こんにちは。今回はMY LITTLE LOVERの『Hello,again ~昔からある場所~』(1995)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。


『Hello,again ~昔からある場所~』(MY LITTLE LOVER)


【地声最低音】mid1G(G3)  

★泣かないことを誓っm1G[た]まま時hiA[は]過ぎ(Bメロ)


【地声最高音】hiC(C5)  

★hiB[君]hiC[の]hiA[こ]えが(サビ)


【裏声最高音】hiD(D5) 

★今もhiA[む]hiD[に]hiB[ひ][び][く]よ(サビ)



【補足】hiA,hiB等の注意点

リグレットhiB[と] hiA[つ]みを包み込んで(Aメロ)
★僕は一人hiB[に][な][た](Bメロ)
★「記憶の中で ずっと二人は生きていhiA[け]hiB[る]」(サビ)
★それはあ[い][がさ]まよう[影]
★あの[時]見えなかった
★雨はやがて あがっていhiB[たーー](ラストサビ直前)
★Hello, hiA[again a] [feeling] heart(アウトロ)
★Hello, hiB[a-]hiA[-gain] my old dear place

『Hello,again ~昔からある場所~』(MY LITTLE LOVER)
 まず、MY LITTLE LOVERについて少し説明します。MY LITTLE LOVERは3人組の音楽ユニットとして、1995年に結成されました。現在はボーカルのakkoさんのソロプロジェクトとなっていますが、結成当時はキーボードでプロデューサーの小林武史さん、ギタリストの藤井謙二さんが在籍していました。略称としては「マイラバ」が使われています。

 さて、『Hello,again ~昔からある場所~』は、1995年にMY LITTLE LOVERによってリリースされたシングル作品です。タイアップとして、日本テレビ系ドラマ『終らない夏』の主題歌に起用されました。『Hello,again 』はマイラバの代表的な作品として列挙されることが多く、現在でもカバーされることが多いです。2010年に歌手のJUJUさんがこの曲をカバーし、大ヒットしました。人によってはJUJUさんバージョンの方が耳なじみがあるかもしれません。ちなみに、『Hello,again 』が収録されているアルバム『evergreen』も非常にヒットした作品です。

 『Hello,again ~昔からある場所~』のサウンドについてですが、バンドサウンドを基調としたミディアムテンポのナンバーです。小林武史さんプロデュースと聞くと、ストリングスが加わるなど豪華なアレンジがイメージされますが、この楽曲に関しては藤井謙二さんが奏でるエレキギターが非常に重要かつ象徴的な役割をしております。イントロのギターなどは空の青、海の青を思わせます。
 また、『Hello,again』はサビで転調が行われており、こうした仕掛けがサビをより印象的にしています。この転調は、当初作曲を担当していた藤井謙二さんのアレンジの時点で存在していたそうです。

 歌詞についてです。やや抽象的ですが、君との別れについて歌われています。恋愛関係であったのか友人だったのか歌詞の中では分かりにくいですが、「それは愛が彷徨う影」とありますので恋愛関係であったのかもしれません。一方で、2番のサビに「どこかでまためぐるよ 遠い昔からある場所」とあるように、「二人で過ごした昔なじみの風景との別れ」も描かれていると私は解釈しています。
 「「記憶の中でずっと二人は 生きていける」 君の声が今も胸に響くよ それは愛が彷徨う影」というサビのフレーズは、別れと迷いの中にいる「僕」の心情が分かりやすく描かれているのではないでしょうか。
 一方で、2番のサビではそうした迷いの中から前に進もうとする「僕」の姿が描かれています。そうした姿は空に抜けるようなサビのメロディーとも非常にマッチしていると思います。





 さて、『Hello,again ~昔からある場所~』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3) ~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiD(D5)でメロディーが構成されています。地声に関してはおおよそ一般的な女性の範囲であると思います。

 地声最高音hiCについては各サビで1箇所ずつですので、一般的な音域の女性であれば対処しうると思います。楽曲全体を通して、hiA,hiBといった音階が頻出します。hiBあたりは歌い慣れていない女性の場合は滑らかな発声がしづらいと思います。練習を重ねることで少しずつ歌いなれてください。一つの基準として、hiA,hiBあたりを確実に歌えているかを目標に据えるとよいと思います。また、普段カラオケなどで歌いなれている女性にとっては、非常に楽しめる楽曲なのではないでしょうか。

 一方で、声が元々低い女性もいます。そうした方は原曲キーで歌うのは難しいかもしれません。キーを1~2程度下げるとよいと思います。例えば、キーを2つ下げると、mid1F~hiA#あたりになり、男性バンドのスピッツやサカナクションに近い音域になります(難易度が等しくなるわけではないですが、目安として2バンドを列挙しました)。