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『I beg you』(Aimer)の音域と感想【加筆】

(2019/03/03)初投稿
(2020/06/02)hiA#hiC辺りまで記載しました。

 こんにちは。今回はAimerさんのトリプルA面シングル『I beg you/花びらたちのマーチ/Sailing』から、『I beg you』(2019)を取り上げます。よろしくお願いします。

 Aimerさんは以前に『蝶々結び』を取り上げて以来、2回目の登場となります。

『I beg you』(Aimer)


『I beg you』(Aimer)










【地声最低音】mid2A#(A#3)

★哀れ「みをく」ださい 落ちた「」鳥にそっと触れるような
★涙汲「」で 見「」ろして
★靴の先で転がしても構「わな」いわ


【地声最高音】hiD#(D#5)※Cメロで2か所

★津々とかなしみだけhiA#[が]hiC[ふ]hiD#[り]hiD[つ]A#[も]

【補足】hiA#hiCなどの注意箇所

★ねhiA#[ぇ]hiC[輪に]A#[なって]おA#[ど]りましょう(サビ)
hiC[lie] hiA#[lie], lie, la la hiA#[la]

hiC[曖]hiA#[昧]に笑うから


 さて、まず『I beg you』の紹介です。この楽曲は劇場版『Fate/stay night[Heaven’s Feel]』第二章の主題歌に起用されました。『I beg you』の作詞作曲プロデュースは梶浦由記さんによって行われています。梶浦由記さんはアニメやゲームを中心に音楽プロデュースを行っており、日本を代表するプロデューサーの一人といえます。
 この楽曲が収録されたトリプルA面シングル『I beg you/花びらたちのマーチ/Sailing』により、Aimerさんはオリコン週間シングルランキングで自身初のチャート1位を記録しました。

 『I beg you』のサウンドについてですが、バンドサウンドとオリエンタルなストリングアレンジが特徴的であります。そこにAimerさんの独特なボーカルが重なり、楽曲の重厚感が一層強くなっております。個人的には2番のAメロで展開されるリードギターのサウンドが耳に残りました。ただ、やはり楽曲の全編にわたり展開されるストリングアレンジが圧倒的であります。

 歌詞については、憎悪にも似た狂気に触れ動く愛情が描かれていれています。『I beg you』とは直訳すると「私はあなたにお願いします」となりますが、「beg」とは「請い願う」という意味があり、非常にへりくだった表現です。実際に『I beg you~』という言葉は、日常では「丁寧すぎる」とも感じる方も居られるようです。
 
 では、歌詞に登場する「わたし」は「あなた」に何を請い願っている(beg)のか。一部ですが引用すると、

「哀れみをください 落ちた小鳥にそっと触れるような」
「靴の先で転がしても構わないわ 汚れててもいいからと 泥だらけの手を取って」
「もう辛い 散々傷ついて 優しい世界に誰だって行きたい」
「愛を請う仕草で黙り込んで慎ましいつもりでいた」

混沌としたドロドロ感が漂っています。それがバンドサウンドやオーケストラ、個性の強いボーカルにより一層際立ちます。人によっては非常に重たすぎる世界観ではありますが、その重たさ、非日常感、妖々しさ、気怠さ、混沌が非常に心地よくもあります。




 さて、この『I beg you』の音域についてですが、地声最低音 mid2A#(A#3)~地声最高音hiD#(D#5)  でメロディーが構成されています。一般的な女性の音域より少し高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiD#はCメロで2回登場します。このhiD#の場面はファルセットで対応してかもしれません。
 それ以外では、サビの部分の最高音はhiC(C5)です。この辺りは歌い慣れた人であれば楽しめると思います。声が低い女性の場合は、原曲よりも2~3程度キーを下げると(♭2~3)良いと思います。

 この楽曲は音域を把握しておくことも大切ですが、もむしろその独特な声質をどうするかという点だと思います。つまり、「妖しさ、気怠さ、混沌」といった要素をどのように声で表現していくか

 Aimerさんの発する歌詞はハッキリと聞き取れますが、必ずしも『日本語の発音』として明瞭かつクリアな発声をしているわけではありません。 そうした点に歌唱力が加わって、「妖しさ、混沌」といった要素が表現されています。ただ、必ずしもAimerさんの声を真似する必要は無いと思います。

 「優しい声」「力強い声」「気怠い声色」「哀愁深い声」「怒りに満ちた声」「少年性(少女性)を帯びている」などのように声の持つ性格、特質をつかんでおく必要があると思います。

 『I beg you』は一部高い箇所がありますが、キーの調整なども行いやすく、比較的手を付けやすい楽曲なのではないかと私は分析しております








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