『合法的トビ方ノススメ』(Creepy Nuts)
【地声最低音】mid1C(C3)
★m1C–m1D#[気持]ち良いこ]としよう【2番Aメロ】
★m1F[タイトなLoopで]ヒーヒー言[わす] m1F#[高嶺の]花様【2番Bメロ】
【地声最高音】mid2F(F4) ※全体的に多い
★m2F–D#[合法]て]き[な]ト[ビ]か[たF[を]こ]こm2A#–m1G#[ろ[得]よ]【サビ】
★パッと開放するm2F[マス]ターm1G#[ベー]ション【Aメロ】
★ポーm2F–m2D#[カー]フェイ]スのう[ら側]でF[も] [いけ] ない[欲望]う[ず巻い]て[そう]
★m2D#–m2F[砕い[て]裂い]て[巻いF[て]焚い]て【Bメロ】
★m2D#–m2F[とっく[の]とう]に[外れF[た]ブレー]キ [逆F[らえ]ない]本能【サビ】
★m2D#–m2F[タンテ[と]マイ]クロF[フォン]よこせ
★たぶらm2D#[かし]て[くる] ファム・ファ[タールの名は]m2F[MUSIC]【2番サビ前】
★炙って打ってm2D#–m2F[おっ[か]ないぜ【ラストサビ前】
【補足】mid2D#等を含むフレーズ一覧
★m2D#[溜]めに溜めた[フラス]トレーション【Aメロ】
★どうしm2E–m2D#[たの]皆]さん[ファース]ト[デー]ト
☆錠剤? 液体? はっhiA#–m2G#[き]り]としない【Bメロ】
★実m2D#[体] それm1F#[は気]体か固体?
★m2D#–E[耳から体内[に]入]る [脳内]を[蝕み侵おE[かす]ポイ]ズン【Cメロ】
※☆のように一部hiA#が含まれる場面があるが、今回は除外してます
まず、『合法的トビ方ノススメ』についてです。2016年にCreepy Nutsによりリリースされたミニアルバム『たりないふたり』に収録されています。同曲はアルバムの中のリード曲のような位置付けてあり、前年にはミュージックビデオも制作公開されています。また、2018年にはインディーズ時代の楽曲を集めたフルアルバム『INDIES COMPLETE』にも収録されました。
『合法的トビ方ノススメ』はインディーズ時代の作品ですが人気が高く、公開されたMVの再生回数は3600万回に達しています(2024年10月現在)。楽曲のリリース後は、YouTube配信ドラマ『東京♡ヴァージン』の主題歌としてタイアップが付きました。作詞はR-指定さん、作曲はDJ松永さんによりなされています。
『合法的トビ方ノススメ』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはやや高め~高めのレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいのではないかと私は分析しています。
同曲は高音域自体はmid2D#~mid2F等が中心であり、J-POPの男性曲としてはそこまで高くありません。ただ、中高音の登場回数、息継ぎのしにくさなどを考慮すると、男性にとっては高く、いくらかキーを下げた方が歌いやすいのではないかと私分析しました。低音についても、一部で低い場面がありますが、全体でみると男性曲としては高めな印象です。
女性が同曲を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が歌いやすいです。今回は中高音としてはmid2D#~mid2F等が多いため、女性の得意な声域などを考慮するといくらかキーを上げた方がより歌いやすいのではないかと推測しています。ただ、「標準より低めの音域の女性」などは原キーなどがマッチする可能性もあります(割合としては少ない)。その辺りは実際に歌唱して微調整を加えてください。
最後に『合法的トビ方ノススメ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3)~【地声最高音】mid2F(F4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域としてはやや高め~高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Cは2番Aメロなどで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、今回は全体的に歌メロが速いため、少し聞き取りづらいかもしれません。全体でみると低音域はmid1F~mid1G#辺りが比較的よく見られます。こうしたことから、男性曲としては体感的には低音は高いのではないかと私は分析しています。
次に、地声最高音mid2Fはサビ等を中心に全体的に登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、今回はmid2D#~mid2F辺りの登場回数が非常に多く、息継ぎなどもしにくい曲です。こうした点から男性の音域としてはやや高め~高めなのではないかと私は分析しました。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。また、キーを下げずに複数人で歌うのもよいかもしれません。
※ちなみに、今回の楽曲は厳密にみると、一部でhiA#などの音階が登場します。ただ、このhiA#等はしゃくりなどであり、意図してこの音階を歌う感じではないと考えました。そのため、今回は最高音から除外してます
『合法的トビ方ノススメ』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回の楽曲は歌メロがかなり速いため、その点での難易度が高いです。原曲を聴き込んでリズムや歌詞などをしっかり覚えておきたいです。息継ぎなどもしにくいため、場合によっては複数人で歌唱するのもよいかもしれません。
『合法的トビ方ノススメ』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2Fといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はこれらの中高音の頻度が非常に高く、息継ぎなどもしにくそうです。一方、低音域については一部でmid1C等が登場しますが、全体でみるとやや高音に寄っています。
こうした点を考慮すると、「標準より高め~高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①一部で低音も登場するが、全体的に中高音が多い曲
②最高音自体は高くないが、体感的には高そう
③原キーだと「標準より高め~高音域が得意な男性」などに合いそう
④女性は少しキーを上げた方が歌いやすそう(人によっては原キーも可)
⑤メロが速く息継ぎなどがしにくそう。複数人で歌うのもよい