『生きるよすが』(月詠み)
【地声最低音】mid1F#(F#3) ※回数は1回のみ
★それじゃ空いた穴m2A[は] m1F#–2A[埋]め]られな2A[い]【Aメロ】
★出来ない 解らない 変m2A[わ]らない【Bメロ】
【地声最高音】hiD(D5) ※サビおよびラストサビ[転調+1]で4回
★よhiC#地–B[る]の]藍に[咲いC#–hiD地[て[満ち]てい]け]生きるhiE裏–B–C#裏[よ]す[が]【通常サビ】
☆生hiD地–hiC[き]ろ] 愛も[何D–hiD#裏[も[無く]たっ]て]C地 明けるhiF裏–C–D[よ]る[だ]【ラストサビ[+1]】
★hiD地–hiC–A#[生]ま]れた]C–D地[わ[け]なんてあ[と]付[け]だっていい
※☆の場面はhiFが地声っぽく聞こえるが、今回は地声最高音hiDとします
【裏声最高音】hihiA#(A#5) ※ラストサビで1回
★欠けhiF裏[た]ここ[ろ]を埋めてhihiA裏–hihiA#[くれ[よ]【ラストサビ[転調+1]】
【補足】hiB~hiFを含むフレーズ一覧
★(生きているだとか) この機械みたいなhiA[ここ]ろでさ【Aメロ】
★差した茜に hiA[手を]伸[ばhiB[す]【2番Aメロ】
★hiA[じ]か[ん]も[か]ねA–hiB^-hiD裏–C#裏[も[無]駄[に[な]る]hiC#地–B[か]も]な]【2番Bメロ】
★C#裏–D–hiE[ここ[に[生]hiC#地–B^[ま]れ[た]か])ら
★(散る為に咲く)はhiD#裏–D–C地–A#[な]なん]て]無]い[だろ]【ラストサビ[転調+1]】
★みhiC地–hiF[に[くい]ほ[どF裏–D#–D^-C地[に]う]つ[く]しい])も]のを
★hiA#[く]らいA#–hiC地[夜[のよ]す[が])hiD裏[に] C地[な]れ[る]
★神hiC地–hiD裏[さ[ま]にC地–hiD–D#^[願[う[の]は]
★hiF裏–D#–D–hiC地[た]だ]ひ]と]つ[だD裏[け]
まず、『生きるよすが』についてです。この楽曲は、2021年にボカロPのユリイ・カノンさんによる音楽プロジェクト月詠み(つくよみ)によりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2022年のミニアルバム『月が満ちる』に初収録されました。同アルバムには、『メデ』、『ヨダカ』、『アメイセンソウ』などの配信シングル曲が収録されております。
『生きるよすが』はアッパーなバンド曲であり、2021年に発表されました。月詠みのシングル曲としてはYouTubeチャンネルで最も多くの再生回数を獲得しており、2023年11月現在の再生回数は1000万回を超えております。月詠みの代表的なシングル曲の1つと言えると思います。
『生きるよすが』はアッパーなバンド曲です。頭サビで歌メロがはじまり、AメロBメロサビと展開します。また、ラストサビでは転調が行われ、キーが1つ上がります。全体的にメロが良く、多くの人に耳馴染みしやすい作品だと思います。一方、メロのアップダウンが激しいなど、歌いこなすには難しそうな場面もあり、この辺りはユリイ・カノンさんがボカロPとして活躍されている側面も垣間見えます。作詞作曲はユリイ・カノンさん、編曲は月詠みによりなされました。
『生きるよすが』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲はAメロBメロについては中低音域中心、サビで大きく盛り上がります。このため、音域が広く、低音~高音まで広いレンジが求められます。サビについては地声の中高音域が多く登場するだけでなく、裏声なども多用されます。そのため、器用な地声と裏声の使い分けが不可欠になります。今回の裏声は瞬間的にかなり高いレンジが要求されるため、難易度も高いです。
最後に『生きるよすが』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hihiA#(A#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域としては、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。このmid1F#は歌えるに越したことはないですが、低音域が苦手な方は、mid2A辺りで代用してもよいのではないかと私は推測しております。低音域についてはmid2A辺りが安定すると形になりやすいと私は分析しました。
次に、地声最高音hiDはサビやラストサビで登場します。登場回数は4回程度です。このhiDに次ぐ地声高音としてはhiC#,hiCといった中高音域が多く見られます。またhiF#,hiD#などの裏声が多用されていることから、女性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください(このキーでも裏声は高い場面がある)。
『生きるよすが』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意とするレンジに調整することができると思います。ただ、今回の楽曲は裏声も多く多用されており、器用な発声が不可欠になります。裏声は原キーだとhihiAなどに達する場面もありますので、どうしても一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。
同曲はメロディー自体は比較的分かりやすいです。ただ、先述のように急激に高い裏声が登場したり、息継ぎなどがしにくそうな場面もあるなど、ボカロ曲のような難しさもあります。キー調整をするにしても、やはり歌い慣れた人向けの楽曲だといえそうです。難易度は高いですが、歌いこなせると気持ちいいと思います。
『生きるよすが』を原曲キーで歌唱する場合、地声でhiB~hiDといった中高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。こうした高音はサビで登場しますが、今回はサビの尺が長く、体感的に高く感じやすいです。また、裏声でもhiD~hiF(一部でhihiA#など)が登場し、相対的に高音感があります。
こうしたことを踏まえると、「高音域が(非常に)得意な女性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①AメロBメロは中低音が多く、サビで大きく盛り上がる
②原キーだと「高音域が(非常に)得意な女性」などに合いそう
③裏声が多用され、メロが急激に上下する場面もある(器用な発声が不可欠)
④メロは比較的分かりやすいが、サビは息継ぎなどが大変そう
※☆の場面はhiFが地声っぽく聞こえるが、今回は地声最高音hiDとします
【裏声最高音】hihiA#(A#5) ※ラストサビで1回
★欠けhiF裏[た]ここ[ろ]を埋めてhihiA裏–hihiA#[くれ[よ]【ラストサビ[転調+1]】
【補足】hiB~hiFを含むフレーズ一覧
★(生きているだとか) この機械みたいなhiA[ここ]ろでさ【Aメロ】
★差した茜に hiA[手を]伸[ばhiB[す]【2番Aメロ】
★hiA[じ]か[ん]も[か]ねA–hiB^-hiD裏–C#裏[も[無]駄[に[な]る]hiC#地–B[か]も]な]【2番Bメロ】
★C#裏–D–hiE[ここ[に[生]hiC#地–B^[ま]れ[た]か])ら
★(散る為に咲く)はhiD#裏–D–C地–A#[な]なん]て]無]い[だろ]【ラストサビ[転調+1]】
★みhiC地–hiF[に[くい]ほ[どF裏–D#–D^-C地[に]う]つ[く]しい])も]のを
★hiA#[く]らいA#–hiC地[夜[のよ]す[が])hiD裏[に] C地[な]れ[る]
★神hiC地–hiD裏[さ[ま]にC地–hiD–D#^[願[う[の]は]
★hiF裏–D#–D–hiC地[た]だ]ひ]と]つ[だD裏[け]
まず、『生きるよすが』についてです。この楽曲は、2021年にボカロPのユリイ・カノンさんによる音楽プロジェクト月詠み(つくよみ)によりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2022年のミニアルバム『月が満ちる』に初収録されました。同アルバムには、『メデ』、『ヨダカ』、『アメイセンソウ』などの配信シングル曲が収録されております。
『生きるよすが』はアッパーなバンド曲であり、2021年に発表されました。月詠みのシングル曲としてはYouTubeチャンネルで最も多くの再生回数を獲得しており、2023年11月現在の再生回数は1000万回を超えております。月詠みの代表的なシングル曲の1つと言えると思います。
『生きるよすが』はアッパーなバンド曲です。頭サビで歌メロがはじまり、AメロBメロサビと展開します。また、ラストサビでは転調が行われ、キーが1つ上がります。全体的にメロが良く、多くの人に耳馴染みしやすい作品だと思います。一方、メロのアップダウンが激しいなど、歌いこなすには難しそうな場面もあり、この辺りはユリイ・カノンさんがボカロPとして活躍されている側面も垣間見えます。作詞作曲はユリイ・カノンさん、編曲は月詠みによりなされました。
『生きるよすが』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲はAメロBメロについては中低音域中心、サビで大きく盛り上がります。このため、音域が広く、低音~高音まで広いレンジが求められます。サビについては地声の中高音域が多く登場するだけでなく、裏声なども多用されます。そのため、器用な地声と裏声の使い分けが不可欠になります。今回の裏声は瞬間的にかなり高いレンジが要求されるため、難易度も高いです。
最後に『生きるよすが』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hihiA#(A#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域としては、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。このmid1F#は歌えるに越したことはないですが、低音域が苦手な方は、mid2A辺りで代用してもよいのではないかと私は推測しております。低音域についてはmid2A辺りが安定すると形になりやすいと私は分析しました。
次に、地声最高音hiDはサビやラストサビで登場します。登場回数は4回程度です。このhiDに次ぐ地声高音としてはhiC#,hiCといった中高音域が多く見られます。またhiF#,hiD#などの裏声が多用されていることから、女性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください(このキーでも裏声は高い場面がある)。
『生きるよすが』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意とするレンジに調整することができると思います。ただ、今回の楽曲は裏声も多く多用されており、器用な発声が不可欠になります。裏声は原キーだとhihiAなどに達する場面もありますので、どうしても一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。
同曲はメロディー自体は比較的分かりやすいです。ただ、先述のように急激に高い裏声が登場したり、息継ぎなどがしにくそうな場面もあるなど、ボカロ曲のような難しさもあります。キー調整をするにしても、やはり歌い慣れた人向けの楽曲だといえそうです。難易度は高いですが、歌いこなせると気持ちいいと思います。
『生きるよすが』を原曲キーで歌唱する場合、地声でhiB~hiDといった中高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。こうした高音はサビで登場しますが、今回はサビの尺が長く、体感的に高く感じやすいです。また、裏声でもhiD~hiF(一部でhihiA#など)が登場し、相対的に高音感があります。
こうしたことを踏まえると、「高音域が(非常に)得意な女性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①AメロBメロは中低音が多く、サビで大きく盛り上がる
②原キーだと「高音域が(非常に)得意な女性」などに合いそう
③裏声が多用され、メロが急激に上下する場面もある(器用な発声が不可欠)
④メロは比較的分かりやすいが、サビは息継ぎなどが大変そう