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『Rock With You』(Michael Jackson)の音域 [1979年の作品]

 こんにちは。今回はMichael Jackson[マイケル・ジャクソン]の『Rock With You』(1979)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
 なお、今回は、副旋律の部分で、hiD(D5)が登場しますが、裏声最高音には含めておりません。その点はご了承ください。


『Rock With You』(Michael Jackson)
『Rock With You』(Michael Jackson)の音域






【地声最低音】mid1F(F3) 

★Girl, close your eyes Let that m1F[rhy]thm get into m1F[you]【Aメロ】
m2G#[Out] m2F[on] the floor There ain’t m1F[no]body there but [us]【2番Aメロ】


【地声最高音】hiB(B4)  ※ラストサビ[転調+1]で5回程度

★I wanna hiB[rock](All m2F#[night]) With you F#[girl] (Sunl[ight]F#)【ラストサビ
hiB[Rock with] hiA[yo]u, B[rock] A[with yo]u girl (Yeah) (All night)
★I wanna hiB[rock] m2F#[with] you (Yeah) (All night)


【補足】mid2FhiA#を含むフレーズ一覧

★You gotta feel m2D#[that] m2F[heat]【Bメロ】
★ And m2G#[we can] m2F#[ride the] m2F[boo]gi
★Share that m2F[beat] m2F#[of] m2G#[love]

★I wanna hiA#[rock] m2F{with] you (All [night])【サビ】
m2G#[Dance] m2F[you]  into day (Sun[light]m2F#)
★We’re gonna m2F#[rock] m2F[the] night F[awa]y

m2F[Girl, when] m2F#[you] m2G#[dance]【2番Aメロ】
m2F[There’]s a [ma]gic that hiA#[must] [b]e [lo]ve
m2F[Just] m2G#[ take] it slow ‘Cause we got so m2F#[far] m2F{to] go

★You know that hiA#[love] m2F[sur]vives【Cメロ】
☆I hiA[wa]nna hIC#[rock] hiA#[with] you I [wa]nna hiD[groove] [with] you【ラストサビ前の副旋律】

m2G[Dance the] hiA[night] GF#[a]wa]y【ラストサビ[転調+1]】
hiA[Rock] m2F#[you] into day (Sunlight)

※地声のhiA#は7回程度

 まず、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんについて少し説明します。マイケル・ジャクソンさんは1960年代末に、兄弟で結成したボーカルグループ・ジャクソン5のメインボーカルとして11歳でプロデビューします。ジャクソン5はアイドルとして社会的なヒットを記録しました。
 グループとしての活動の傍ら、マイケルさんはソロとしてもキャリアを積み始めます。その中で、1979年にリリースされたアルバム『オフ・ザ・ウォール』(Off The Wall)がロングセラーを記録、1982年には、アルバム『スリラー 』(Thriller)が爆発的にヒットし、その地位を確固たるものにしていきました。

 マイケルさんの音楽ジャンルとしては、ソウル、R&B、ディスコなどにあたります。彼の携わった楽曲・歌唱パフォーマンスは、ジャクソン5時代を含め、後世の音楽にも多大なる影響を与えました(J-POPにも影響を与えました)。そうしたことから、マイケルさんは『キング・オブ・ポップ』の敬称でも知られております。また、音楽セールスとしてもビートルズに次ぐ歴代2位の売上を記録し、人気と実力ともに、世界最高のエンターテイナーといえます。残念ながら、2009年に50歳の若さで逝去されましたが、その影響は今もなお留まるところを知りません。


 さて、『Rock With You』(ロック・ウィズ・ユー)についてです。この楽曲は、1979年にリリースされたシングル作品です。アルバムの『オフ・ザ・ウォール』に収められ、その後シングルカットされました。
 同アルバムは、それ以前のアルバムとは異なり、プロデューサーにクインシー・ジョーンズが迎えられました。また、マイケルの自作曲なども含め、歌手の意向が大きく取り入れられます。そうしたこともあってか、同アルバムはロングセールスなり、全世界で2000万枚以上の記録的なヒットとなりました。マイケルさんのソロとしての出世作であり、代表的なアルバムの1つといえます。

 『Rock With You』は作詞作曲をロッド・テンパートンさん、プロデュースを先述のクインシー・ジョーンズさんが担当しております。両者は、マイケルさんの代表曲スリラーなども担当しております。とりわけ、クインシー・ジョーンズ氏は、『オフ・ザ・ウォール』、『スリラー』、『バッド』の3作に携わりました。


 さて、『Rock With You』の音域的な特徴についてです。同曲は、ミドルテンポのR&Bであり、男性としては高めのレンジで歌メロが作られております。そのため、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。同曲は、Aメロは比較的低めですが、Bメロサビ辺りからmid2F以上の登場頻度が高くなります。また、ラストのサビで転調が行われ、キーが1つ上がります。
 ちなみに、同曲は音域的には女性が原曲キーで歌唱することも可能です。ただ、女性の得意なレンジなどを考慮すると少しキーを上げても良いかもしれません。


 最後に『Rock With You』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1FはAメロで登場します。この辺りは、一般的な男性の音域の範囲内であります。反面、女性にとっては若干歌いにくいかもしれません。ただ、原曲でもそこまで重要なポイントではないですので、あまり気にしなくてもよいと思います。
 同曲は、音域的には女性が原曲キーで歌唱することが可能であります。ただ、一般的には少しキーを上げた方が歌いやすいのではないかと思います。原キーの場合は、「標準より(やや)低めくらいの女性」が合いやすいと思います。

 一方、地声最高音hiBはラストサビで登場します。登場回数は5回程度です。同曲はラストのサビで転調が行われ、キーが1つ上がります。そのため、通常のサビではhiA#が登場し、曲全体では7回程度見られます。そのため、一般的な男性は通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度を目安に下げてみてください。


 『Rock With You』は低音域に余地があり、キー下げなどはしやすいです。歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに調整することができるといえます。反面、同曲は英語詞であり、またマイケルさんの抑揚の付け方なども特徴的です。そのため、キー調整などを行ったとしてもビギナーがすぐに歌いこなすのは難しいのではないかと思います。その点は留意しておいてください。

 『Rock With You』を原曲キーで歌唱する場合、hiA#,hiBといった音階を地声で歌いこなせる力が求められます。また、曲全体を通して、mid2F~mid2G#辺りの頻度も高いです。そのため、「ある程度高音域が得意な男性」などが歌いやすいといえます。また、先述のように、「標準よりやや低めの女性」などもチャレンジしやすいと思います。


 『Rock With You』は、マイケルジャクソンの作品でも重要な楽曲であり、特にR&Bなどが好きな方には学びが大きいのではないかと思います。私自身も非常に、耳に残った作品です。英語詞ということで少しハードルはありますが、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. あああああああ より:

    こんにちは
    My hair is bad のドラマみたいだ
    をリクエストします
    宜しくお願いします

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます。
      マイヘアは別の曲にもリクエストが来てるので
      もしかしたら、時間を戴くかもしれません。
      なるべき早く記事に出来るように努めます。