『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』(アンジェラ・アキ)、Tegami ~Haikei 15 no Kimi he ~(Angela Aki)
【地声最低音】mid1G#(G#3)
★拝m1G#[啓 この]手紙読んでいるあなたは(Aメロ)
★どこで何をしているのm1G#[だろう]
★いm1G#[まを]生G#[きて]いG#[る](1番サビ)
【地声最高音】hiC#(C#5) ※曲全体で3回
★hiC#[Keep] hiC[on] be[lie][vi][n]g(Cメロ)
★(ああ、負けないで) hiC[泣]hiC#[か][な]hiA#[い]で(ラストサビ)
【補足】hiA~hiCの注意点
★きっm2G#{とす]hiA#[な]G#[お]に(Bメロ)
★打ち明けられるmG#[だろ]hiA#[う]
★いhiA#[ま]hiC[負]A#[けそ]うでC[泣]A#[きそ]うで(サビ)
★ 苦しい中でhiC[い]まをhiA#[生]きてA#[い]る
★hiA#[la la la] Keep on believing hiA#[Keep] hiA[on] be-[-lie][-ving](Cメロ)
まず、アンジェラ・アキさんについて少し説明します。アンジェラ・アキさんは、2000年より音楽活動を開始し、2005年にメジャーデビューした女性シンガーソングライターです。デビューまでに長い下積み時代が続きましたが、デビューシングルの『HOME』がヒットを記録し、翌年の紅白歌合戦にも出場します。その後、人気ゲーム『ファイナルファンタジーXII』の主題歌『 Kiss Me Good-Bye』を担当する等、実績を積み重ねていきました。ピアノを弾きながら、歌い上げる姿が印象的です。
アンジェラ・アキさんの代表的なシングル曲としては、『HOME』、『This Love』、『サクラ色』などがカラオケで人気があるようです。今回取り上げる『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』も非常に人気のある作品です。
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さて、『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』についてです。この楽曲は、2008年にのNHK全国学校音楽コンクール(通称Nコン)のために制作されました。こうしたこともあり、歌詞は将来に悩む思春期の人に向けた応援歌になっており、「未来の自分から15歳の自分に宛てた手紙」という形で作られております。
この楽曲は、大きなヒットを記録し、以後、合唱曲としても定番の作品として定着していきました。また、Nコンでポップスの作家が課題曲を提供するという流れを作った作品ともいえると思います。アンジェラ・アキさんの作品の代表作としても列挙されることの多い作品です。
さて、『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』についてですが、中学生の合唱曲ということもあり、親しみやすい歌メロで作られております。歌メロの音域については、ポップスでは標準的であります。
合唱ではアンジェラさんとは異なるキーで歌われております。一つのパートが図に示す音域を担当するわけではありません。
さて、『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。大よそ一般的な女性の音域の範囲内といえます。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiC#はCメロやラストのサビで登場します。曲全体で3回程度です。一方、サビで象徴的なフレーズ【いhiA#[ま]hiC[負]A#[けそ]うでC[泣]A#[きそ]うで】はhiCが高音階となります。この辺りは一般的な女性の音域の範囲内といえますが、高音域が苦手な方などはキーを少し下げて歌唱しても良いと思います。
『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』は音域自体は滅茶苦茶に広いわけではなく、キーの調整も可能であります。ただ、「易しい曲」というわけではないですので、普段歌い慣れていない人がすぐにしっかり歌いこなせるものではないです。キー調整などをしても、難しいと感じた場合は、別の易しめの曲と並行して練習してください。
逆に歌い慣れた人であれば、比較的手を付けやすい作品であり、表現を学ぶことにも良い作品なのではないかと思います。
『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』は合唱曲としても人気の作品であり、思い入れのある人も多いと思います。興味を持たれた方はカラオケ等でもチャレンジしてみてください。