こんにちは。今回はYEN TOWN BANDの『Swallowtail Butterfly ~あいのうた~』(1996)を取り上げたいと思います。20年以上前の楽曲ですが、今でも頻繁にカバーされる名曲です。ごく最近も、アニメでカバーされていました。よろしくお願いします。
この楽曲は公式チャンネルなどで動画や音源が公開されておりませんので、当ブログにおいても動画の添付はありません。ご了承ください。
この楽曲は公式チャンネルなどで動画や音源が公開されておりませんので、当ブログにおいても動画の添付はありません。ご了承ください。
『Swallowtail Butterfly ~あいのうた~』(YEN TOWN BAND)
★[こ]の空の 青の青さに心細くなる【Aメロ】
★信じるものすべ[て]
【最高音】hiD(D5)
★明日の夢をhiA[追]hiB[い]hiC#[か]hiD[け][て][た]【サビ】
★は[や][くはし][れ]hiD[な][かっ][た]【Cメロ】
【補足】その他の象徴的な箇所(hiA~hiC#)
★あなhiB[たは]hiC#[く][も]hiA[の]影に【サビ】
★あなhiB[たは]hiC#[く][も]hiA[の]影に【サビ】
★[ママの]hiC#[く][つ]で 速く走れなかった 【Cメロ】
★[泣かな][い] [は]だしになった日も
まず、『Swallowtail Butterfly ~あいのうた~』についてです。この楽曲はシンガーソングライターのCHARAが主演する映画「スワロウテイル」の主題歌として書き下ろされた作品です。YEN TOWN BAND(イェン・タウン・バンド)とは映画の中に登場する架空のバンドのことです。オリジナルメンバーはCHARAさん、プロデューサーでキーボーディストの小林武史さん、ギタリストの名越由貴夫さんで構成されています。作詞はCHARAさんと映画監督の岩井俊二さん、および小林武史さんで行っております。作曲編曲は小林武史さんが行いました。
この楽曲はこれまでに頻繁にカバーされておりますが、比較的有名なカバーとしてはJUJUさんのカバーアルバムが有名かもしれません。最近もテレビアニメ『消滅都市』において、声優の花澤香菜さん(ユキ名義)がカバーしております(原曲キーから1つ低い音域(♭1)で歌唱しています)。
『Swallowtail Butterfly』のサウンドについては、哀愁漂うバンドサウンドになっておりますが、編曲が小林武史さんということもあり、弦楽器、キーボードの働きも非常に目立ちます。個人的は感想としてですが、最近、あいみょんさんが『ハルノヒ』という楽曲をリリースしました。非常に良い曲ですが、この『ハルノヒ』を聴いたときに、小林武史さんのサウンドワークを連想しました。
また、メロディーについて特徴的な点ですが、この『Swallowtail Butterfly』はサビがほぼヨナ抜き音階で構成されております。「追いかけてた」の色付き1箇所だけが違うのですが、それ以外ほぼ全ては移調すると黒鍵盤だけでメロディーを奏でることが出来ます。この楽曲が長く愛され続けるのは、そうしたメロディーラインの仕掛けもあるのではないでしょうか。
さて、『Swallowtail Butterfly』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3) ~【最高音】hiD(D5)でメロディーが構成されております。
声の低い人や歌い慣れていない人はキーを下げた方が良いと思います。一般的な音域の女性の場合は原曲から1~2つほど下げると比較的歌いやすくなります。
原曲キーで歌う場合、hiDの箇所は裏声でも良いと思います。ボーカルのCHARAさんは該当箇所は裏声と地声が混ざったの独特な発声をしています。この箇所は裏声でもニュアンスが崩れないと思います。それでもサビ冒頭の「あなhiB[たは]hiC[く][も]hiA[の]影に」の箇所は地声で歌えた方が良いと思います。
CHARAさんのボーカルがかなり特徴的なので、原曲のニュアンスを完全に再現するのは非常に難しいのではないかと推測します。先に挙げたJUJUさんはCHARAさんの発声を踏襲したような歌唱をしております。
一方で、最近カバーされた声優の花澤香菜さんはかなりしっとりとした発声をしております。CHARAさんのニュアンスは完全に消えています。また、原曲より一つキーが低いですが、こちらの花澤さんバージョンの方が一般の女性には参考になりやすいかもしれません。
コメント
すみません
あなhiB[たは]hiC[く][も]hiA[の]影にの部分の
hiC[く]はhiC#じゃないでしょうか。
間違ってたらすみません。
Ride歌謡さん、ありがとうございます。
該当部分ご指摘のとおりです。
私のミス表記ですので、これから修正致します。
ご指摘ありがとうございます。
修正完了しました。古い記事でしたので、ずっとそのままでした。
今回はご指摘いただきありがとうございました。
※余談かもしれませんが、投稿者名が非常に素敵です。