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『川べりの家』(松崎ナオ)の音域

こんにちは。今回は松崎ナオさんの『川べりの家』(2006)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲になります。


『川べりの家』(松崎ナオ)、Kawaberi no Ie(Nao Matsuzaki)
『川べりの家』(松崎ナオ)







【地声最低音】mid1G(G3) 

★その静けさや激しさを 覚えm1G[てゆく]【サビ】


【地声最高音】mid2G(G4)  

m2F#[大人]m2G[に]F#[なっ]てゆくほど【Aメロ】
★あたたかい場所へ行こうm2G[よ]【Bメロ】

m2G[川の]m2F[せせら]ぎが聞こえる【サビ】
m2G[そのし]m2F[ずけさ]や激しさを 覚えm1G[てゆく]


【裏声最高音】hiC(C5) 

m2G[そこだ]m2F[けみず]hiB裏[い]hiC[ろ]【サビ】


 まず、松崎ナオさんについて少し説明します。松崎ナオさんは、1995年より活動する女性シンガーソングライターです。1998年よりメジャーデビューしますが、2002年からはインディーズでの活動を続けております。
 2006年にリリースされた作品『川べりの家』が、NHKの番組『ドキュメント72時間』の主題歌として起用され、15年経過した現在も使用され続けております。また、椎名林檎さんの作品『木綿のハンカチーフ』(カバー曲)、『おとなの掟』などにもボーカルとして参加しました。ソロ活動と並行して、2016年より3ピースバンド鹿の一族のボーカルとしても活動しております。


 さて、『川べりの家』についてです。この楽曲は、2006年に女性シンガーソングライターの松崎ナオさんによりリリースされたアルバム『Flower Source』に収録されております。
 同年、NHKの番組『ドキュメント72時間』の主題歌に起用され、それに伴い、『川べりの家』もシングルカットされます。番組が2013年より年間を通してレギュラー放送されるようになると、楽曲の知名度が大きく上昇し、広く知られるようになっていきました。

 『川べりの家』はゆったりしたテンポのフォーキーなナンバーです。ピアノとアコースティックギターが基調となっております。歌メロはAメロBメロサビといった形で作られており、それが2番まで続きます。演奏時間が3分超で、短めであり、全体的に落ち着いています。
 私自身は、何気なく付けていたテレビからこの『川べりの家』が流れてきて、一気に引き込まれました。休日前の夜や、年末の静かな時間に聴きたいなと感じる曲であります。

 さて、『川べりの家』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】mid2G(C5)、【裏声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内であります。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音mid2Gは曲全体で多く登場します。ただ、この辺りは、J-POPの女性曲としてはやや低めのレンジであるので、声が低い人でも取っ付きやすいのではないかと思います。逆に声が高い人などは少しキーを上げてもよいと思います。

 『川べりの家』は比較的キー調整もしやすいです(最高音が高くないので、そこまで大きな調整は必要ないかもしれませんが)。普段歌い慣れていない人向けの調整も可能であり、練習曲としても使いやすいのではないかと思います。
 楽曲全体が落ち着いていますので、声を張り上げすぎずに上手くコントロールしながら、歌うとよいのではないかと思います。

 ちなみに、『川べりの家』は音域的には男声も原曲キーで歌唱することも可能だと思います(少しキーを下げた方が原曲の雰囲気に近づくとは思います)。私自身も好きな作品ですが、興味を持たれた方は女性のみならず男性もチャレンジしていただけたらと思います。

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コメント

  1. やま より:

    mid2GはG4です!

    • もりっしー より:

      コメントを見落としておりました。
      ご指摘感謝いたします。助かりました。
      修正しております。