『Lost In My Room』(Official髭男dism)
【地声最低音】mid1F#(F#3)
★だとしても この心 芽生えてる いm1G#[つ]も [い]m1F#[ま]G#[も]【Aメロ】
★m1F#[思]m1G#[い]F#[な]おして 家路にm2F#裏[たっ]て
【地声最高音】hiB(B4) ※1番サビが顕著
★大傑作のhiB地[レール]hiA[を]とうにはB地[ずれ]【サビ】
※私見ですが、厳密に地声hiBこだわらなくてもよいと思います。
【裏声最高音】hiG#(G#5) ※ラストサビで1回
※ちなみに、裏声最低音はmid2F#であり、非常に広いレンジで裏声が求められます。
★Good hiD#[nig-][-ht]hiF# hiG#[my he][art]F# 家にまだ帰れない
※ちなみに、裏声最低音はmid2F#であり、非常に広いレンジで裏声が求められます。
【補足】mid2G#(一部略)~hiF#を含むフレーズ一覧
★くだらm2F#[なく]て オチがよhiA#裏[わく][て]【Aメロ】
★冷静hiA#裏[さ]m2F#[を得]ようとしても
★何も浮m2G#[か]hiA#[ば]hiB[ない] 大hiE[けっ]hiD#[さ]hiC#[く]hiB[の]【サビ】
★(当てもないままに) あhiB[るく]hiD–[ぼ]hiC#[く]B[を]D[だ]C#[れ]B[も]
★hiF#[見]hiD#[て]hiC#[な]hiB[どない] F#[気]D#[に][も][し]D#[ない]
★為すすhiB[べ]ひhiE–hiD#[と]つ[も]見]B–C#[つ[か]ら[な]い]
まず、『Lost In My Room』(ロスト・イン・マイ・ルーム)についてです。この楽曲は、2021年に4人組ロックバンドOfficial髭男dismによりリリースされたアルバム『Editorial』(エディトリアル)に収録されております。アルバム全14曲の最後に収められており、作品を締めくくる重要なナンバーであります。
アルバム『Editorial』には、『I LOVE…』(過去記事)、『Cry Baby』(過去記事)、『Laughter』(過去記事)などの人気曲が収められております。私自身は『Shower』という曲の歌詞が印象に残っております。以前申し上げたかもしれませんが、全体として夕暮れから夜に聴きたいひんやりとしたニュアンスの楽曲が多い良質のアルバムだと感じました。
さて、『Lost In My Room』はミドルテンポのバンドナンバーです。歌メロはAメロサビで作られております。サビでのボーカルは裏声が多用されており、その点が非常に耳に残るのではないかと思います。
『Lost In My Room』の声域的な特徴についてです。同曲は、一般的な男性の声域よりも高いレンジで作られております。上のピアノの鍵盤画像を見るとわかりますが、全体として裏声の割合が多いです。詳細には記載しておりませんが、裏声はmid2F#~hiG#まで広く使われており、裏声をどのように表現するかがカギとなる楽曲だと言えます。地声最高音hiBについては、私は厳密にはこだわらなくてもよいと思います。
最後に『Lost In My Room』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiG#(G#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の声域よりも高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。この辺りは一般的な男性であれば、ある程度発生しやしのではないかと思います。一方、女性の場合、低音域が苦手な方は若干歌いにくいかもしれませが、原曲キーでの歌唱もある程度可能な楽曲だと私は分析しております。
一方、地声最高音hiBについては、1番サビで顕著にみられます。この地声最高音hiBについては、私自身は厳密にこだわらなくてもよいと思います。声域にもよりますが、一般的な男性の場合は、hiB、hiA辺りも含め、サビのほぼ裏声で歌唱してもよいのではないかと思います。
先述しましたが、同曲はサビで裏声が多用されております。ファルセットが多く用いられ、また場面によってはヘッドボイス(強い裏声)なども使われており、繊細な裏声表現が求められます。裏声は地声よりも努力が形になりやすいといわれますが、一般的な男性の場合は、キーを下げた方が歌いやすいです。
『Lost In My Room』は低音部分に余裕があり、キー下げなどはしやすいです(男性の場合)。歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに調整することも可能だと思います。
ただ、繰り返し述べているように、同曲は裏声が多用されており、普段カラオケなどが得意な人であっても、得意ジャンルによってはすごく苦労させられるのではないかと思います。例えば、ハードロックやハードコアなど地声の高音域が要求されるロック系の楽曲は、当ブログでもアクセスが集まりやすいのですが、今回の『Lost In My Room』そうした楽曲とは別の訓練が必要になります。私なりの解釈ですが、クラシック音楽、R&Bなどに馴染みのある人の方がアプローチしやすい楽曲です(ヒゲダンはR&B色の強いバンドでありますが)。
『Lost In My Room』を原曲キーで歌唱する場合、とりわけhiD#~hiG#辺りの裏声がしっかり歌いこなせることが必須になります。近似する作品としては、King Gnuの井口さんがメインボーカルを務める作品、またMrs. GREEN APPLEのバラード曲などが当てはまると思います。また、私自身は以前に別のバンドの曲で紹介したのですが、英国の女性歌手サラ・ブライトマンなどの作品もCM曲などに用いられており、参照しやすいのではないかと思います。声域的には女性の方がチャレンジしやすいかもしれません。
『Lost In My Room』はカラオケなどで盛り上がる類の曲ではありませんが、歌いこなせると非常に映える作品であります。また、裏声の練習にはよい曲だと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
Michael Jackson/ Rock with you
リクエストします。
リストアップしておきます。
当ブログではマイケルは全く取り上げてないですね。
同バンドの「Shower」についても、リクエストお願い申し上げます。
リストアップしておきます。
リクエストありがとうございます。
難易度をS(非常に難しい)、A(難しい)、B(やや難しい)、C(難しくない)と分けるとすると。男性がこの曲を歌い上げる難易度は上記のS~Cのどれに当てはまるでしょうか?くだらない質問ですみません!♀️
私なりの感覚ですが、Sですね。
地声最高音は滅茶苦茶には高くないので
その点ではほかのヒゲダン曲よりとっつきやすそうです。
ただ、裏声に関しては、このレベルで使いこなすのは滅茶苦茶に大変です。
それを考慮して、Sとしました。
ご意見頂きありがとうございます!!