こんにちは。今回はASIAN KUNG-FU GENERATIONの『遥か彼方』(2002)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『遥か彼方』(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、Haruka Kanata
『遥か彼方』(ASIAN KUNG-FU GENERATION)









【地声最低音】mid2B(B3)  

★踏m2B[み][む]ぜアクセ[ル](Aメロ冒頭)


【地声最高音】hiA(A4)  ※曲全体で3回

★ずっm2F#[と]そう、m2G#[遠]hiA[く]G#[へ](1~2番サビ)
★m2E[だか]m2F#[ら]E[もっと…遥か]hiA[かな]m2G#[た](1番サビ)


【補足】mid2E(一部略)mid2G#辺りの注意点

m2F#[そう]だよ m2F#[よ]m2G#[る]F#{を]ぬける(Aメロ)
★開いてm2E[ギュっ]と引き寄[せ]m2G#[ら](Bメロ)
★(届くよきっと伝うよもっと さあ) m2G#[Ah]

m2E[生き急い]m2G#[で]E[搾り取っ]G#[て](サビ)  
m2E[も]m2F#[つ]m2G#[れる]F#[あ]E[し]

m2G#[嗚呼]m2E[遥]m2F#[か]G#[か]m2F#[な]m2E[ぁた](2番サビ)

★偽m2F#[る]ぅこF#[と]m2G#[に]F#[慣]れた(アウトロ)
★ 君m2G#[のせ]m2F#[か]F#[を] 

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 まず、ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアンカンフージェネレーション)について少し説明します。アジカンは、1996年に結成、2002年にメジャーデビューしたロックバンドです。ジャンルとしては、パワーポップ、エモなどにあたります。『NARUTO』や『鋼の錬金術師』など人気アニメのタイアップでよく知っている人も多いと思います。
 代表的なシングル曲としては、『リライト』、『ソラニン』などがよく知られているのではないかと思います。私自身は、シングル曲では『ブルートレイン』、『ボーイズ&ガールズ』なども好きです。00年代にデビューしたロックバンドの中でも、非常に大きな影響を与え続けているグループの1つではないかと私は考えております。

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 さて、『遥か彼方』についてです。この楽曲は、2002年にASIAN KUN-FU GENERATIONによりリリースされたアルバム『崩壊アンプリファー』に収録されております。インディーズ時代の作品でありますが、メジャーデビュー後にテレビアニメ『NARUTO』のオープニング曲としてタイアップが付きました。当時アニメを見ていた人には思い出深い楽曲かもしれません。後にベストアルバムにも収録された人気曲です。

 『遥か彼方』はアップテンポのロックナンバーです。初期のころに顕著にみられるのですが、ボーカル後藤正文さんのシャウトがかった歌声も非常に特徴的です。この辺りはカラオケで難しい部分になるかもしれません。歌メロはAメロBメロサビで構成されていますが、ラストのサビがなく、2番サビ終了後に歌メロを含んだアウトロに向かいます。
 



 さて、『遥か彼方』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。以下、見ています。

 まず、地声最高音hiAについてですが、サビで登場します。最高音hiAの登場回数は少なめですが、上述のように楽曲全体を通してmid2E~mid2G#といった高めの音が連続的に登場します。一般的な男性の場合は、キーを下げて歌唱した方が歌いやすいと思います。

 同曲は、先にも述べましたように、ボーカルの叫びのような歌声が特徴的です。音程が合っていることも重要ですが、楽曲のニュアンスを表現する場合、そうした上手くコントロールされた叫び声を意識することの方が大切であると個人的には考えております
 私個人の話ですが、私はカラオケなどではアジカンの楽曲(特に初期)に苦手意識を持っています。どうしてもこのシャウトがかったボーカルというのが上手く表現できずにいます。キーの調整をする際は、高音域で叫び声をコントロールしやすいキーを探すというのも手段だと思います。

 『遥か彼方』は音域自体はかなり狭めであり、キーの調整はしやすいです。その点で、歌い慣れていない人向けの調整も可能であると思います。ただ、ボーカルのシャウトなど、難しい部分があるので、全体でみると、やはり歌い慣れた人向けの作品だといえます。
 音域自体が狭めですが、キーは低くないので、原曲キーの場合は持久力が要求されます。カラオケなどでイメージされる難曲とは方向性が違いますが、歌唱難易度がかなり高い作品だと個人的には考えております。最近は、後藤正文さんは初期ほど叫び声を強調しなくなってきておりますので、ライブ盤の歌唱なども参考になりやすいと思います。