『朝顔』(折坂悠太)、Asagao(Yuta Orisaka)
【地声最低音】lowF#(F#2)
★ねえ どこlowG#[に い]owF#[た]G#[の]【Aメロ】
【地声最高音】hiA(A4)
★m2G#[い]hiA[ろ]G#[はなんか?]【アウトロ】
※ここを除くと、サビではmid2G#が多く登場します。
【裏声最高音】hiC#(C#5)
★m2E[こ]m2F#[こに][ぃ] [ね]hiC#[が]hiB[う] 願う 願う【ラストサビ】
【補足】mid2F#~hiAを含むフレーズ一覧
★ここm2E[に] m2F#[ね]m2G#地[が]う ねE[が]う ねE[が]う【サビ】
★君m2G#裏[が]hiA[あ][さ]m2F#[を]
★m2G#地[あ]F#[い]す[る]G#[よう][に]
★(その庭をえ)m2G#裏[ら]m2F#[び]今に咲hiA[く]★m2G#地[あ]F#[い]す[る]G#[よう][に]
★m2G#-F#[は]なG#[ぁぁぁ]ぁ]ぁ
★そのm2G#裏[ま]m2F#{ど][を][え]らび降りそG#地[そ]F#[ぐ]【2番サビ】
★またm2E[ど]こかであがる産声を 待ちわE[び]m2F#[て]【Cメロ】
★ (物語は)m2F#–m2G#[つ[づ]く[ぅ] G#[こ]hiA[の][ぼ]F#[く]【ラストサビ】
★ほら今に咲hiA[く]、m2G#地[花]F#[ぁ]ぁ
★m2G#[そりゃ結構]【アウトロ】
まず、折坂悠太(おりさかゆうた)さんについて少し説明します。折坂悠太さんは2013年より活動する男性シンガーソングライターです。2014年に初の自主ミニアルバム『あけぼの』を発表します。2018年にリリースされたアルバム『平成』は第11回CDショップ大賞2019の大賞を受賞するなど、大きな評価を受けました。2019年には、今回取り上げるシングル曲『朝顔』がテレビドラマの主題歌に起用されるなどし、お茶の間でも注目を集めました。
折坂悠太さんは、ジャンルとしては様々な音楽性を背景として、それをポップに落とし込んでおります。折坂さんのボーカルはこぶしのきいた日本民謡のようなニュアンスがあり、それがレゲエ、ブラジル音楽、ジャズなどに融合されております。
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さて、『朝顔』についてです。この楽曲は、2019年に男性シンガーソングライターの折坂悠太さんによりリリースされた配信限定のシングル作品です。同曲は、同名漫画を原作としたフジテレビ系のドラマ『監察医 朝顔』の主題歌に起用されました。これにより、今まで折坂さんを知らなかった人にも広く知られるようになります。シングルリリースと同時に公開されたMVは、2020年12月現在、370万回を超えております。
『朝顔』はゆったりとしたテンポのポップナンバーです。ドラマの主題歌ということもあり、AメロBメロサビといった形で歌メロが作られております。一方で、アウトロではテンポが変わり、独特のこぶしが効いた歌声で楽曲が締めくくられます。こうした点は、従来のポップスでは多くは見られない手法だと思います。
『朝顔』の歌メロ音域の特徴についてですが、低音から高音まで広く歌メロが展開されます。とりわけ低音はlowF#まで登場します。折坂さん自体の作風として必ずしもこうしたものが多いわけではないですが、この『朝顔』に関してはキー調整の融通は利きにくいです。
地声音域はmid2G#が多く登場します。最近の作品としては、キーが高い方ではないので、歌い慣れた人であれば高音域は手を付けやすいです(簡単というわけではない)。
さて、『朝顔』の音域についてですが、【地声最低音】lowF#(F#2) ~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiC#(C#5)で歌メロが作られております。一般的な男性の音域よりも広いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音lowF#はAメロで登場します。ここは、lowG#も伴っており、男性としてもかなり低めです。場合によっては、飛ばしても良いかもです。余裕のある人は頑張ってください。
一方、地声最高音hiAはアウトロで登場します。ここは音を多少外したとしても影響は少ないです。浪曲のようなこぶしの効いたニュアンスを出すことを意識した方が良いと思います。
このhiAを除くと、サビを中心にmid2G#が多く登場します。このmid2G#辺りがしっかり歌えると、全体として安定してきます。場合によっては、少しキーを調整しても良いかもです(ただ、キー調整できる余地は少ないです)。
『朝顔』は音域自体がかなり広めであり、キー調整の融通は利きにくいです。歌い慣れた人が微調整するといった形になるのではないかと思います。サビは滅茶苦茶には高くないのですが、全体としてみると初心者向けの曲とも言い難いです。
『朝顔』は最近の曲と比べて、サビ自体はそこまで高くないです。よって、歌うだけであれば難易度はそこまで高くないと思います。ただ、全体の雰囲気を原曲に近いものにするためには、やはりしっかり歌い慣れておく必要があります。
コメント
ありがとうございました。数日前に依頼した名無しです。
僕は結構声が低く、米津さんlemon の出だし「ゆめならば」あたりも自分の裏声域なので気をつけないと始めから崩壊します笑。
この折坂さんの朝顔を歌ってみるとABメロまでは自分の地声域にすっぽり収まりそうだったので、原キーでマスターしたいと思い依頼しました。
一度カラオケでこの曲を歌ったことがあったのですが、最低音あたりは相当マイクを口に寄せないと音を拾ってくれない様子だったのでlowEとかlowDあたりまで低音が出てるか、とも思ったのですがそこまでではないのですね。
サビでだいたい同じくらいの音域を地声→裏声→地声と切り替えるのが難しそうです。勢いで最初の地声は出なくはないのですが、裏から切り替えてから直後の次の地が変になりやすいです。
折坂さんの現代型民謡?みたいな独特な楽曲群にハマり、バリエーションも豊富で聴いてて飽きません。朝顔のファーストテイクもすごく良かった。。
調査していただきありがとうございました。これからも頑張って下さい。
<1番Aメロ>
ねえ どこlowG#[に] lowF#[い]lowE[た]G#[の]
窓辺には空白んで
僕lowG#[に] lowF#[つ]lowE[げ]G#[る]
だと思います。
1番のAメロのlowF#ははっきり聞こえますがlowEのほうはほぼ吐息なので気にしなくてもいいかもしれません笑
2番のAメロはlowF#,Eともに音としては聞こえないです
依頼した名無しです。
1のように言ったのはなんですが、2の方の言うようにlowF#よりはもう少し低音が出ているように感じてきました。
正しいかどうかわかりませんが、以下の2つのピアノ演奏動画ではいずれも最低音がlowD#となっているようです。参考になりましたら幸いです。
https://m.youtube.com/watch?v=Wvf1HC9sEDE
https://m.youtube.com/watch?v=Etf6QrOCZ58
>>2
細かい部分ありがとうございます。
2番Aメロの最初は私も確認できませんでした。
参考にします。
コメントありがとうございます。
>>1
カラオケの採点機能の特徴でもあるのですが、
低い音が出ていても、倍音の関係などで
高い方の音が判定音になることもあるようです。
私自身もどちらにするか迷うときがあります。
コメント欄でも「カラオケではこうだった」といった
指摘を受けることもあります
記事は目安ですので、歌唱する際には「自分はこう聞こえる」というのを
意識して良いと思います。
私自身も歌う際は、譜面は目安としてとらえ、実際に歌ってみて
「低音を意識したこっちの音の方がいいかも」とか考えたりします。
>>3
もしかしたらですが、倍音などの関係もあるのではないかと思います。
私のイメージですが、通信カラオケなどでは例えば音が2つ鳴っているとしたら
高い方の音で判定されることが時々あるように感じます。
リンクの方の動画も参考にさせていただきます。
記事は目安ですので、歌唱する際は、自分が聞こえる音を意識して良いと思います。
丁寧にコメント頂きありがとうございます。
>>6
なるほど、倍音の関係で判定しにくいこともあるのですね。初めて知りました。
確かに、正確な音階は意識しすぎない方がよさそうですね。自分には、朝顔は珍しく自分の低いところを使えそうな曲だと思ったので、D〜Eあたりの音を意識して歌ってみたいと思います。
お手数おかけしてすみませんでした。これからも閲覧させて頂きたいと思います。
>>7
倍音とかかすれた喉の音等ですね。
コメントありがとうございます。
音域が広めの曲ですが応援しています。