『サイダーのように言葉が湧き上がる』(never young beach)

【地声最低音】mid1B(B2) ※全体で29回と多い
★うまくいかないm1E[い] C#[こ]とば]m1B–C#^[か]り[で])【Aメロ】
★m1B–C#–E[う]な]垂れ]る
【地声最高音】mid2C#(C#4) ※全体で8回程度
★サイダーのようm2C#[に]言葉が湧き上がる【サビ】
【補足】その他の中低音
★m1C#–E[あな]た]に伝え[たC#[いん]だ]【サビ】
★m1E[こ]の気[持ち] m1C#[真っ]直]ぐにほら[飛C#[んで]いけ]
まず、『サイダーのように言葉が湧き上がる』についてです。この楽曲は、2020年にロックバンド・never young beachによりリリースされたシングル作品です。この記事を執筆時点ではシングル曲のみであり、アルバムには未収録です。
同曲はアニメ映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』の主題歌として書き下ろされました。そうしたこともあってか、ストリーミングでも多くの再生回数を獲得しています。
『サイダーのように言葉が湧き上がる』はミドルテンポのバンド曲です。アコースティックギター等が用いられており、ノリのよさの中にも緩さが強調されています。そうしたこともあり、ボーカルの声域も中低音が中心になっています。作詞作曲は安部勇磨さん、編曲はnever young beachによりなされました。
『サイダーのように言葉が湧き上がる』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域の範囲内で歌メロが作られています。一般的な音域の男性が原曲キーで歌唱しやすい楽曲です。
今回の楽曲は最高音がmid2C#であり、J-POPの男性曲としては高音が控えめです。低音域についてもmid1B~mid1C#辺りがかなり多いため、「中低音域が得意な男性」などは持ち味を生かしやすいです。逆に「中高音域が得意な男性」などは少しキーを上げることも選択肢に入れてもよいかもしれません。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから8~9つ程度上げてみてください(もしくは3~4つ下げて1オクターブ上を歌唱する)。「高音域が得意な女性」などは原キーのまま1オクターブ上を歌唱してもよいかもしれません。
最後に『サイダーのように言葉が湧き上がる』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2)~【地声最高音】mid2C#(C#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1BはAメロを中心に登場します。mid1Bは男性の音域の範囲内ですが、低めのレンジであり、今回は登場回数もかなり多いです。そのため、「高音域が得意な男性」などは歌いにくい可能性があります。逆に「中低音が得意な男性」などは持ち味が生きやすいです。
次に、地声最高音mid2C#はサビを中心に計8回程度登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。歌い慣れてない男性なども無理なく発声できると思いますが、当然しっかり練習した人の方が安定した歌唱が出来る可能性が高いので、弛まぬ練習を続けたいです。一般的な音域の男性が原曲キーで歌いやすい楽曲です。
『サイダーのように言葉が湧き上がる』は音域自体はそこまで広くなく、キー調整の融通は利きやすいです。歌い慣れた人はもちろん、ビギナー向けの調整も可能であると私は想定しています。
同曲はメロディーやリズムは分かりやすいです。そのため、音域がマッチするのであれば、練習曲に向きやすいと私は考えています。全体的に落ち着いているため、中低音の表現の向上によいと思います。
『サイダーのように言葉が湧き上がる』を原曲キーで歌唱する場合、mid2C#といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビを中心にこれらが登場します。一方、中低音としてはmid1B~mid1C#辺りが全体的にかなり多いです。
こうした点を考慮すると、「標準より低め~高めの音域の男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。「高音域が得意な男性」についてはいくらかキーを上げた方が歌いやすいと想定しています。
【まとめ】
①全体的に中低音寄りの曲
②原キーだと「標準より低め~高めの音域の男性」に合いそう
③メロは分かりやすい。ノリもよくカラオケや練習曲におススメ
④中低音の練習によさそう
コメント
リクエストいいでしょうか?
今年20周年であるAKB48の有名曲(ヘビーローテーションとかポニーテールとシュシュとか)を何曲かお願いしたいです!