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『スターライトパレード』(SEKAI NO OWARI)の音域

こんにちは。今回はSEKAI NO OWARIの『スターライトパレード』(2011)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『スターライトパレード』(SEKAI NO OWARI)
『スターライトパレード』(SEKAI NO OWARI)の音域







【地声最低音】mid2A(A3) 

※【補足】参照


【地声最高音】hiA(A4) ※全体で7回

m2Gm2F#^-hiA[もうい][度連[れ]て]行っ[て]GF#^あのせかE[い]【サビ】


【裏声最高音】hiA#(A#4) ※Aメロで登場

m2F#地hiA裏hiA#[眠れ[な[い]僕]た]Eちはい[つ]もゆ[め][なF#[か]【Aメロ】


【補足】mid2Emid2Gを含むフレーズ一覧

m2D[Wel]come [to the] m2F#[STAR]LIGHT] PA[RADE]【サビ】
m2A[ほ]しが降るm2D#m2F#m2G^-E[眠れな[い[よ]る]に]
★たいm2E[よ][がF#m2G[し[ず]む]m2A[僕ら][また]一人だ[ね]【Aメロ】
m2F#m2G[僕[の]ひ]とつ[の]願いは綺麗なほF[し]空に
m2A[また]m2E[え]てい[くんm2F#[だ]
★まEm2F#[る[で][くF#[たちのぶん]め]F#[が][ばっ]【ラスト】
★夜空のm2F#m2G^-E[ひ[か]り]のよ]うに

 まず、『スターライトパレード』についてです。この楽曲は、2011年にロックバンドSEKAI NO OWARIによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、翌年に発表されたアルバム『ENTERTAINMENT』に初収録されました。同アルバムには、『ファンタジー』、『不死鳥』(過去記事)、『天使と悪魔』、『眠り姫』(過去記事)『Fight Music』(過去記事)などの楽曲が収められております。同アルバムは、約25万枚のCDセールスを記録し、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされました。

 さて、『スターライトパレード』はラジオキャンペーンのタイアップ曲として制作された楽曲です。バンドのブレイク以降は、自身の出演する自動車のCMソングとして起用される等しました。CDとしては2万枚程度ヒットを記録しましたが、2023年にはストリーミングで5000万再生に到達し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。こうしたことからも長く愛され続ける楽曲の1つであるといえます。


 『スターライトパレード』はミドルテンポのバンド曲です。ストリングスが効いたバンド曲でややしっとりとした印象ですが、四つ打ちのリズムが用いられるなどしており、ノリの良さも感じられます。また、歌メロについては頭サビで始まり、Aメロサビと展開します。ボーカルにエフェクトがかけられていますが、全体的にメロディアスであり、歌の良さが映えやすい曲です。

 『スターライトパレード』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高め(体感的には「高い」)レンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的な音域の男性はキーを下げた方が歌いやすいといえます。
 同曲は曲全体を通して中高音域が多く登場する楽曲であり、ほぼ全てのフレーズでmid2F#が含まれます。そのため、男性曲としては高く、曲全体がサビのような声域になっています。低音域についてもmid2Aであり、こちらも男声としては高いです。こうした傾向から、「高音域が得意な男性」の方がマッチしやすい曲といえます。また、「高音域が得意な男性」でも体力的に少し辛くなる可能性もあります。

 ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。ただ、今回は最低音がmid2A程度であり、中高音に寄った曲です。そのため、人によっては原曲キーが合うという女性もいう可能性があります。具体的には、「標準より低めの音域の女性」などは原キーがマッチしうると私は想定しています。



 最後に『スターライトパレード』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高め(もしくは明確に「高い」)です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid2AはAメロなどで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、男性曲としては最低音が高いです。mid2Aが最低音となる男性曲は、ほぼ「一般的な音域の男性にとってはキーが高い曲(要スタミナ)」となります。今回の『スターライトパレード』についても明確にこの傾向が当てはまるといえます。

 次に、地声最高音hiAはサビを中心に登場します。登場回数は7回程度です。このhiAに次ぐ地声高音としては、mid2Gがピークとなる場面が全体で27回程度登場します(ほぼ全てのフレーズにmid2F#以上が含まれる)。こうした傾向から、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと私は判断しました。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。


 『スターライトパレード』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。今回の楽曲は地声音域がmid2A~hiAの1オクターブで作られております(裏声含めてもhiA#)。そのため、キー調整の融通は利きやすく、ビギナー向けの調整も可能といえます。とはいえ、キーを調整すればすぐにFukaseさんのような歌唱が出来るわけではないので弛まぬ練習を重ねてください。
 同曲はメロディーは比較的わかりやすく、息継ぎなどもしやすいです。ボーカルの歌声が活きやすく力量も問われますが、練習曲にはよいのではないかと私は考えました。

 『スターライトパレード』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiAといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はほぼ全てのフレーズにmid2F#以上の音階が含まれており、全体的に中高音に寄った曲です。最低音もmid2Aであり、男性曲としては高いです。
 こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「標準より低めの音域の女性」なども原キーがマッチする可能性があります。「女性曲は高くて歌いにくい」という女性は選択肢いれてみてもよさそうです。


【まとめ】

①全体的に中高音に寄った曲(音域は狭め)
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意)な男性」に合いそう
③女性だと「標準より低めの音域の女性」なども原キーが合う可能性がある
④音域が広くないぶんキー調整はしやすい
⑤メロも分かりやすいため、カラオケ向き(歌の良さが活きやすい)

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コメント

  1. ぴたっくま より:

    hiA数回でも高音感がある、というか低音が苦手で高音に寄っている自分はこういう曲が歌いやすいです

    • もりっしー より:

      一般的には相当大変でFukaseさんもキー1つ下げてると言ってました
      逆に、以前シドが歌いやすいといってたので
      多分ぴたっくまさんにはドンピシャだと思ってました笑

  2. 齋藤 より:

    投稿お疲れ様です
    ユニゾンのサンポサキマイライフをリクエストさせてください!
    よろしくお願いします

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます
      ユニゾンは他にもリクエストが残ってるので
      少し遅くなるかもしれませんが
      なるべく早めに記事にしたいです
      この頃はまだブレイク以前で、また今とは違った良さがありますよね