こんにちは。今回は[ALEXANDROS]の『starrrrrrr』(2013)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 なお、添付される動画は『starrrrrr』のシングルバージョン『starrrrrrr feat.GEROCK』となります。その点についてはご了承ください。

『starrrrrrr』([ALEXANDROS])


【地声最低音】mid1D#(D#3)  ※楽曲全体を通して頻出

★I see a light in dark-[-ness]
★ところが外に出1D#[そうとした]時に 「あっ」と気付く


【地声最高音】hiC#(C#5)  ※サビで登場

★とmid2G#[ほ]hiA#[う]hiC[に]hiC#[暮][れ][た][って](サビ)


【補足】その他の象徴的な個所

★ひm2F[か]る夜の下 足が止まっmid1D#[た](Aメロ)
★立ち上がって mid2G#[yeah] hiA#[yeah](Bメロ)
★さmid2G#[ま]hiA#[よ][[って](サビ)
★また明日には 新しいほmid2G#[うが]hiA#[くへ]
hiC[light] hiA#[up] mid2G#[all the] mid2G[star] [yeah](ラストサビ)

『starrrrrrr 』([ALEXANDROS])









 まず、『starrrrrrr』(スター)についてです。この楽曲は2013年に[ALEXANDROS](旧バンド名[champagne])によりリリースされた作品です。ドイツ発祥の炭酸水ブランドのゲロルシュタイナーとのコラボレーションで製作された楽曲で、シングルでは『starrrrrrr feat.GEROCK』名義になっております。「GEROCK」とはゲロル(Gerol)とロックを合わせた造語だと思います。MVが公式のYoutubeチャンネルで公開され、1200万回もの再生回数を記録しています。ドロスの作品の中でも人気の高い楽曲の一つだと思います。

 『starrrrrrr』のサウンドについてです。ドロスらしい疾走感のあるギターサウンドです。シングルバージョンでは先にも述べましたように、炭酸水とのコラボということで、炭酸の発泡音をにエフェクトをかけたものが楽曲に使用されています。そうした点が一つ特徴の一つであると思います。アルバムバージョンではこのエフェクトは無くなっています。また、アウトロについてもシングルバージョンはフェードアウトしていきますが、アルバムではサビの終わりに流れる象徴的なフレーズ【タラッタッタッタッタラッタッタッ…】で締めくくられます。個人的にはドラムのフレーズ(特に2番Bメロ以降)が非常に心地よいです。
 歌メロディーについてはAメロBメロサビの構成です。AメロBメロが「静」として楽曲を下支えし、「動」のサビへと繋がっていきます。人気の高い理由の一つは幅広いリスナーに馴染みやすいメロディー構成もあると思います。




 さて、最後に『starrrrrrr』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3) ~【地声最高音】hiC#(C#5)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。

 まず、サビにおいてhiC#という音階が登場します。一般的な男性の音域ではかなり高いです。ボーカルの川上洋平さんは地声で歌唱していますが、場合によってはこのhiCは裏声でも良いと思います。残念ながら、ここで裏声で歌うとニュアンスは原曲と少し変わってしまいます(上手く歌いこなせる方であれば原曲の力強さが損なわないかもしれません)。とはいえ、もしhiA#辺りを地声で確実に歌いこなせるのであれば、hiCをファルセットで対応するのもあり得るかもしれません。ただ、hiA#を確実に歌いこなし、かつ器用な裏声が要求される点で、難易度は高いです。

 一番無難なのは、やはりキーを下げるということです。個人差はありますが、hiA#,hiA辺りまで歌いこなせるのであれば、原曲より3~4つ下げると良いです。「4つ下げる」というのは抵抗があるかもしれませんが、hiAを安定的に歌いこなすというだけでも一般的な男性の中でも上手い方だと思います。


 ちなみに、前回取り上げた『ワタリドリ』と比較すると、この『starrrrrrr』の方が難易度は低いと思います(当然一般的なポップソングよりは難易度は高いです)。『ワタリドリ』の音域は【地声最低音】mid1C#(C#3) ~【地声最高音】hiD(D5) 、【裏声最高音】hiE(E5)でした。必ずしも「音域の高さ=難易度」ではないですが、この2者について言えば、やはりキーのエグい『ワタリドリ』の方が難しいです。

【補足】Bメロについてですが、原曲に忠実に歌唱すると息が続かない人も多いと思います。どこかでブレス(息継ぎ)を入れてください。例えば、「だからもう一度」の箇所などが良いかもしれません。具体的には「だからもういちど」と歌唱する部分を「だからもいちど」と歌います。「う」を省いた分、ブレスを入れる余裕が出来ます。