『ワタシダケユウレイ』(SICK HACK)
【地声最低音】mid1D#(D#3)
★まm2G#–m2F#[よ]い]子が手招く 夢のm1G#–m1F#[く[に]へ]【Aメロ】
★博愛主m1F#–m1D#^-G#[義[の]み]な] みな様【Bメロ】
★掻き鳴らしたm1G#[お]と[は] [こ]こち悪いね【2番Aメロ】
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で12回
★m2G#[ぐ]る[ぐ]る[ぐ]るhiA–hiB^-G#–G[お[ど]り]ま]しょう]【サビ】
★(べたべたべた) hiA–hiB^-G#–F#[は[び]こ]る]の]
★m2G#–F#[ワ]タシ]ダ[ケhiB–F#–G#[ユウ]レ[イ]
【補足】mid2F#~hiA#を含むフレーズ一覧
★うm2F#–m2G#[そ[だ]らけ塗ったトースト 1G#[お]ひとつF#[いかが]【サビ】
★m2E–m2F#[空っぽの[部屋]で] D#–E[光は邪[魔だ]ね]【Dメロ】
★(憂鬱は飲み干せ) m2D#–m2G#[毒が抜け[るま]で]
★m2F#[う]し[ろのしょう]め[んだ]れ? [わ]た[しのかG#–hiA#[お[が][見G–A#[え[た]
まず、『ワタシダケユウレイ』についてです。この楽曲は、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく』に登場するのロックバンドSICK HACKによりリリースされてました。当ブログでは、ぼざろ関連については、これまで【結束バンド】の楽曲を主に記事していましたが、今回はSICK HACKとしては初の作品であす。ボーカルは廣井きくり(CV.千本木彩花さん)が担当しております。
『ワタシダケユウレイ』は、この記事の執筆時点はアニメのDVD・BD5巻の特典CDとしてリリースされているのみであり、公式で配信されているものはありません。
さて、『ワタシダケユウレイ』はアップテンポのバンド曲です。プログレッシブやメタルの趣があり、変拍子なども用いられております。歌メロについてはAメロBメロサビという構造があり、その点では分かりやすいと思います。ただ、少し音程が取りにくそうな場面もあるため、原曲を聴き込んで慣れておきたいところです。サウンドや歌メロを含めやや不気味な印象があり、そうした点が歌メロにも反映されております。
同曲は、作詞を西田圭稀さん、作曲を安谷屋光生さん、編曲をakkinさんによりなされました。安谷屋さんはアニプレックス所属の音楽ディレクターで、『ぼっち・ざ・ろっく』、『僕たちは勉強ができない』などの音楽制作を担当しております。また、ぼざろの連動企画である「ギターヒーローへの道」などでも知られいます。akkinさんについては、ONE OK ROCKのアレンジャーで知られ、ぼざろでは『ギターと孤独と蒼い惑星』(過去記事)のアレンジも担当しました。
『ワタシダケユウレイ』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としては標準的なな音域(ただし低音が低め)で歌メロが作られております。そのため、標準的な女性が原曲キーで歌唱することも叶いそうです。
同曲はABメロは中低音が中心で、サビでmid2G#~hiB等の中高音が多く登場します。中高音域は比較的取っつきやすいですが、低音でmid1D#(女声としてはかなり低い)などが登場する場面があるため、その辺りは少し歌いにくく感じられるかもしれません。
ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、今回はロック色が強いですので、「高音域が非常に得意な男性」だと原曲キーでチャレンジしてみるのもよいかもしれません。
最後に『ワタシダケユウレイ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内(低音は一部低め)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1D#はBメロで登場します。登場回数はそこまで多くないのですが、このmid1D#辺りは女性の音域としてはかなり低いです。「標準より高め~高音域が得意な女性」などは少しキーを上げるのもよいかもしれません。
次に、地声最高音hiBはサビで登場します。登場回数は12回程度です。このhiBは女性の音域の範囲内ですが、歌い慣れていない人だとスムーズな発声が損なわれやすいです。ただ、hiBは比較的克服しやすい音階ですので、少しずつ練習を重ねてみてください。中高音域については、原曲キーで歌唱可能な女性も多いと思います。
『ワタシダケユウレイ』は低音域が低いため、キーを下げる余地はほとんどありません。逆に、キーを上げる余地はいくらかあるので、今回の曲はキー上げをすることが多いと想定しています(女性の場合)。同曲は音域がそれなりに広く、どちらかといえば低音が辛い曲です。また、音程を取るのが難しそうな場面なども考えると、やはりある程度歌い慣れた人向けの楽曲といえます。
『ワタシダケユウレイ』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G#~hiBといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はサビを中心にこれらが多く登場します。一方、ABメロでは比較的中低音が多く、Bメロではmid1D#などが登場します。
こうしたことを踏まえると、「標準より(やや)低め~ある程度高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。「高音域が得意(or非常に得意)な女性」については、低音が歌いにくいため、キーを上げた方がより声質が活きるのではないかと推測しております。
【まとめ】
①ABメロは中低音中心、サビは中高音が増える(音域は広め)
②Bメロは女声域としてはかなり低い場面がある
③原キーだと「標準より(やや)低め~ある程度高音域が得意な女性」などに合いそう
④ノリの良い曲だが、要所要所で音程が取りにくそうな場面があり、注意が必要
コメント
男性だと高音が非常に得意 じゃないと厳しいんですね… 最近の男性曲より歌いやすいと感じました
きくりが歌ってるのってのが良いですね……そこの記述もあっていいかなと思いました
ぴたっくまさんありがとうございます。
今回はサビでhiBを含むフレーズが連続するので
男性だと高音域が得意な人じゃないと辛いと思います。
確かに、ボーカルがきくりという点は重要ですね。
後で加筆しておこうと思います。
実は今日はあと1曲更新予定です。
ウーバーとかフォーリミとかワンオクとか歌ってるので男性曲の基準が麻痺してますね
加筆ありがとうございます、推しです
あの辺は、もう「非常に高い」というより「異常に高い」レンジですね笑
きくりのルーズな感じいいですよね。