『三文小説』(King Gnu)、Sanmon Shousetsu
【地声最低音】mid2B(B3) ※Aメロ、Bメロ
★一人にならなきゃいけない時があm2B[る](Aメロ)
※【補足】も参照ください
【地声最高音】mid2G(G4)
★このm2F#[せ]m2G[か]いの誰もが(Aメロ)
★随m2F#[ぶ]m2G[ん老]F#[け]たねっF#[て]
★m2G[あゝ駄文]m2F#[ば]かりのG[脚]hiC[本]hiB[と](サビ頭)
★m2G[あゝ駄文]m2F#[ば]かりのG[脚]hiC[本]hiB[と](サビ頭)
【裏声最高音】hiG(G5) ※曲全体で1回
★hiD[あゝ 僕]のD[く]hiE[だ]hiF#[ら]hiG[ない](ラストサビ)
【補足】hiB~hiD#辺りの注意点(特記が無ければ裏声)
★このせかhiD[い]hiC[の]hiB[だ]れもが(Aメロ)
★m2B地[今日]もとなりhiA裏[でわ]hiB[ら]hiC[う]B[か]A[ら]
★hiC[しん]hiB[じ]つB[と]hiA[向き]合うためにA[は](Bメロ)
★描き続けたい物語がhiB[あ]hiC[る]hiD[よ]
★三hiB[文芝居]hiC[に]B[い]つ迄も【サビ】
★付hiB[き]合っていB[た]hiC[い]hiD[の][さ]ぁ
★あゝ君の不器用な ひょうhiC#[じょ]hiD[う]や
★ (救われる)ぼhiB[く]がいhIC[る]B[から]
★こhiC[と]hiD#[ば]hiB[ひ]とつで【ラストサビ】
☆(救われる僕がいる)hiD[から]
☆hiD-hiC[あゝ立]ち[尽]く]した
★こhiC[と]hiD#[ば]hiB[ひ]とつで【ラストサビ】
☆(救われる僕がいる)hiD[から]
☆hiD-hiC[あゝ立]ち[尽]く]した
★ (今なら強く押して見せるか)hiD[ら]
※☆の部分【hiD[から あゝ]】の部分は、コーラスの中で地声が聞こえますが、今回は裏声と判断しておきます。今後、ライブやテレビ放送などで確認し、場合によっては、hiDが地声最高音に変わるかもしれません。
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まず、『三文小説』についてです。この楽曲は、2020年12月に4人組ロックバンドKing Gnuによりリリース予定のシングル作品です。『千両役者』との両A面シングルです。フィジカルの前に配信やストリーミングでのリリースがされており、既に大きな反響を呼んでおります。
『三文小説』はテレビドラマ『35歳の少女』の主題歌として書き下ろされたものであります。ドラマの主題歌ということもあってか、井口さんのボーカルが強調されたナンバーになっており、ストリングスなども大々的に用いられております。
同曲の歌メロについては、とりわけ井口さんの「裏声」が活かされた作品となっております。私自身は、過去に当ブログでも取り上げたアルバム曲の『Don’t Stop the Clocks』(過去記事)を想起させられました(アレンジは大きく異なります)。『三文小説』を練習する際は、この『Don’t Stop the Clocks』も一緒にお勧めしたいです(どちらも難曲ですが)。
さて、『三文小説』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】mid2G(G4)、【裏声最高音】hiG(G5)で歌メロディーが構成されております。地声音域については一般的な男性の音域の範囲内といえますが、裏声がかなり高いです。以下、見てきます。
まず、地声最高音mid2GについてはAメロ、サビ等で登場します。この辺りは一般的な男性の音域の範囲内といえるのですが、非常にコントロールされており、裏声への移行もスムーズです。
私なりのイメージなのですが、「ギリギリmid2Gが出る」という位の人は、キーを下げるか、もしくはm2Gも裏声で歌ってもよいのではないかと思います。ただ、サビ頭の【m2G[あゝ駄文]m2F#[ば]かりの】の部分は、できれば地声成分を多めに発声したいところです。
『三文小説』については、図にも示すように楽曲全体を通して裏声が使われており、ボーカルが非常に制御されております。このレベルにまで歌いこなすにはたゆまぬ努力が必要なのですが、少しずつ練習してください。
これも私なりの経験なのですが、地声では届かないキーの高めの曲や、男性の場合は女性ボーカルの曲などを「裏声」で歌うというのも良い経験なのではないかと思います。
カウンターテナーとして知られる声楽家の米良美一さんはアイドル松田聖子さんのボーカルを裏声で真似ることが、声楽家としての原点だったそうです。歌い慣れている人は、米良さんの『もののけ姫』なども練習曲にしても良いと思います。
『三文小説』は音域は非常に広いのですが、低音部分に余裕があり、キー調整は可能です。原曲キーでいえばmid2G~hiA辺りの「地声と裏声が混ざるようなレンジ」を自分なりに見つけ出して、キーを調整し練習してください。各々得意な声の領域は異なりますので、この作業は非常に重要だと思います。hiC以上の高音域が得意な人などは少しキーを上げても良いと思います。
『三文小説』はかなり難しい楽曲で、高いレベルで歌いこなせると称賛されるような難易度なのではないかと思います。人気も高い作品ですので、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
地声は高くなかったのですか…裏声との行き来がスムーズすぎてどこが裏なのか地なのか分かりずらいですね、また裏声もひ弱い感じでなく、響きが大きいので、この表現はとても難しそうです
>>1
そうですね。裏声はホントにヘッドボイスだらけだと思います。
よく、「ミッキーマウスの声真似」から始めるとよいとか言われますね。
井口さんの裏声は地声感が凄く残ってると思います。
私なりのイメージなのですが、「もののけ姫」などが練習曲としてよいかもです。
>>2
ヘッドボイスだと曲やアーティストによって地声判定もされてたりするので、分類が難しいですよね
今回リクエストしたのは、これは果たして地声なのか裏声なのかが気になったという面もあります(結果的にはリクエスト扱いにはなりませんでしたが)
リクエストですが、04 Limited Sazabysのswimを、mid2G辺りから記載でお願いします、大変だと思いますが、気長に待ちます
>>3
そうですよね。
今回はボーカルがかなり活きたアレンジでしたので
比較的迷いは無かったですが、人によっては地声判定されやすいですね
あと、曲調がアップテンポだったりすると、地声っぽくなりやすいです
フォーリミは個人的にはやりやすいです(こないだ間違いましたが)。
>>4
キーが高い=調査が難航するわけじゃないんですね、あまりにも大変そうな曲はリクエスト躊躇うことがあります…
>>5
キー高い曲は、調査が終わって記事にするときに
色分けしたりするのが大変ですね。
あと、表記する情報が多いので、
「見てる側が見にくくないだろうか」とかは感じたりします。
ラップとかシャウトがなければ、全然大丈夫です。
>>6
デスボ使うバンドの、デスボ除いたクリーンパートだけ調査、とかは大丈夫ですか?それならベガスのLet me hearも知りたいですね(one by oneやkilling meを調査不可能だったのは把握してます)
ちなみにフォーリミが大変だと思ったのは、おそらくmid2G以上記載だと量が膨大になるから記事にするのが大変なのかなぁと思ったのもあります
>>7
クリーンパートだけとかなら調べるのは大丈夫です。
正式な記事にはしないかもしれませんが、
コメント欄で書いても良いですし、Twitter経由で添付したりしても
いいかもしれませんね。
色々やり方を考えてみます。
さユりさんのライブいいですね。良い時間を。
>>8
ありがとうございます、個人的にはデスボ抜きで記事化してもいい気もします
LIVE楽しんできますwちなみにさユりさんはゲスト扱いで、マイファスがいろんなアーティスト呼んでコラボをするイベントなのです
>>9
なるほど!TwitterではマイファスのコラボLiveにも参戦すると仰ってましたね。
いずれにしても良いですね。