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『ひとりぼっち東京』( 結束バンド ) の 音域

こんにちは。今回は結束バンドの『ひとりぼっち東京』(2022)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
 なお、『ひとりぼっち東京』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルではミュージックビデオなどが公開されてません。ただ、ギタリストのかずきさんが公式コラボの動画をアップされております。当ブログではその動画を添付いたします。


『ひとりぼっち東京』(結束バンド)、Hitoribocchi Tokyo(Kessoku Band)
『ひとりぼっち東京』(結束バンド)の音域






【地声最低音】mid2A(A3) 

m2A[人]の波に乗って抜ける駅のかいm2G[さ]【Aメロ】


【地声最高音】hiC(C5) ※全体で20回程度

★ギhiChiB[タ][の]お])とが あhiAG[つ][な]る]のは【サビ】
★ちょっm2G[と]hiChiB[しく]見えた東[京]
★なhiA[ん][っ]hiBhiC[いい[よ] BC[好き[な]も]の]やこと[な]らハッピー【2番Aメロ】


【補足】mid2G(一部略)hiA#を含むフレーズ一覧

m2GhiA[ひ[と]り]ぼっち東[京] 優しくない街[に]降りた【Aメロ】
★いm2G[くよ] hiA[せ]ーの] 重いドm2F[ア]を押せば【Bメロ】
hiAm2Gm2F[変]わ]れ]るような気がしG[て]
★あm2GhiA[いだ[は] さみしm2F[く]ないんだよ【サビ】

hiA#m2G#G[大]都会]そ]らに向かって【Dメロ】
m2G#[伸び]ていhiA#[く]ビ]ルに夕[焼]け
★影引m2Gm2G#[き[連]れ]てゆけ ひ[とG#[り]じゃな]

 まず、『ひとりぼっち東京』についてです。2022年にアニメ『ぼっち・ざ・ろっく』に登場するのロックバンド【結束バンド】によりリリースされたEP『青春コンプレックス』のカップリング曲です。アルバムとしては、12月に発売されたアルバム『結束バンド』に初収録されました。

 『ひとりぼっち東京』は、はまじあきさんの同名漫画を原作としたアニメ『ぼっち・ざ・ろっく』に関連した楽曲ではありますが、作中では演奏されるわけではありません。ただ、アルバム『結束バンド』は2000年以降の邦楽ロックの1つのトレンドを踏襲しており、そうした中で、同曲も一定の評価をされております。


 『ひとりぼっち東京』はアッパーなロックナンバーです。曲調としてはシリアスな印象がある内容であり、『ギターと孤独と蒼い惑星』(過去記事)などと近いニュアンスなのではないかと思います。歌メロはAメロBメロサビと展開します。作詞は樋口愛さん、作曲は永井正道さん、編曲は三井律郎さんによりなされました。永井さんはアニメソングやキャラソン、声優への楽曲提供などに縁の深いアレンジャーです。
 同曲の歌詞はタイトルにあるように、上京した不安や期待が歌われております。今の時期は進学や就職などで新しい街に旅立つ人も多いと思いますが、そうした方々に寄り添うような歌詞内容なのではないかと思います。



 『ひとりぼっち東京』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域の範囲内、もしくはやや高めで歌メロが作られております。低音域には余地があるため、人によってはキーを下げて歌うのもよいと思います。
 同曲は、全体でみるとhiA辺りの登場回数が多いです。そのため、標準的な音域の女性だと、もしかしたら少し高く感じやすいかもしれません(体力的にもしんどくなりやすい)。一方、中高音が多い分、「ある程度高音域が得意な女性だと非常にマッチしやすい」音域でもあります。

 ちなみに、男性が同曲を歌う場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。高音域が得意な人だと原曲キーでの歌唱出来うる可能性がありますが、今回はhiAなどの回数が多いため、体力的につらくなりやすいのではないかと推測されます。ボーカル長谷川育美さんの歌唱ニュアンスなども考えるとキーを下げるのが無難だと思います。



 最後に『ひとりぼっち東京』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内、もしくはやや高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音hiCについてはサビで登場します。登場回数は20回と多く、いずれもhiBとのコンボになります。hiCは女性の音域の範囲内とされることが多いですが、一般的な音域の女性はキーを少し下げてもよいかもしれません。この辺りは実際に歌唱して微調整してください。

 ※通常、hiCが地声最高音となる女性曲は、当ブログでは「一般的な女性の音域の範囲内」とすることが多いです。ただ、今回はhiCの登場回数等を考え、「標準よりやや高め」としました。


 『ひとりぼっち東京』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。同曲は音域自体はそこまで広くなく、キー調整の融通は利きやすいです。そのため、練習曲としては比較的使いやすいのではないかと推測されます。
 一方、同曲はDメロでは転調が行われ、キーが変わっております。その場面については、聞き慣れていないと音程が取りにくい可能性があります。そうした点に留意して練習に臨みたいです。

 『ひとりぼっち東京』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiCといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回は曲全体でhiAの登場回数が多いことなどを考慮すると、標準的な音域の女性だと体力的に辛くなりやすいと私は推測しました。そのため、「標準よりやや高め~ある程度高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました(大よその目安です)。


 『ひとりぼっち東京』はアッパーなバンド曲であり、今の時期などは特に合いやすいと思います。私も大学時代に上京したことを少し思い出しました。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. ぴたっくま より:

    「あのバンド」と全く同じ感想ですね、女性曲では歌いやすく感じましたがhiC多いです
    HiCが実質最高音の女性曲はマシなのかもしれないですね

    • もりっしー より:

      ぴたっくまさんありがとうございます。
      この曲は結束バンドの中では比較的取っつきやすい部類かもですね。
      関係ないですが、「いくよ、せーの」がいつもツボです。

      • ぴたっくま より:

        郁代が名前呼びして顔面崩壊するのを見た上で「郁代、せーの」って歌わせるぼっちの心情考えると草ですよね、あとこの曲演奏は激しいのですが曲にミドルテンポ感があるというかそこのバランスが好きです、間奏のギターソロとか特に良いので若者にも飛ばして欲しくないですね
        これで結束バンドのリクエストは無くなってしまうので次はDistortion!!とひみつ基地をお願いします
        また音源入手がどうなるかわかりませんがSICK HACK「ワタシダケユウレイ」も予約させていただきます(リリースは来月です)

        • もりっしー より:

          結束バンドはバンドアンサンブルも醍醐味ですよね。

          いずれもリストアップしておきます。
          他にフラッシュバッカーにリクエストが来てるので先にそちらを取り上げるかもです。