『桜月』(櫻坂46)

【地声最低音】mid1D(D3)
★こんなに誰m1G[かを] m1D[好き]になっ]たこと【Aメロ】
★m1G–m2A[自分が傷つく]こ[とより])
★m1D–G[君を]傷つけた]くな[いって] 思い込んでしま[っ]た
★もしも” なんm2A–m1G[て[何の意]味[も]ない])
★m1G–F#[ま[だ]た[い]せ]つ[な何]かを残[し]たまま【Bメロ】
【地声最高音】hiC(C5) ※ラストサビで計6回程度
★君m2G–hiA–hiA#[を[想うさく[ら] か[ぜに吹かhiC[れ]て]【ラストサビ[転調₊1]】
★せhiA–hiA#–hiC[めてもう少[しま[ん]かい]でい]てくれ たな[ら]
★hiA–A#–hiC[泣[く[な] さA–G[く]ら]月
★トュルルル m2G–hiA[トュ[ル] トュルルル[トュA–hiC[ル[ル][ル]ル
【補足】hiA~hiBを含むフレーズ一覧
★君F#–m2G#–hiA[を[想うさく[ら] か[ぜに吹かhiB[れ]て]【サビ】
★僕m2F#[は] m2G#–hiA[まぶ[た]を]閉じ]なG#[が]ら【Dメロ】
★君m2A–m1G#[の[そ]の]声 耳m2F#–m2G#[をか[た]むけ]
★ゆm2G#–F#[め]や]理G#[想]が] [思]うように[ならなくhiB地[なっ]て]も【ラストサビ】
☆あんなm2G#[に]うつ[く]しい[散]り[か]たがhiA[でき]た]らな
★こm2G–hiA[ころの中[を舞]い]上がるl【ラストサビ[転調₊1]】
★君F#–m2G#–hiA[を[想うさく[ら] か[ぜに吹かhiB[れ]て]【サビ】
★僕m2F#[は] m2G#–hiA[まぶ[た]を]閉じ]なG#[が]ら【Dメロ】
★君m2A–m1G#[の[そ]の]声 耳m2F#–m2G#[をか[た]むけ]
★ゆm2G#–F#[め]や]理G#[想]が] [思]うように[ならなくhiB地[なっ]て]も【ラストサビ】
☆あんなm2G#[に]うつ[く]しい[散]り[か]たがhiA[でき]た]らな
★こm2G–hiA[ころの中[を舞]い]上がるl【ラストサビ[転調₊1]】
まず、『桜月』(さくらづき)についてです。この楽曲は、2023年に女性アイドルグループの櫻坂46によりリリースされたシングル作品です。配信のほか、CDシングルとしても発売されました。この記事を執筆時点でアルバムには未収録ですが、2025年に4月末にリリース見込みのアルバム『Addiction』に収録が見込まれています。
『桜月』はアップテンポのポップソングです。ピアノやストリングスが基調となった切なさが強調された作品です。ABメロは女性曲としてはかなり低音が強調されており、サビで大きく盛り上がります。また転調により、ラストサビは通常サビよりも1つ高いキーで歌わてれます。作詞は秋元康さん、作曲はナスカ、編曲はthe Thirdによりなされました。ナスカは元々はバンドとしてデビューしましたが、最近はアイドルなどへの楽曲提供でも知られており、乃木坂などの坂道グループとも縁が深いです。
『桜月』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としては低め(低音が低い)のレンジで歌メロが作られています。一般的な音域の女性は少しキーを上げた方が歌いやすいのではないかと私は分析しています。
今回の楽曲はABメロが中低音中心であり、サビでは中高音域が増えます。Aメロについてはmid1G~mid2Aが非常に多く、またmid1Dが含まれるなど女性曲としてはかなり低い印象です。サビについては中高音中心ですがhiA~hiC等の回数がそこまで多くありません。そのため、高音域についても見た目よりはやや低い印象です。こうした点を考慮すると、「標準より低めの音域の女性」などにマッチしやすうい曲なのではないかと私は推定しています。
逆に「標準より高め~高音域が得意な女性」などについてはキーを上げた方が歌いやすそうです。今回は音域自体がかなり広いため、ソロの場合は、裏声などを上手く駆使して歌うのがよいのではないかと私は考えています。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください。今回の楽曲は、女性曲としては低く、個人的には「高音域が高い男性の曲」のような声域だとも感じました(歌っているのは女性ですが)。そのため、裏声などを上手く駆使すれば、「高音域が非常に得意な男性」などは原キーで歌唱可能な曲かもしれません(複数人で歌うとより安定します)。その辺りは実際に歌唱して微調整を加えてください。
最後に『桜月』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、低音が低いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1DはAメロで登場します。この辺りは女性の音域としてはかなり低いです。今回はmid1G~mid2A辺りがかなり多いため、「高音域が得意な女性」などはキーを上げた方がより歌いやすい可能性があります。一つの目安ですが、原曲キーから2~5つ程度上げてみて下さい(裏声などを上手く駆使してもよい)。
次に、地声最高音hiCはラストサビで計6回登場します(アウトロの【トュルルル】含む)。この hiCに次ぐ地声高音としてはhiBがピークとなる場面が全体で10回程度、hiA#が2回、hiA13回登場します。こうした点を考慮すると、大よそ女性の音域の範囲内といえます。
『桜月』は低音域が低く、キーを下げる余地はほとんどありません。今回は低音がかなり低いため、一般的にはキーを上げることが多い曲だと推定しています。ただ、高音域についても決して低いというわけではないので、キーを上げ過ぎると歌いにくくなる可能性があります。音域自体がかなり広いため、裏声などを上手く使った方が歌いやすいのではないかと私は考えています。
今回の楽曲はメロディー自体は分かりやすく、リズムも取りやすそうです。音域が広さが1つのネックになる曲ですが、そこを超えられるのであれば練習曲としてはよい曲だと思います。ただ、上の音域一覧の☆のフレーズだけは少し音程が取りにくそうなので注意してください(転調する場面です)。
『桜月』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F#~hiCといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビを中心にこれらの音が登場します。一方、ABメロについては女性曲としてはかなり低い印象であり、中高音寄りの女性などは相当歌いにくい曲です。
こうした点を考慮すると、「標準より低め~標準よりやや低めの音域の女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、裏声などを上手く使いこなせば「高音域が非常に得意な男性」などげ原キーで歌唱可能かもしれません。
【まとめ】
①Aメロについては女性曲としてはかなり低い
②原キーだと「標準より低め~標準よりやや低めの音域の女性」などに合いそう
③『高音域が非常に得意な男性』の一部は原キーが合う可能性がある
④メロディー自体は分かりやすい。音域が合うのであれば練習曲によい
⑤音域が広いため、そこが1つのハードルになる
コメント
[Alexandros]の「超える」の音域調査をお願いします。
リストアップしておきます
リクエストありがとうございます