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『蕾』(GReeeeN)の音域

こんにちは。今回はGReeeeNの『蕾』(2021)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『蕾』(GReeeeN)、Tsubomi(GReeeeN)
『蕾』(GReeeeN)の音域






【地声最低音】lowG#(G2) 

★今日もm2F[あ]りがとう lowG#[げ]んきでいますよ【Aメロ】

※lowG#は重要度は低いです。目安としてm1D#やm1F辺りを低音の基準としてもよい

【地声最高音】hiD#(D#5)  ※曲全体で2回

★ひゃhiD#[く]hiD[の]hiC[つ]hiA#[ぼ]みが花ひA#hiA[ら][の]【ラストサビ[転調+2]】

※1~2番の通常サビではhiC#が最高音にります。

【地声最高音】hiD#(D#5)   ※曲全体で1回

★はhiD#裏[る]hiD[の]hiC[お]hiA#[と]ずれを待ちA#hiA[わ][て]【ラストサビ[転調+2]】


【補足】mid2G#(一部略)hiC#を含むフレーズ一覧

★閉m2G[ざし]m2F[た]G[そ]m2G#[れ]【Cメロ】
★はhiA#[ばむ]m2G#[た]A#[め]hiC[な]G#[のか]
★そhiC#[れと]hiC[も]hiA#[う]C[つ]くしい花
★守m2G#[る]hiA#[た]m2G[めな]のか

hiA#hiA[し][い]そ]A[が]春風吹かれ【ラストサビ[転調+2]】
hiA#hiA[い][とせか]hiC[の]A[日](そこに根をはり)

 まず、『蕾』(つぼみ)についてです。この楽曲は、2021年に4人組ボーカルユニットGReeeeNによりリリースされたシングル作品です。同曲は、配信限定のシングルとしてリリースされ、その後、オーケストラバージョンなどもリリースされております。フィジカルでのリリースとしては、2021年9月8日にリリース予定のシングル『アカリ』のカップリング曲として、『蕾 -Orchestra ver.- 』が収録されております。アルバムとしては、2021年9月現在、未収録です。
 『蕾』はTBSの東日本大震災10年プロジェクトのテーマソングとして書き下ろされたものです。GReeeeNは福島県郡山市で結成されたグループであり、メンバー全員が歯科医師でもあります。リーダーのHIDEさんは、東日本大震災の際、遺体の身元確認のための検死にも携わったたそうです。そうしたこともあり、震災10年の節目にテーマソングを担当することになりました。

 『蕾』はスローなボップナンバーです。歌メロはAメロBメロサビと構成されており、多くの人に馴染みやすいのではないかと思います。ラストのサビでは転調が行われ、キーが通常のサビよりも2つ上がります(#2)。カラオケなどでは注意してください。
 同曲の特徴的な点は、間奏がほとんど無く、歌い出し~楽曲の終盤まで歌メロが断続的に続く点です。そのため、AメロBメロサビ×2回⇒Cメロラストサビと展開するにもかかわらず、演奏時間も3分半程度と短いです。歌メロが連続するということで、ボーカルは非常に大変かもしれません。
 同曲の歌詞は、震災のテーマソングということもあり、非常に前向きな歌詞内容になっております。タイトルの『蕾』からも想起されるように、「冬を超えてやがて訪れる春を待つ」という共感的な歌詞内容になっております。応援歌として励まされる方も多いのではないかと思います。

 『蕾』の音域的な特徴についてです。同曲は、上図の鍵盤画像では滅茶苦茶に音域が広い作品であるように見えます。ただ、実際には、低音部分はそこまで重要ではないように私は分析しました。
 よって、『蕾』は「低音から高音まで広い音域が要求される楽曲」ではなく、どちらかといえば「男性としては低音が高めであり、全体としてキーが高い曲」といった感じです。この辺りは、最高音や最低音だけではわかりにくいかもしれません。こうしたこともあり、キー調整などもある程度は可能だといえます。高音域については、ラストサビでhiD#が登場する等、男性としてかなり高いです。
 
 最後に『蕾』の音域についてですが、【地声最低音】lowG#(G2)~【地声最高音】hiD#(D#5)、【地声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音lowG#についてですが、Aメロで登場します。ここは瞬間的であり、あまりこだわらなくてもよいです。mid1D#等で代用しても違和感は少ないです(mid1Fくらいだとやや違いが出てきますが、低音が苦手な方は置き換えてもよい)。キー調整などの際は、mid1D#やmid1Fを低音の基準においてもよいと思います。

 一方、地声最高音hiD#はラストのサビで2回登場します。この辺りは男性としてはかなり高いです。また、通常のサビについても、最高音がhiC#ですので、こちらも男性としては高いといえます。一般的な男性の場合は、キーを下げた方が歌いやすいです。

 『蕾』は低音部分に余裕があり、キー調整は可能です。ただ、同曲は地声最高音が非常に高いです。そのため、キー調整を考慮に入れても、歌いにくい部分が出てくる可能性があります。よって、歌い慣れているだけでなく、ある程度広い音域が歌えるか、もしくは高音域が得意であることが求められます。メロディー自体は非常に親しみやすいのですが、ビギナー向けではありません。

 『蕾』を原曲キーで歌唱する場合、先にも述べたようにhiD#やhiC#といった男性では高い音階が求められます。よって、高音域が非常に得意な人向けといえます。また、低音がやや辛いかもしれませんが、女性が歌唱してもよいと思います。
 同曲は歌メロが間奏を挟まずに継続しますので、スタミナなどもあるにし越したことはないです。場合によっては、オリジナルのように複数人で歌唱するのもよいと思います。それらを考慮したうえで練習に励んでください。歌唱テクニックとしては難しい部分は多くないですが、音域の広さ、キーの高さがネックになる曲です。

 『蕾』はゆったりとしたテンポの楽曲ですが、演奏時間も長くなく、また歌詞も前向きです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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