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『灰色と青 ( + 菅田将暉)』(米津玄師)の音域と感想【加筆】

(2019/03/20)初投稿
(2019/11/25)mid2Eも含め詳細に記載しました。

 こんにちは。今回は米津玄師さんの灰色と青 ( + 菅田将暉)』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。

 ※米津玄師さんの音域について、当ブログではこれまでに、『アイネクライネ』『爱丽丝(アリス)』『打上花火』(DAOKO×米津玄師)『打上花火』(米津玄師ソロver.)『馬と鹿』『海の幽霊』『orion』、『かいじゅうのマーチ』『恋と病熱』『春雷』『Nighthawks』『ナンバーナイン』『灰色と青 ( + 菅田将暉)』『飛燕』、『LOSER 』『ピースサイン』、『砂の惑星』米津玄師作詞作曲『パプリカ』(Foorin)『パプリカ』(米津玄師セルフカバー)『Flamingo』『フローライト』、『メトロノーム』『マトリョシカ』を取り上げています。興味を持たれた方は参考にどうぞ。

『灰色と青 ( + 菅田将暉)』(米津玄師),Haiiro to Ao  (+ Masaki Suda),
(Kenshi Yonezu)


【地声最低音】mid1B(B2)

★今はなんだかひどくむm1B[な]しい


【地声最高音】hiA(A4) ※米津玄師パート2回 

★何故かm2E[わ][も]ないのに胸hiA[がい]mid2G#[]mid2F#[く]て [に]F#[じ]E[む]


【補足①】サビ部分の最高音はmid2G#

★どれm2E[だ]m2F#[け]m2G#[背]丈([た][け])が変わろE[う]とも
★変m2E[わ]m2F#[ない]m2G#[な][に]E[か]がありますF#[よう]E[に]
★ m2E[は]m2F#[じ]m2G#[ま]F#[り]は青いE[色]

【補足②】菅田将暉パートについてmid2G#が最高音

★変m2E[わ]m2F#[ない]m2G#[な][に]E[か]がありmid2G#[ま][す][ぅ]ようE[に](ラスサビ)
★m2G#[ラ]m2F#[ラ]m2E[ラ]F#[ラー] [ラ][ラ][ラ][ラー] [ラ][ラ][ララー]

【補足③】その他の箇所

★朝日m2E[が]E[ぼ]る前の欠けた月を

『灰色と青 ( + 菅田将暉)』(米津玄師)









 まず、『灰色と青(+菅田将暉)』についてです。この楽曲はアルバム『BOOTLEG』の発売に先立ち、公開された楽曲です。表記されているように、俳優・歌手として活躍されている菅田将暉さんとのデュエットです。アルバムのラストを飾る楽曲であるため、『BOOTLEG』の中でも重要な位置づけだといえます。

 『灰色と青』は非常に人気の高いであり、2019年3月現在、米津玄師さんのYouTube公式チャンネルでは再生回数が1億200万回を超えております。米津さんの人気がロックファンやボカロファンだけに留まらず、幅広い層に広がった一因に、『アイネクライネ』、『Lemon』、『打上花火』そして『灰色と青』のような比較的ゆったりした楽曲の完成度が非常に高かったことがあると私は考えます。

 この楽曲の面白いと思った点は、楽曲の構成です。この楽曲はサビではなく、最後にCメロが来て終わっている点です。正確には2番サビ、Cメロ、大サビ、Cメロとなっております。

 歌詞については「若いころの懐かしい記憶と、その多くが変わってしまったことを憂う」内容になっております。その中で、主人公は「今も歌う」と決意しております。時間を経るごとに、人も環境も大きく変わってしまいます。「心から震えたあの瞬間に もう一度出会えたらいいと強く思う」とありますように、少年時代のようなワクワク感はいつまでも維持し続けるのは難しいのかもしれません。

 個人的には「ひしゃげて曲がった あの自転車で走り回った」「靴を片方茂みに落として探し回った」といったフレーズが描写を鮮明にしていると思います。耳に残ります。





 さて、灰色と青の音域についてですが、地声最低音mid1B(B2)~地声最高音 hiA(A4)でメロディーが構成されております。一般的な男性の最高音はmid2G辺りですので、やや高音部が高くなっております。歌い慣れていない人は、最初はキーを少し下げた方が無難だと思います。

 この楽曲は二人で歌う場合、菅田将暉さんのパートであれば、hiAという音階を避けられます。それでもmid2G#が最高音になりますので、ある程度歌う練習をしておく必要があると思います。

 以前レビューした菅田将暉さんの『さよならエレジー』でもmid2G#が登場します。『灰色と青』の方が難易度が高いですが、『さよならエレジー』がある程度歌いこなせる人ならば、この『灰色と青』(菅田将暉パート)も手の届く範囲にあると思います。エレジーの回でも申しましたが、mid2Fmid2Gという音域をしっかり歌えるようにしておきたいです。歌い慣れていない人だと苦労する音階ですが、努力すれば報われやすい難易度です。

 ただ、あくまで目安ですので、元々声質が低くて、努力しても届かない場合もあります。その場合はやはりキーを下げてください。多分、その域に達している場合、原曲キーを下げても一般的なレベルよりもはるかに上手くなっていると思います。

 米津さんのパートではhiAという音階が登場します。声質によってはこのhiAは難しくなる可能性もあります。裏声が器用に使いこなせるのであれば、hiA部分は裏声を駆使しても良いと思います。もし「hiA部分以外は滑らかに歌えた」のであれば、恐らく非常に完成度の高いレベルに仕上がってると思います。

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コメント

  1. Ike より:

    毎回参考にさせてもらってますm(_ _)m
    リクエストです。
    米津玄師さんの『ごめんね』を時間がある時でもいいので宜しくお願いします。

  2. もりっしー(管理人) より:

    >>1
    了解しました。
    現在リクエストが増えており、
    お時間を頂いております。
    予定としては12月20日過ぎになりますが、
    なるべく早くアップできるように努めます。
    いつも閲覧いただきありがとうございます。

  3. 名無し より:

    すみません、大サビ菅田さんパートの「何かがありますように」の「す」の部分EじゃなくてF#だと思います。

  4. もりっしー(ブログ管理人) より:

    >>3
    確認いたしました。
    該当箇所の部分はご指摘の通りでしたので、すぐに修正しました。
    ご指摘感謝いたします。ありがとうございます。
    助かりました。