすいと思います。
【まとめ】
①基本的な音域がそこまで広くない。また、最高音も高くない
②原キーだと「標準より低め~標準より高めの音域の女性」に合いそう
③キー調整しやすく、ビギナーなどの練習曲にもよいかも
④要所で裏声が登場するため、器用な発声は不可欠
⑤サビは少し息継ぎしにくいため、注意したい
コメント
Tani Yuukiさんの「万有引力」という曲の解説をお願いします。
NHK 『みんなのうた』の、2025年8月〜9月放送曲です。