(2020/02/06)最低音の表記ミス(mid2B⇒mid2D)を修正。mid2G~hiC#も詳細に記載しました
こんにちは。今回はヨルシカの『ただ君に晴れ』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
ヨルシカは当ブログでは、これまでに『ただ君に晴れ』、『パレード』、『だから僕は音楽を辞めた』、『言って。』、『ヒッチコック』を取り上げております。興味を持たれた方は、参考にどうぞ。
『ただ君に晴れ』(ヨルシカ)、Tada Kimi ni Hare(Yorushika)
2018年5月9日発売【アルバム『負け犬にアンコールはいらない』収録】
【地声最低音】mid2D(D3)
★m2D[よ]るm2G[に]hiA[浮]G[かん]でいた
【地声最高音】hiC#(C#5) ※転調後(+1)ラストサビ
★そm2G#[れ]hiA#[で]hiC#地[いい]A#[だ]G#[ろ]、もう
【裏声最高音】hiD#(D#5) ※転調後ラストサビ
★hiA[Ah]m2G[Ah] 追m2G#[い]hiA#[つ]hiD#裏[け]hiC#[ない]A#[ま]G#[ま]
※「Ah Ah」の部分は歌詞表記はありません
【補足】mid2G~hiC#辺りの注意箇所
★くm2G[ら]hiA[げ]hiC裏[の][よう][なつ]A[き]G[が]爆ぜた(Aメロ)
★m2G[あ]のG[な]hiA[つ]hiC[の]A[き][み]があたA[ま]G[に]いる
★m2G[き]っとhiD[きっ]hiC[と]お[ぼえ]hiA[て]G[る]から
★(追いつけないまま)大人hiB[に]A#[なっ]G#[て]【転調後サビ】
★きm2G#[み]hiA#[の]ポhiC#[ケッ][ト]に[よ]A#[る]G#[が]咲く
まず、ヨルシカという音楽グループについて説明します。ヨルシカは、ボカロPとして活動していたn-buna(ナブナ)さんと、ボーカルのsuis(スイ)さんが2017年に結成したグループです。これまでにミニアルバムを2枚リリースしており、アルバム『負け犬にアンコールはいらない』(2018)はオリコン週間ランキングで5位を獲得しております。
『ただ君に晴れ』についてですが、アルバム『負け犬にアンコールはいらない』に収録されている楽曲です。アルバムの発売に先立ち2018年5月4日にyoutubeの公式チャンネルに楽曲が公開されました。2019年3月現在、2500万回もの再生回数を記録している人気の高い楽曲です。夏らしい爽やかな作品に仕上がっております。
サウンドについて印象に残ったのは、リードギターです。楽曲全体を通して象徴的なフレーズが続きます。ただ、いわゆる「ギターキッズ」といったライブなどで荒々しく目立つという感じではないと思います。静かに燃える青い炎のようなギターです。
また、バンド全体として、「静」と「動」の使い方が上手く使い分けられているように感じました。メロディーが大まかに分けて、Aメロとサビ(大サビ)のみで構成されているのですが、サビの「動」に対して、「静」の部分が非常に耳に残ります。単純なメロディー構成でありながら、「静」の部分で様々な趣向が凝らされており、短い時間で様々な景色が思い浮かびました。
歌詞については、片思いソングだと思います。夏の風景に対して、大切な気持ちを打ち明けられない主人公の姿が映し出されます。面白いと思ったのは、「口に出せないなら僕は一人だ それで良いからもう諦めてるだけ」に象徴されるように、「恋の成就への諦め」が明確に描かれていることです。
個人的に考えていることは、片思いに対して、「思いを伝える」とケースと「伝えられない」というケースのは、現実では圧倒的に「恋心を伝えられない人」の方が多いということです。伝えられないまま進学や就職などで離ればなれになったり、恋かどうかも分からないまま卒業を迎えたりです。よく「恋愛を楽しめている人の割合は人口全体に対して2~3割程度」だと言われます。
『ただ君に晴れ』は、思いを伝えられなかった人、思いを伝えようという感情にすら届かなかった人には特に響くと思います。また、初恋などを思い出す人も多いかもしれません。そうした人の感情に寄り添ってくれる楽曲だと思います。再生回数が非常に伸びているのも、今現在、淡い恋心を抱いている若い世代の急所を突くような心情描写がされているからではないでしょうか。非常に良い曲です。
さて、『ただ君に晴れ』の音域についてですが、地声最低音mid2D(D3)~地声最高音hiC#(C#5)、裏声最高音hiD#(D#5)でメロディーが構成されております。一般的な女性よりも声がやや高いです。カラオケなどで歌を歌うのが得意な人は楽しめる楽曲ではないでしょうか。爽やかな楽曲で、カラオケでも問題なく歌えると思います。
一方で、この楽曲を歌えないという人も多いかもしれません。図に示したように、一般的な女性よりも少し高音寄りに音域が展開されています。したがって、声が低い人などはキーを下げるという対応を取った方が良いと思います。必ずしも難易度が高い楽曲ではないですので、努力次第では上手く歌えるようになるという人も居ると思います。hiCやhiDといった高音部分はファルセット(裏声)で対応しても楽曲のイメージが壊れにくいです。
『ただ夜に晴れ』はラストのサビで転調が行われ、キーが1つ上がります。カラオケなどで歌唱する際はその辺も気を付けておいてください。
『ただ君に晴れ』は音域自体は広くなく、比較的狭い音域でメロディーが構成されております。そのため、キーの調整は非常に行いやすいです。普段歌い慣れていない人はキーを大きく下げて歌唱したり、練習したりすることが可能です。個人的にはキー調整したうえでの練習曲には非常に向いていると考えております。
一方で、高めで狭い音域でメロディーが構成されているということは、楽曲全体を通して、高めの音階が多く登場するということでもあります。よって、持久力が要求される楽曲でもあります。メロディー自体は複雑ではありませんが、その点は留意しておいてください。
この楽曲は全体として、ボーカルが透明感のある柔らかい発声が行われています。高音部の声の強さを抑え気味にすることで、上手く歌えるという人もいるかもしれません。
★hiA[Ah]m2G[Ah] 追m2G#[い]hiA#[つ]hiD#裏[け]hiC#[ない]A#[ま]G#[ま]
※「Ah Ah」の部分は歌詞表記はありません
【補足】mid2G~hiC#辺りの注意箇所
★くm2G[ら]hiA[げ]hiC裏[の][よう][なつ]A[き]G[が]爆ぜた(Aメロ)
★m2G[あ]のG[な]hiA[つ]hiC[の]A[き][み]があたA[ま]G[に]いる
★m2G[き]っとhiD[きっ]hiC[と]お[ぼえ]hiA[て]G[る]から
★(追いつけないまま)大人hiB[に]A#[なっ]G#[て]【転調後サビ】
★きm2G#[み]hiA#[の]ポhiC#[ケッ][ト]に[よ]A#[る]G#[が]咲く
まず、ヨルシカという音楽グループについて説明します。ヨルシカは、ボカロPとして活動していたn-buna(ナブナ)さんと、ボーカルのsuis(スイ)さんが2017年に結成したグループです。これまでにミニアルバムを2枚リリースしており、アルバム『負け犬にアンコールはいらない』(2018)はオリコン週間ランキングで5位を獲得しております。
『ただ君に晴れ』についてですが、アルバム『負け犬にアンコールはいらない』に収録されている楽曲です。アルバムの発売に先立ち2018年5月4日にyoutubeの公式チャンネルに楽曲が公開されました。2019年3月現在、2500万回もの再生回数を記録している人気の高い楽曲です。夏らしい爽やかな作品に仕上がっております。
サウンドについて印象に残ったのは、リードギターです。楽曲全体を通して象徴的なフレーズが続きます。ただ、いわゆる「ギターキッズ」といったライブなどで荒々しく目立つという感じではないと思います。静かに燃える青い炎のようなギターです。
また、バンド全体として、「静」と「動」の使い方が上手く使い分けられているように感じました。メロディーが大まかに分けて、Aメロとサビ(大サビ)のみで構成されているのですが、サビの「動」に対して、「静」の部分が非常に耳に残ります。単純なメロディー構成でありながら、「静」の部分で様々な趣向が凝らされており、短い時間で様々な景色が思い浮かびました。
歌詞については、片思いソングだと思います。夏の風景に対して、大切な気持ちを打ち明けられない主人公の姿が映し出されます。面白いと思ったのは、「口に出せないなら僕は一人だ それで良いからもう諦めてるだけ」に象徴されるように、「恋の成就への諦め」が明確に描かれていることです。
個人的に考えていることは、片思いに対して、「思いを伝える」とケースと「伝えられない」というケースのは、現実では圧倒的に「恋心を伝えられない人」の方が多いということです。伝えられないまま進学や就職などで離ればなれになったり、恋かどうかも分からないまま卒業を迎えたりです。よく「恋愛を楽しめている人の割合は人口全体に対して2~3割程度」だと言われます。
『ただ君に晴れ』は、思いを伝えられなかった人、思いを伝えようという感情にすら届かなかった人には特に響くと思います。また、初恋などを思い出す人も多いかもしれません。そうした人の感情に寄り添ってくれる楽曲だと思います。再生回数が非常に伸びているのも、今現在、淡い恋心を抱いている若い世代の急所を突くような心情描写がされているからではないでしょうか。非常に良い曲です。
さて、『ただ君に晴れ』の音域についてですが、地声最低音mid2D(D3)~地声最高音hiC#(C#5)、裏声最高音hiD#(D#5)でメロディーが構成されております。一般的な女性よりも声がやや高いです。カラオケなどで歌を歌うのが得意な人は楽しめる楽曲ではないでしょうか。爽やかな楽曲で、カラオケでも問題なく歌えると思います。
一方で、この楽曲を歌えないという人も多いかもしれません。図に示したように、一般的な女性よりも少し高音寄りに音域が展開されています。したがって、声が低い人などはキーを下げるという対応を取った方が良いと思います。必ずしも難易度が高い楽曲ではないですので、努力次第では上手く歌えるようになるという人も居ると思います。hiCやhiDといった高音部分はファルセット(裏声)で対応しても楽曲のイメージが壊れにくいです。
『ただ夜に晴れ』はラストのサビで転調が行われ、キーが1つ上がります。カラオケなどで歌唱する際はその辺も気を付けておいてください。
『ただ君に晴れ』は音域自体は広くなく、比較的狭い音域でメロディーが構成されております。そのため、キーの調整は非常に行いやすいです。普段歌い慣れていない人はキーを大きく下げて歌唱したり、練習したりすることが可能です。個人的にはキー調整したうえでの練習曲には非常に向いていると考えております。
一方で、高めで狭い音域でメロディーが構成されているということは、楽曲全体を通して、高めの音階が多く登場するということでもあります。よって、持久力が要求される楽曲でもあります。メロディー自体は複雑ではありませんが、その点は留意しておいてください。
この楽曲は全体として、ボーカルが透明感のある柔らかい発声が行われています。高音部の声の強さを抑え気味にすることで、上手く歌えるという人もいるかもしれません。
コメント
YOASOBIの夜を駆けるお願いします!
補足の所、あのなつのきみが
「つ」が最高音となっていますが、
「の」ではないでしょうか?
>>2
コメントありがとうございます。
この部分、全体的に表記がズレてますね。
かなり大きなミスです。ご指摘感謝いたします。
すぐに修正致します。
(追記)
修正が完了しました。ご指摘ありがとうございました。
助かりました。また、何かありましたら、コメント下さい。
本当にありがとうございました。
>>3
対応が早くてびっくりしました!(笑)
ありがとうございますー
>>4
今回たまたまです(笑)
のなめさんのコメントをタイミングよく確認出来たのと、
ちょうど調べ直したり、修正する時間もありました。
いつもだと、数時間後位になりますね。