なお『Happy Song』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでは岩手県盛岡市でのライブバージョンが公開されております。よって、当ブログにおいても、この動画を添付します。
『Happy Song』(Mr.Children)
【地声最低音】mid1A#(A#3) ※曲全体で6回
★ちょっm1C[とあ]m1A#[し]がすくんでしまいそうな近m1C[頃]【サビ】
【地声最高音】hiC(C5) ※曲全体で7回
★悲m2F[しい]ほm2G{ど]にhiA–hiA#–hiC[ハ[イ[テン][ションな]【サビ】
【裏声最高音】hiC(C5) ※曲全体で1回
★寂m2F[しい]きm2G[のう]とhiA–hiA#–hiC裏[手[を[つ][ないで] 【ラストサビ】
【補足】mid2F~hiA#を含むフレーズ一覧
★少しだけ仕事をほっm2F[ぽっ]て もうどっ[か]遠くに行こう【Aメロ】
★軽井沢 ハワイ いや エm2F[ベレ]スト 世m2F[界中をひとしきり空想]
★m2F[Wow] m2G[wow].hiA[wow] G[Oh] [Wow]【Bメロ】
★m2G#[wow] G[wow] [oh] G[wow] wow 自分にエールm2F[を!]
★hiA–m2G[wow] oh [oh] wow] m2F[oh] oh
★目紛るしく変m2E[わっ]ていく世界に【サビ】
★どうm2F[いう 未来が]m2G[待っ][てい]よう[と]も【Cメロ】
★きっとウンザリしたり凹んm2E[だり]
★新hiA[た]m2G–m2F#[な]て[き]hiA#[が]
★道hiA{をふ]m2G–m2F#[さい]で[て]A#[も] hiA#–A[さ]ぁ!]
まず、『Happy Song』(ハッピー・ソング)についてです。この楽曲は、2012年に4人組ロックバンドのMr.Childrenによりリリースされたアルバム『(an imitation) blood orange』(アン・イミテーション・ブラッド・オレンジ)に収録されております。同アルバムには、『hypnosis』『End of the day』、『祈り 〜涙の軌道』といったシングル曲が収められております。私自身は、『Marshmallow day』、『常套句』といった作品も印象に残っております。
その中で、『Happy Song』はアルバム11曲中10曲目に収録されており、楽曲の終盤を彩ります。同曲は、朝の情報番組『めざましテレビ』の2012年度テーマソングとしてタイアップが付きました。当時、同番組を見ていた人には非常に馴染みのある楽曲なのではないかと思います。
『Happy Song』はMr.ChildrenのYouTube公式チャンネルではライブの映像が公開されており、500万回近い再生回数を記録しております。楽曲の一部をオーディエンスとともに歌っており、ライブの楽しさがうかがえます。
Mr.Childrenはデビュー以降、「5人目のメンバー」と言えるほど小林武史さんが編曲に関わっておりました(初期の頃は作曲もなさっております)。その中で、アルバム『(an imitation) blood orange』については、2022年現在、プロデューサーの小林武史さんがフルで編曲に携わった最後のアルバムとなります。次回作の『REFLECTION 』では楽曲の一部のみのプロデュースになり、『重力と呼吸』以降は、アレンジャーとしては小林さんとのかかわりが無くなります。私なりのイメージですが、ミスチルの2010年代前半は、自身の新たな音を模索する時期だったのではないかと感じております。
さて、『Happy Song』はゆったりめのポップロックナンバーです。ピアノやストリングスなども交えられており、温かな印象です。この辺りは、朝の情報番組の主題歌ということもあると思います。私自身はどことなく、英国のロックバンドThe Beatlesなどの影響を感じました。
同曲の歌メロは、AメロBメロサビといった形で作られております。そうした点でも、耳馴染みしやすいのではないかと思います。全体的に穏やかなバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいのではないかと思います(難易度が低いという意味ではない)。
『Happy Song』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性としては高いレンジで歌メロが作られております。また、低音域もmid1A#が登場するなど低く、広い音域が要求されます。そのため、一般的な男性向けのキー調整などは行いにくいです。全体的にポップな親しみやすい作品なのですが、音域の面では容赦のなさを感じます。低音域も低い分、女性も歌いにくい作品です。
ちなみに、同曲の音域については、とりわけサビのアップダウンが激しく、地声最高音と最低音、いずれもサビで登場します。音域が2オクターブ以上ある楽曲で、サビに最高音と最低音が来るというのはかなり異例であり、そうした点でも特徴的な音域であります。
最後に『Happy Song』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#3)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1A#については、サビで登場します。この辺りは、男性であってもかなり歌いにくいレンジであるかもしれません。音程に自身がある方は、サビの前半などをオク上げで歌っても良いかもしれません(女性などはお奨め)。
一方、地声最高音hiCはサビで登場します。曲全体では7回とやや多いです。一般的な男性の場合は、キーを下げた方が歌いやすいです。ただ、同曲は、低音域も低いため、大きなキー下げはしにくいです。その点が悩みどころでもあります。上手く地声と裏声の切り替えのできる方は、hiC等の高音域を裏声にして、その他の中高音域を地声に切り替えて歌ってもよいと思います。
『Happy Song』は音域自体がかなり広く、低音域も低いです。そのため、キー下げなどは行いにくいです。歌い慣れた人がちょっとした調整を行う程度の方が合いやすいのではないかと思います。その点で、ビギナーなどにはお奨めしにくいです(メロディー自体はそこまで難しくないので、その点で残念です)。
『Happy Song』を原曲キーで歌唱する場合、高音域hiA~hiCがしっかり歌いこなせる力が求められます。また、低音域もmid1A#と低く、広いレンジが要求され、その点でハードルが高いです。私なりのイメージですが、hiCを瞬間的に裏声に切り替えたりして、裏声と地声を上手く使い分けるというのもよい方法ではないかと思います。ただ、原曲キーの場合は、いずれにしてもある程度高音域が得意な男性向けであると分析しました。
ちなみに、『Happy Song』のサビは、「低音域中心の前半」と、「高音域の後半」で成り立っております。サビの前半で使われるレンジはmid1A#~mid2Eとなり、また、サビ後半の部分はmid2C~hiCで成り立っております。それらを踏まえて、声の使い分けをするとよいと思います。
『Happy Song』は音域が広く、歌いこなせる人が限られる楽曲と言えるかもしれません。ただ、作品自体は非常にポップで、カラオケなどでも歌いやすいと思います。私自身も非常に良い曲だと感じております。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
リクエストさせていただいた者です。ありがとうございます!お礼が遅くなってしまいすみませんm(_ _)m
こないだ久々に歌いました!サビの音域の広さが満足感ありますね!Cメロの高音も気持ちいいです!そして純粋に曲が素晴らしい。
Bメロのwowwowは地味に疲れるので歌わない方が無難な気がします。笑
ホイミンさん、コメントありがとうございます。
この曲はほんとに広い音域が要求されますね。けどいい曲です。
wow wowの部分はライブ映像などでは、ファンとともに合唱されてますね。
カラオケなどは割愛してもよいかもですね。