『限界LOVERS』(SHOW-YA)
【地声最低音】mid2C(C3)
★蒼ざm2G[め]た[ひhiA[と]み]が 遠く[をm2C{見]つめる【Bメロ】
【地声最高音】hiE(E5) ※ラストで1回
★hiC–hiE–D[Back to the [fi]re]【ラストサビ】
【補足】hiA(一部略)~hiDを含むフレーズ一覧
★hiA[は]げし[さ]を 胸にA[秘めてな]にかA[を]追いか[けhiC地[た]い]【Aメロ】
★Keep me m2G[dur]nin’ a[way] [求めhiB–A[る]ま]ま]
★もうhiA–hiC–hiD地[も[ど[れ][は]しな[い]【Bメロ】
★hiA–2G[天]使]よ[りA[も] A[悪]魔]よA[り]も]【サビ】
★(刺激的な) hiA–hiC[愛が[欲]し]い
★hiC-hiD[Back to the fi[re]
★hiA–hiC[I don’t wanna [get] down]【2番サビ】
★hiD–C[げん]か]い[まD[で] D[げん]か]いD[ま]で] D[あき]ら]め[なD[い] D[oh oh] oh]【ラスサビ】
まず、『限界LOVERS』(げんかいラヴァーズ)についてです。この楽曲は、1989年にロックバンドSHOW-YA(ショーヤ)によりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発表された『Outerlimits』に初収録されました。同アルバムには、『限界LOVERS』、『私は嵐』といったシングルが収められております。アルバムは、公式発表で60万枚を超えるヒットを記録しました。
さて、『限界LOVERS』は1989年に発表されたシングル作品です。同作品はヘヴィメタルナンバーにもかかわらず大きなヒットを記録し、同バンドの代表的な楽曲の1つとなりました。SHOW-YAは、プリンセス プリンセスなどとともに女性のみで構成されるバンドの先駆け的な存在であり、そうした側面でも大きな功績を残したバンドであるといえます。『限界LOVERS』は後に、デーモン閣下にもカバーされております。
『限界LOVERS』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域としては高め、もしくは明確に高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすそうです。
同曲は最低音がmid2Cと高く、相対的にhiA~hiCといった中高音域が頻出する楽曲になっています。そのため、女性の音域としては高いレンジで歌メロが展開されます。今回の楽曲は、メタル色が強く、ボーカルの寺田恵子さんはロック色の強い発声をされています(恐らくベルティングボイスと呼ばれる発声だと思います)。普通に歌うと難しい曲なのですが、ロック曲が得意な女性だと取っ付きやすいかもしれません。個人的には、ロック感のある力強い発声を学ぶにはよい曲だとも感じています。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすそうです。同曲は過去にデーモン閣下によりカバーされています。デーモン閣下は原曲キーから4つ低いキーで歌われているため、この辺りが1つの目安になると思います(一般的には高いレンジです)。一方、今回はロック色の強い尖った発声が特徴的であるため、「高音域が非常に得意な男性」などは原キーが合う可能性もあります。
最後に『限界LOVERS』の音域についてですが、【地声最低音】mid2C(C3)~【地声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、高め(もしくは明確に高い)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2CはBメロで登場します。登場回数は2回程度です。この辺りは女性曲の音域の範囲内であり、ハードルは高くないと思います。ただ、最低音mid2Cというのは女性曲としては高いため、楽曲全体でみると「一般的な音域の女性にとってはキーの高い曲」となりやすいです。今回の『限界LOVERS』についても明確にこの傾向が当てはまります。
次に、地声最高音hiEはラストサビで登場します。登場回数は1回のみです。このhiEに次ぐ地声高音としては、hiDがピークとなる場面が全体で10回、 hiCが11回登場します。また、hiAなどの回数なども考慮すると、女性の音域としては高めといえ、キーを下げた方が歌いやすそうです。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度下げてみてください。
『限界LOVERS』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意なレンジに調整することができると思います。また、今回の楽曲は音域は滅茶苦茶には広くないため、ビギナー向けの調整も可能であると私は想定しています。
一方、今回の楽曲はメタル色が強く、ボーカルもロック感のあるパワフルな発声が特徴的です。そうしたニュアンスまで再現しようとするとやはり難易度は非常に高くなります。ただ、ロック感のある力強い歌唱を学ぶという点ではよい楽曲だと思いますので、歌い慣れた人などは興味があれば試してみてください。
『限界LOVERS』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiD(終盤でhiE)といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はAメロ~サビでこれらが多く見られ、いずれも地声感のある力強い発声になっています。一方、低音域はmid2Cであり、女性曲としては高い方です。
こうした点を考慮すると、「(ある程度)高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「高音域が非常に得意な男性」などももしかしたら原曲キーでの歌唱が可能かもしれません(本来はキーを下げた方が安定しますが)。今回の楽曲はロック色のある発声が得意な人の方がマッチしやすいと思いますので、そうした点も選曲の視点として考慮してみてください。
【まとめ】
①AメロBメロサビと盛り上がるが、全体的に中高音寄り
②原キーだと「(ある程度)高音域が得意な女性」などに合いそう
③力強い発声が特徴的で、ロック系の曲に慣れている人の方が合いやすい
④メロ自体は分かりやすく、リズムなども取りやすそう
コメント
リクエストした者です。音域調査ありがとうございます
気持ちいいほどの高音で痺れました。男性にとっては死ぬほど高いレンジですが、クリープ歌える人は歌えそうではありますよね
コメントありがとうございます
この曲はホントに高いですね。ロック系が得意な人だと男性でも行けるかもですが
難易度は高いですね