『絶望ビリー』(マキシマム ザ ホルモン)

【地声最低音】mid1A#(A#2)
★m1F#–m1G#[哀]願]せずもm2D#[法に]悪繁ごうG#–1F#[牢[へ]【Aメロ】
☆m1A#[愛] m1F#[知恵比べ 緊迫] 1D#[エゴの]屈折サディスト]【Dメロ】
【地声最高音】hiD#(D#5) ※ラストサビで1回(女性パート)
★hiC#–hiD#[愛 轟音なねい[ろは]生【ラスト】
【補足】mid2G#(一部略)~hiA#を含むフレーズ(デスボなどは除く)
★hiA#[ノー]トに猛A#[毒 煩悩にお] [それ抱く]【Aメロ】
★得る熱 m2F–m2F#[ま[さ]にデスhiA#–m2G#[パイ]レーツ]【Bメロ】
★★m2G#–hiA#^-F#[贖う法[律]ゲ]ーム]
★m2F#–G#^-hiA#–G#[絶望ザ[ビ]リーい[ざ])[倫]理]【サビ】
★さあ止めhiA#–m2G#–F#^[ら]れな]いE[ra]ser Rain]
★あm2G#–hiA#[か[い]ろ]し[た] はか[いA#[の]唄【2番Aメロ】
★終わm2G#–hiA#^[ら[ない]のいつか]hiA[ら]半]分ノイズ
★hiA#[KILA” We are the “KILA” My name is “KILA” Even your “KILA]【Dメロ】
★hiC#–A#[Dan]cin’] 心[臓のC#[Bloo]dy]【ラスト】
★hiD地–A#[愛]轟音な]ねい[ろは]生
まず、『絶望ビリー』についてです。この楽曲は、2007年にロックバンド・マキシマム ザ ホルモンによりリースされたアルバム『ぶっ生き返す』に収録されています。同アルバムには、『アカギ』、『What’s up, people?!』、『恋のメガラバ』といったタイアップ曲が収録されています。
『絶望ビリー』は、大場つぐみ原作・小畑健作画の同名漫画を原作としたテレビアニメ『DEATH NOTE』第2期エンディングテーマとしてタイアップが付きました。楽曲の質も相まって、知名度が高い1曲となっており、カラオケなどでも人気が高いようです。同曲の歌メロはAメロBメロサビのような構造があり、要所でシャウトやデスボイスといったパートも含まれまれるノリのよいハードコアとなっています。ライブなどで聴くと盛り上がりそうですが、音域面を考慮しなくてもかなり歌唱難易度が高い曲だと私は感じました。作詞作曲はマキシマムザ亮君、編曲はマキシマム ザ ホルモンによりなされました。
『絶望ビリー』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高い(体感的にはかなり高い)レンジで歌メロが作られています(男性パートだけを見てます)。一般的にはキーを下げた方が歌いやすいといえます。
今回の楽曲は、Dメロの一部でmid1A#やmid1D#といった低音が登場します。ただ、その他の大部分についてはmid1F#が最低音であり、男性曲としては高い低音となります。とりわけBメロサビについてはmid2F#~hiA#といった中高音が連続するため、体感的にかなり高い曲になります。また、今回は調査対象外ですが、デスボイスやシャウトなどのパートについても全体的に高いレンジがが続きます。こうした点を考慮すると、「高音域が得意な男性」の方がマッチしやすい曲といえそうです。
ちなみに、終盤で登場するナヲさんの女声パートについてはhiD#やhiDなどが含まれるため、それなりに高音感があります。ただ、歌唱場面が終盤に限定されるため、高音域が苦手でなければ、歌唱しうるのではないかと私は分析しています。ただ、ロック系の楽曲ですので、そうしたものに合いやすい人におススメです。
女性が同曲を歌唱する場合、個人差はありますが、原キーでも意外と歌唱しうると私は推定しています(Dメロの低音は1オクターブ上を歌唱するとよい)。ただ、Dメロの一部を除いてもmid1F#等がよく見られるため、「高音域が得意な女性」などについてはいくらかキーを上げた方がマッチしやすいと考えています。ただ、楽曲自体の難易度が高いですので、キーが合ったとしてもハードルが高いです。
最後に『絶望ビリー』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#2)~【地声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ高いorかなり高い(女性パートは「やや高め」くらいか)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1A#はDメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内であり、一般的には低いレンジです。ただ、登場回数がそこまで多くないため、見た目ほどは低音感が無いと私は推測しています。ABメロサビなど大部分についてはmid1F#辺りが安定して歌えると形になりやすいです。
次に、地声最高音hiD#はラストサビで1回登場します。このhiD#に次ぐ地声高音としてはhiDがピークとなる場面が全体で1回、hiC#が4回程度登場します(いずれも女性パート)。男声パートについてはhiA#がピークとなる場面が全体で20回程度であり、男性パートだけを考慮しても高い曲といえ、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。
『絶望ビリー』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回の楽曲は音域面以外でも難しい場面が多いですので、その点は留意しておいてください。
今回の楽曲は、サビやAメロ等については比較的わかりやすい歌メロです。ただ、同曲は歌メロが速く、また通常は聴き慣れないような歌詞も多いです。シャウトやデスボイスなどが含まれており、その点でハードルが高いです。最低でも歌詞やリズムなどはしっかり把握したうえで練習に臨みたいです。難易度が高い曲です。
『絶望ビリー』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F#~hiA#(女性パート含めるとhiD#まで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は、Bメロサビ等でこれらが多く登場します。低音についてはDメロの一部でmid1A#等が見られますが、全体でみると男性曲としては高い低音です。
こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。女性パートについては「標準よりやや高め~高音域が非常に得意な女性」に合いそうです。1人で歌唱するのはたいへんですが、原曲同様に、2~3人程度で歌うことも選択肢に入れてみるとよいと私は考えています。
【まとめ】
①Dメロ一部で低音が集中するが、全体的に中高音に寄った曲
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」向け
③一部低い場所もあるが、女性が原キーで歌えなくもない曲
④デスボなど難しい場面があり、歌詞なども聞き取りにくい
⑤場合によっては2人以上で歌うのも選択肢です