なお、同曲のMVについては、クリープハイプのYouTube公式チャンネルで公開されておりますが、内容上、年齢制限が設けられております。よって、当ブログにおいてもMVは添付いたしません。その点についてはご了承ください。
『キケンナアソビ』(クリープハイプ)、Kiken na Asobi(CreepHyp)
【地声最低音】mid1D#(D#3) ※楽曲のラストで1回のみ
★m1F[本]当は君だけ[を]とか要らないか[ら]【Bメロ】
★お幸せに じゃm1F[あ]気を[つ]け[て]
☆夕焼け小焼けで真っ赤に燃m1D#[え]m1F#[て]【ラスト】
【地声最高音】hiC#(C#5) ※1番サビで3回
★そhiA#[れ]hiC#[だ][け]ぇ ×3 で良いのにな って嘘だよ【サビ】
※hiC#は裏声でもよいかもです。
【補足】mid2G#(一部略)~hiBを含むフレーズ一覧
★そうやって口m2G#[ば]かりで だからさ【Aメロ】
★どうせやるなhiA[ら]hiB[は]hiA[や]くA[し]ようよ
★そhiA#[れ]m2G#[で]も おA#[風]G#[呂]で流す嘘の匂い【サビ】
★(心がすり切れて)揺hiB[ら]hiA#[ぐ]m2G#[か][ら]
★(体で繋ぎ止めて)揺hiB[れ]hiA#[る]よ[る]を越え[て]【2番サビ】
★m2G#[ゆ]hiA#[め]G#{み]たい [ゆ]A#[め][み]た[い]【Cメロ】
まず、『キケンナアソビ』についてです。この楽曲は、2020年に4人組ロックバンドのクリープハイプによりリリースされたシングル作品『愛す』のカップリング曲として収録されております。同曲は、お笑いバラエティ番組『ウケメン』のエンディングテーマとしてタイアップが付きました。
『キケンナアソビ』は、シングルリリースから約半年後にバンドのYouTube公式チャンネルでMVが公開されました。カップリング曲でありながら、MVは9か月で144万回もの再生回数を記録しています。ちなみに、『キケンナアソビ』のMVは、ややアダルトな内容のMVとなっており、年齢制限が取られております。
『キケンナアソビ』はゆったり目のバンドナンバーです。イントロの琴(だと思います)の音色が印象的であり、どことなく花街のようなイメージが想起されます。歌メロについてはAメロBメロサビといった形で作られておりますが、2番サビ以降はCメロからアウトロに向かいます。シングル曲などと比べて、すっきりとしたアレンジになっております。
『キケンナアソビ』の歌詞については、タイトルにもあるように、純粋ではない色恋事がテーマになっております。2番では「ピー音」が用いられるなど、聴き手の想像を掻き立てるような仕掛けがなされてます。MVの内容も、歌詞世界に近いようなものになっております。
『キケンナアソビ』の音域的な特徴についてです。同曲は、当ブログがこれまで取り上げてきたクリープハイプの楽曲群と比べて、高音がやや抑え気味に作られております。hiA#~hiC#といった男性としては高めの音階が多く登場しますが、クリープの人気曲と比較すると、音域面では手を付けやすいのではないかと思います。一般的な男性の声域としては結構高めであり、また低音がやや強調されております。低音が少し辛いですが、音域的には女声の方が歌いやすいかもしれません。
最後に『キケンナアソビ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3)~【地声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiC#は1番サビで3回だけ登場します。このhiC#の場面について、裏声が得意な方は裏声を駆使してもよいと思います。このhiC#以外ではhiBやhiA#といった音階が多く登場します。この辺りは、一般的な男性の音域よりも高めですので、キーを下げた方が歌いやすいです。
『キケンナアソビ』は音域自体が広めの楽曲です。そのため、キー調整は可能ですが、歌い慣れた人向け、もしくは高音が得意な人向けのの調整になるのではないかと思います。ビギナーの練習曲などには使いにくいと私は考えております。
『キケンナアソビ』は原キーで歌唱する場合、目安としてhiB辺りが地声でしっかり歌いこなせることが求められます(hiC#は裏声で歌唱するとする)。クリープの作品としてはそこまで高くないですが、一般的な男性曲としては高い作品になります。原キーで歌唱する方は、その辺りを目安にするとよいと思います。
『キケンナアソビ』はカラオケなどで「盛り上がる」類の作品ではないですが、クリープの尾崎世界観さんらしい一筋縄ではいかぬ歌詞表現が盛り込まれており、私自身もニヤリとさせられました。男性にとっては高めの楽曲ですが、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。低音をあまり気にしなければ、女声にも歌いやすい楽曲です。