今回の楽曲は様々なバージョンがあるようですが、基本的に『Mirage Op.1』をベースに音域調査しております。その点についてはご了承ください。
『Mirage』(Mirage Collective)
【地声最低音】lowG#(G#2)
★届きはm1C#[し]ないC#[つ]きに手を伸ばし【Aメロ】
★m1B[も]がく横lowG#–m1B[が]お]
★誰m2E[に]だって口に出せm1C#–m1B[な[い]こ]とが【Bメロ】
【地声最高音】mid2G#(G#4) ※全体で20回超
★m2G#–m2F#[あ]な]たに巡hiC#裏–hiB–G#[り]合]い] G#地[き]せ]きに触れG#[て]【サビ】
★鼓動はずっm2F#[と]強く走りm2E–F#–m2G#地[出[し[た]
★m2G#地–m2F#[未来]よ]り G#[昨日]よ]り 一層燃え[さ]かる[た]ましい
★(どんな罪を背負い込んでも) 生きてm2E–m2F#–m2G#地[ゆ[け[る]【ラストサビ】
【裏声最高音】hiC#(C#5) ※サビで多い
★こhiA–hiB–hiC#裏[の[道[の][さ]き[に]悲[しみB[が]待っていA裏[よう]と【サビ】
★can’t stop hiC#[the] hiB–m2G#[fi]re]
【補足】mid2F~mid2G#を含むフレーズ一覧
★自分で着けたm2G#裏–m2F#[リ]ー]ドを【Bメロ】
★噛m2G#裏–F#–F[み切っ]た]け]も[の]ぉF#[お]ぉ]
まず、『Mirage』(ミラージュ)についてです。この楽曲は、2022年にMirage Collective(ミラージュ・コレクティブ)によりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルとしてリリースされ、アルバム『Mirage』に初収録されました。同アルバムは、今回取り上げる楽曲『Mirage』のバージョン違いが11曲収められております。
Mirage Collectiveは音楽プロデューサーのSTUTS(スタッツ)さんを中心とした音楽集団です。メンバーはSuchmosで活躍されるYONCEさん、ペトロールズや東京事変で活躍する長岡亮介さんなどが所属しております。これまでは『Mirage』のみのリリースでありますが、今後も幅広い活躍が期待されます。
さて、『Mirage』はテレビドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』の主題歌としてタイアップが付きました。ドラマには長澤まさみさんが主演されているのですが、『Mirage』のバージョン違いの中には長澤さんがボーカルを務めているバージョンもあるようです。
『Mirage』はミドルテンポのR&B、ソウルナンバーです。頭サビでメロが始まり、AメロBメロサビと展開します。ドラマの主題歌ということもあってか落ち着いた印象がある楽曲で、サビを中心に裏声も多用されております。ボーカルにはリバーブが施されており、残響感や歪みが陶酔感を醸し出します。
『Mirage』はボーカルをYONCEさん(Suchmos)が務めております。作詞をYONCEさんとbutajiさん、作曲をSTUTSさんとbutajiさん、編曲をSTUTSさんが担当しております。
『Mirage』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としてはやや高めのレンジで歌メロが作られております。通常は少しキーを下げた方が歌いやすいと思いますが、今回は低音域も低いので、その点で注意が必要です。
同曲は、地声高音としてはmid2F#,mid2G#などが登場します。一方、Aメロ辺りはmid1Bなどが多く、低音~高音まで安定した歌唱が求められます。一方、今回はサビやBメロでは裏声が多用されており、器用な裏声発声が不可欠になります。
ちなみに同曲を女性が歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。ただ、今回は音域が広い楽曲ですので、Aメロのみ1オクターブ上のレンジを歌って、その他は原曲キーで歌うというのもよいかもしれません。音域自体が広いため、男女ともに力量が求められます。
最後に『Mirage』の音域についてですが、【地声最低音】lowG#(G#2)~【地声最高音】mid2G#(G#4)、【裏声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、やや高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音lowG#はAメロで登場します。この辺りは男性の音域としては低く、低音寄りの人でもある程度練習が必要になります。高音域が得意な男性などはキーを上げた方がよいかもしれません。また、女性にとっては極めて低いレンジになりますので、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。
次に、地声最高音mid2G#はサビを中心に登場します。正確に数えたわけではないですが、登場回数は20~25回程度になります。このmid2G#は男性の音域としてはやや高く、人によってはスムーズな発声が損なわれやすくなります。そのため、場合によってはキーを下げることも選択肢に入れてください。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。
今回の楽曲は裏声が多用された作品です。そのため、mid2G#も裏声で発声している場面があります。よって、mid2G#辺りが地声で出しにくいという方は、原曲とは異なる場面でも裏声mid2G#で歌ってもよいかもしれません。今回の楽曲は、ライブバージョンも公開されておりますので、YONCEさんの歌唱なども参考にしてみてください。
『Mirage』は音域自体がかなり広く、キー下げなどには向きにくいです(全く下げることができないわけではない)。そのため、キーを下げるときは、低音域が得意な男性などに限られると思います。今回は音域がかなり広いため、低音~高音までしっかり歌い慣れた人向けの楽曲になります。地声高音が滅茶苦茶に高いわけではないですが、力量が求められます。
『Mirage』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2G#といった地声の中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。また、今回は裏声が多用されており、mid2G#~hiC#辺りの裏声表現も不可欠になります。反面、低音域はlowG#とはいかないまでもmid1B,mid1C#辺りは避けられません。
こうしたことを踏まえると、「標準よりやや高め~ある程度高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。逆に高音域が非常に得意な男性だと、キーを上げた方がよりマッチすると思います。
『Mirage』は大人の雰囲気を持ったR&B,ソウルナンバーであり、週末の夜などに特に合いそうな楽曲だと思います。反面、ボーカルの良さも活きやすく、カラオケで歌いこなせると映えそうだとも感じました。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
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