『Nobody’s Home』(ONE OK ROCK)の音域

【補足】mid2G～hiB辺りを含むフレーズ

★温2F#–m2G[も[りや]やさhiA–G–F#^[し]さ]ぁ[が]【Aメロ】
★僕をm2G[包ん]でくれhiA–G[て]た]場所[で]
★m1G[け]ど僕m2G–F#[は]何]度も裏切ってきたね
★今やm2G[っと] hiA–G^[気づい]た[よ] uh]) hiB–A[wo]w]
★hiB–A[No]bo]dy’s [home B[yea]h×2【サビ】 
★hiB–A[な]に]も[か]も[を]捨[て]て[飛]びB[出し]たあの日
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　まず、『Nobody’s Home』についてです。この楽曲は、2010年にロックバンドONE OK ROCKによりリリースされたアルバム『Nicheシンドローム』（ニッチシンドローム）に収められております。同アルバムには、『完全感覚Dreamer』(過去記事)、『じぶんROCK』(過去記事)、『Wherever you are』(過去記事)、『未完成交響曲』(過去記事)といった人気曲が収められております。長らくアルバムランキングにチャートインし続けているロングヒットアルバムで、バンドとしての知名度上昇にも大きく貢献しました。2016年には日本レコード協会より25万枚セールスのプラチナ認定がされております。


　『Nobody’s Home』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にキーを下げた方が歌いやすいです。
　同曲はサビを中心にhiBなどの高音が連続します。ただ、Aメロも決して低くはなく、mid2F#～hiA等が多く見られます。こうした点を考慮すると、男性の音域としてはかなり高いです。低音域についてもmid1Gであり、男性曲としては高いです。こうしたことから、相対的に高音域が得意な男性にマッチしやすい曲といえます。

　女性が同曲を歌唱する場合、人によっては原曲キーが合う可能性があります。具体的には、「標準よりやや低め～高めの音域の女性」などは原キーを選択肢に入れてみてもよいかもしれません。ただ、今回はAメロ辺りでmid1Gが多いです。そのため、「高音域が得意（or非常に得意）な女性」などはキーを上げた方が歌いやすい可能性があります。



　最後に『Nobody’s Home』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)～【地声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。

　まず、地声最低音mid1GはAメロで登場します（特に2番Aメロが多い）。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、男性曲としては高い低音です。一方、女性にとってはそれなりに低音感があるため、人によってはキーを上げた方が歌いやすいといえます。

　次に、地声最高音hiDはラストサビで計3回登場します。このhiDに次ぐ地声高音としては、hiBがピークとなる場面が全体で41回、hiAが34回登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから5つ程度下げてみてください（これでも人によっては高いかも）。


　『Nobody’s Home』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。ただ、今回の楽曲は男性曲としては高音が高いため、一般的な男性にマッチするレンジに調整するには多くのキー調整が必要になります。その点で違和感などを感じやすいかもしれません。
　　今回の楽曲はメロディー自体は比較的わかりやすく、リズムなども取りやすそうです。音域がマッチするのであれば、練習曲にもよいと思います。高音が際立つため、歌いこなせると気持ちよさそうな楽曲です。

　『Nobody’s Home』を原曲キーで歌唱する場合、hiA～hiDといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は全体的に中高音寄りの曲であり、単純に音域だけを見ると女性曲と近似します。
　こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、女性については、「標準よりやや低め～高めの音域の女性」なども原キーが合う可能性があります。人によっては低音が歌いにくい可能性がありますが、音域的には女性の方がマッチしうる曲です。

【まとめ】


①男性曲としては高いレンジが続く（サビが特に高い）
>②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」に合いそう
③「標準よりやや低め～高めの音域の女性」なども原キーが合う可能性がある
④音域的には女性の方が合うかも（Aメロは低音が歌いにくいかも）
⑤メロ自体は分かりやすい。音域が合うのであればカラオケ向き