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『テオ』( Omoi ) の 音域

こんにちは。今回はOmoiの『テオ』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
 なお、今回はボカロ曲ということもあり、地声と裏声の区別がしにくいです。そのため、今回は裏声地声を区別せずに、【最高音】としております。


『テオ』(Omoi)、Teo(Omoi)
『テオ』(Omoi)の音域







【地声最低音】mid2D#(D#4) 

★考hiA[え]る このまま[い]つまで 隠しm2D#[てお]けるかな【Aメロ】
★こうやってhiC#hiBA[ぼ]く]ら]また逢m2D#[え]るから


【最高音】hihiA(A5) ※サビなどを中心に18回程度

★今まで奪われてた分は 取り戻hiC#[す]hihiAhiG#hIF#[ま]で]さ]【Aメロ】
★(それだけで僕らは)hiEhiF#hiG#hihiA[飛[べ[る[の]さ]【サビ】
hiG#hiF#[離さ]な][でG#[よ]hihiAG#[差]し]を]
★繋いでいhiEhiF#[て[よ] hihiAhiG#[手]を] A[手]を]


【補足】hiEhiG#を含むフレーズ一覧

★もっhiEhiD#[と][ラ][ラ][ラ] [ラ][ラhiF#[さ]せ][て][よ]E【サビ】
hiF#hiE[僕た]ち][もF#[う] 止まらhiG#F#[な]い]よ]
hiEhiD#[魔法]が][けE[る] それE[ま]で]

 まず、『テオ』についてです。この楽曲は、2人組ボカロPユニットOmoiによりリリースされたボカロ曲です。同曲はOmoiの代表的なボカロ曲の1つであり、ニコニコ動画にて自身初のミリオン再生を記録、YouTubeチャンネルで公開された動画も1200万回を超える再生回数を記録しております。

 さて、『テオ』はシンセアレンジの効いたアッパーなロック曲です。歌メロはAメロサビ×2で構成されており、比較的シンプルです。演奏時間は3分半程度ですが、全体としてサビの尺が長いです。使用されたボーカロイドは初音ミクです。


 『テオ』の音域的な特徴についてです。同曲は、ボカロ曲ということもあり、女性の音域としては極めて高いレンジで歌メロが作られております。一般的な女性は通常はキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、今回は高音域が非常に高いですので、キーを下げるよりも、「キーを4つ程度上げてオク下げで歌うのがよい」のではないかと私は推測しました。
 『テオ』はAメロサビでメロが構成されます。Aメロは相対的に低音が低く、サビで大きく盛り上がります。Aメロとサビでメリハリのある表現を意識したいです。

 ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、今回の楽曲はキーが非常に高いため、ある程度高音域が得意な人でも「原曲をオク下げで歌う」のが合いやすいと思います。標準的な男性はキーを少し下げて、オク下げで歌うとより合いやすいと推測されます。オク下げでそのまま歌える人もいる分、男性の方がキー調整をしやすいかもしれません。



 最後に『テオ』の音域についてですが、【地声最低音】mid2D#(D#4)~【最高音】hihiA(A5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べて極めて高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid2D#はAメロで登場します。mid2D#は女性曲の最低音としても比較的高いため、相対的に中高音域の登場回数が多くなります。最低音だけを見ても、『テオ』の高音域が大変であることが示唆されております。

 次に、最高音hihiAはサビ等で登場します。登場回数は18回と多いです。今回はhiE~hiG#といった高音域の非常に多いため、一般的な女性にとっては極めて高いレンジであります。通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、「原曲キーから3~4つ程度あげて、1オクターブ下のメロで歌う」とマッチしやすそうです。


 『テオ』は音域自体は滅茶苦茶には広くないため、キー調整は可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意なレンジに調整することができると思います。ただ、同曲の音域はmid2D#~hihiAでり、女性の声域としてはかなり高いです。そのため、大きなキー調整が必要になり、メロに違和感などを感じる人も多いかもしれません。
 同曲は、歌メロ自体は非常に親しみやすく、覚えやすそうです。そのため、自分が歌いやすいレンジに調整することができるのであれば、非常に楽しく歌える楽曲なのではないかと思います。私人も非常に耳に残った楽曲です。

 『テオ』を原曲キーで歌唱する場合、hiD#~hihiAといったレンジをしっかり歌いこなせることが求められます。この辺りは高音域が非常に得意な女性にとってもかなり高いレンジであります。そのため、私自身は、「高音域が極めて高い女性」などが限定的に原キー歌唱ができるのではないかと推測しました(あえて「歌いやすい」「マッチしやすい」とか書きませんでした)
 一方、男性の場合、「ある程度高音域が得意な男性」などはオク下げではありますが、原曲キーで歌うことは可能です。場合によっては、「Aメロを女性が歌い、サビを男性がオク下げで歌う」といったコラボなども面白いかもしれません。


 『テオ』はアッパーなバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。個人的には言葉の使い方や歌詞も非常に耳に残りました。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. ぴよぴよ より:

    リクエストです!

    NICO Touches the Wallsのニワカ雨ニモ負ケズをお願いします!

  2. 扁平足 より:

    ミクの日に投稿 嬉しいです(´˘`*)
    ユニコーンさんの「すばらしい日々」
    ゆずさんの「栄光の架橋」
    GARNET CROWさんの「夏の幻」
    Syrup16gさんの「Reborn」
    を是非 取り上げてほしいです。一度にたくさん すみません。
    お忙しいとは思いますが、お願いします。

    • もりっしー より:

      ミクの日お気づきいただきありがとうございます。
      楽曲についてはいずれもリストアップしておきます。