なお、『サイレント・イヴ』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでは辛島美登里さん自身のライブ映像が公開されております。よって、当ブログにおいてもその動画を添付いたします。
『サイレント・イヴ』(辛島美登里)、Silent Eve(Midori Karashima)
【地声最低音】mid1G#(G#3)
★m2A#–m1G#[い[く]つ]もあm2G#[い]を G#[か]さ]ねても【Bメロ】
【地声最高音】hiC(C5) ※全体で8回
★こm2G#[こ]ろが求hiC地[め]る場所を思い出m2A#[す]の【Aメロ】
★なぜ大事hiC–hiA#[な]夜]に あなたはいA#–m2G#[な]い]の【Bメロ】
★けしてあm2G#–hiA#[な[た]の]た[めA#–hiC[じゃ[な][い]【サビ】
※AメロBメロなどは裏声でもよさそうです
【補足】mid2G#~hiA#を含むフレーズ一覧
★m2G–m2G#[真っ[し]ろな] [粉G#[ゆ]き 人は立ち[止]まm2A#[り]【Aメロ】
★m2A#[さ]ようなm2G#–hiA#[ら[を] 2A#[決]めたこ[とA#[は]【サビ】
★ふあm2G–m2G#[ん[に] 揺[れ]る]キャンドル 悲し[か]ったから
★hiA#–m2G#[も]う[二]度と] ふ[た]りのことを 邪魔したりしない
まず、『サイレント・イヴ』についてです。この楽曲は、1990年に女性シンガーソングライターの辛島美登里(からしまみどり)さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、翌年にリリースされた『GREEN』に初収録されました。同アルバムには、アニメ『YAWARA!』の主題歌になった『笑顔を探して』なども収められております。
さて、『サイレント・イヴ』は、当時のテレビドラマ『クリスマス・イブ』の主題歌に起用され、大きなヒットとなりした。今もなおクリスマスソングの定番曲の1つであり、カバーも多くなされております。2022年には、女性2人組歌手のClarisがカバーしました(原曲キーよりも1つ高いキーです)。また、テレビのカラオケ番組などでも時々歌われており、そうした番組が好きな方はお馴染みかもしれません。
『サイレント・イヴ』はストリングスなどを基調としたスローナンバーです。歌メロはAメロBメロサビと展開し、全体的に親しみやすいメロディーで作られております。メロは2コーラスのみで、Dメロやラストサビはありません。作詞作曲は辛島美登里さん自身、編曲は若草恵さんによりなされております。若草さんは坂本冬美さんの『夜桜お七』、美空ひばりさんの『愛燦燦』などのアレンジでも知られます。
『サイレント・イヴ』の音域的な特徴についてです。同曲は、大よそ一般的な女性の音域の範囲内で歌メロが作られております。また、低音域に若干余地があるため、キー下げも可能です。
同曲は、先述のようにカラオケ番組などでも選曲される人気曲です。力量は求められますが、ボーカルの良さが活きやすく、練習曲としても使いやすい印象です。私個人としては、メロディーだけでなく歌詞なども耳に残りました。特に、2番Aメロの【本当は誰れもが やさしくなりたい それでも天使に 人はなれないから】というフレーズが印象的です。
最後に『サイレント・イヴ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1G#はBメロで登場します。この辺りは一般的な女性の音域の範囲内です。ただ、同曲は、サビ等でもmid2A#が登場するなど、低音~高音まで広く求められる作品です。低音だからといって手を抜かずに、しっかり練習したいところです。
次に、地声最高音hiCについてはAメロ~サビまで広く登場します。登場回数は8回です。この辺りは女性の音域の範囲内ですが、Aメロ~サビまで広くみられるため、同じhiCでも表現に違いを付ける必要がありそうです。場合によっては、hiCの一部で裏声を使うなどしてもよいかもしれません。高音域が苦手な方や歌い慣れていない人は、キーを下げて歌うのもよいと思います。
『サイレント・イヴ』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、大よそ自分の得意なレンジに調整することができると思います。一方で、同曲はバラード曲ということもあり、歌い手の表現力が求められます。音域的には取っ付きやすそうですが、辛島さんのような歌唱をするためには練習が不可欠となります。その点は留意しておいてください。
『サイレント・イヴ』を原曲キーで歌唱する場合、高音域についてはmid2G~hiC辺りをしっかり歌いこなせる力が求められます。また、サビでmid2A#辺りが登場するなど低音~高音まで安定感が必要になります。原曲キーの場合は、「標準的な音域~ある程度高音域が得意な女性」等がマッチしやすいのではないかと感じました。
同曲は、音域的には標準的なレンジになります。そのため、辛島さんの歌唱表現も多くの人の参考になるのではないかと思います。
『サイレント・イヴ』はボーカルの活きやすいバラード曲であり、歌いこなせると気持ちが良さそうです。個人的には歌詞も非常に印象に残った作品です。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「転がる岩、君に朝が降る」をお願いします
…お察しの通り結束バンドバージョンのキーも知りたいです(本当は結束バンドの方でリクエストしたいのですが枠が…笑)
リストアップしておきます。
どっちも記事にしたいですね。
リクエストありがとうございます。