『双葉』(あいみょん)、Futaba(Aimyon)
【地声最低音】mid1F(F3)
★サヨナラがm2F[ち]かづいていm1F[る]【Aメロ】
★m2A[その]m1G[意][味に 悩][ま][さ]れ[る]
【地声最高音】hiC(C5) ※Bメロやサビで登場[全体で10回前後]
★hiA–hiC[あ[の日]hiA#–A[よ]り[も]少A–A#[し[と]お]くで【Bメロ,サビ】
【補足】mid2G(一部略)~hiA#を含むフレーズ一覧
★もうおm2G[ぼ]えている 全部が[あ]hiA–hiA#[おに[なる]ぅ]【Bメロ】
★今伝hiA–hiA#[え[た]いこ]m2G{とが]ぁ
★君m2G[も]大人[に]hiA[なっ]たら 恋を[す]A–hiA#[るん[だよ]ぉ]【サビ】
★傷が絶えなhiA–m2G[い]か]も[だ]A–G[け]ぇ[ど]ぉ]
★m2F[可愛]く[揺れ]hiA–m2G[な]よ] [ふ]た[ば]
★涙の謎を教えて もう一度会いたhiA#–hiA[い]けれど]m2G[ぉ]【Cメロ】
★ 傷が絶えなhiA–m2G[い]か]も[だ]A–hiA#[けど[ぉ]【ラストサビ】
まず、『双葉』(ふたば)についてです。この楽曲は、2022年に女性シンガーソングライターのあいみょんさんによりリリースされた配信限定シングル作品です。最新曲ですので、アルバムなどにはまだ収録されておりません。
同曲は、2022年に行われたNHK主催のイベント18祭(じゅうはちフェス)のために書き下ろされました。18祭は新型コロナの流行により、2019年の[Alexandros]を最後に中止されておりました。今回の『あいみょん18祭』は、久々のイベント開催であり、1000人の出演者とともにリモートで行われました。たまたま私自身も放送の一部を見ていたのですが、参加希望者の応募動画やエピソードなどが披露されておりました。
ちなみに、当ブログでは以前に、18祭で披露された楽曲として、ワンオクの『We Are』(過去記事)、WANIMAにより制作された『シグナル』(過去記事)などを取り上げております。
さて、『双葉』はミドルテンポのバンド曲です。あいみょんさんらしいメロディアスな作品であり、広い世代で親しみやすいです。作詞作曲はあいみょんさん、編曲は立崎優介さんと田中ユウスケさんによりなされております。また、ストリングスアレンジを室屋光一郎さんが担当しております。室屋さんは、アニメ関係での参加作品が多く、茅原実里さんや水樹奈々さんなどの楽曲にも参加されております。近年は、『ウマ娘 プリティーダービー』などにも携わっております。
『双葉』の音域的な特徴についてです。この楽曲は、大よそ一般的な女性の音域の範囲内で歌メロが作られております。そのため、標準的な女性でも原曲キーでの歌唱が可能だといえます(ある程度歌い慣れておく必要はあります)。
一方、あいみょんさんの楽曲の特徴でもありますが、mid1Fが登場したり、mid1G,mid2Aが連続する等、女性の音域としては若干低い部分があります。そのため、高音域が得意な女性などは少しキーを上げても良いかもしれません。
ちなみに、男性の場合は、通常はキー下げ推奨です。ただ、高音域が非常に得意な男性は原曲キーなどでも歌唱可能だと私は分析しました。
最後に『双葉』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内で歌メロが作られております。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1FはAメロで登場します。この辺りは一般的な女性の音域の範囲内です。ただ、低音域が苦手な方は少し歌いにくいかもしません。地声最高音hiD#~hiE以上の高音域の楽曲が歌えるような女性は、キーを上げてもよいと思います。
一方、地声最高音hiCはBメロとサビで登場します。同曲はBメロとサビでメロが共通している部分があり、そこでhiCが登場します。そのため、曲全体で10回程度と比較的多いです。この辺りは一般的な女性の音域の範囲内です。ただ、高音域が苦手な方などはスムーズな発声が損なわれやすいです。場合によっては、キーを下げてください。
『双葉』は音域が比較的広く、キー下げなどはやや行いにくいです。歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに調整することができますが、ビギナーなどはやや歌いにくい部分が出てくるかもしれません。その辺りは、留意しておいてください。
また、「Aメロは曖昧でもいいので、Bメロサビを頑張る」といったように、場面ごとに練習に強弱を付けてもよいと思います。『双葉』は音域がやや広い作品ですが、メロディーやリズム自体は難しい部分が多くなく、その点で練習曲としては使いやすいです。
『双葉』を原曲キーで歌唱する場合、hiC,hiA#といった音階をしっかり歌いこなせる力が求められます。この辺りはやや登場頻度が高いですが、女性の音域の範囲内です。そのため、「標準的な音域の女性」~「ある程度高音域が得意な女性」などは合いやすいと思います。最近のJ-POPの女性曲の中では、取っつきやすい部類になるのではないかと私は分析しました。
ちなみに、先述のように、「高音域が非常に得意な男性」なども原曲キーでのチャレンジが可能だといえます(高音域が得意な男性でも通常はキーを下げた方が声質などに合いやすいと思いますので、あくまで参考程度)。
『双葉』はメッセージ性のある楽曲であり、18祭で披露されたこともあり、若い世代などは特に共感しやすい楽曲ではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
双葉、リクエストさせて頂こうと思っていました。
音域とは関係ないですが、『可愛く揺れなよ双葉』という表現がめちゃくちゃあいみょんらしくて良いですね。
コメントありがとうございます。
自分もあいみょんさんらしいと感じました。
決して100%前向きな表現ではないですが、
そこがいい比喩で上手いと感じます。
やっぱり歌詞がいいアーティストですよね。