こんにちは。今回は米津玄師さんの『カナリヤ』(2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。
『カナリヤ』(米津玄師),Canaria(Kenshi Yonezu)
【地声最低音】mid1C(C3)
★m1D[だ]れもが[わ]すれていく白いm1C[プロム]D[ナ]ード(Bメロ)
※m1Dが多めです。
【地声最高音】hiA(A4) ※曲全体で7回
★歩いm2F#{て]いこう hiA[さ]F#[い]ごまで(サビ)
☆m2F#{見]m2G[つ]hiA地[け]hiD裏[ない][とし]ても(2番・ラストサビ)
★ (もしも最後に) hiA[な]F#[に]m2G[も な][く]てF#[も](ラストサビ)
※☆は1番サビでは裏声になっています。【裏声最高音】参照
【裏声最高音】hiD(D5) ※サビで登場
★はm2F#[か]m2G[え]hiA裏[れ]hiD[ない][とし]ても(1番サビ)
☆m2F#{見]m2G[つ]hiA地[け]hiD裏[ない][とし]ても(2番・ラストサビ)
☆m2F#{見]m2G[つ]hiA地[け]hiD裏[ない][とし]ても(2番・ラストサビ)
【補足】mid2F~hiC#の注意点
★くすm2E[ぶ]m2F[り]しm2G[ず]E[む]夜に揺れる(Aメロ)
★くすm2E[ぶ]m2F[り]しm2G[ず]E[む]夜に揺れる(Aメロ)
★m1D[カ]ナリヤD[が]鳴きm2F[だ]m2E[す]四月の末の(Bメロ)
★いいよ あなたとなら m2E[い]いよ【サビ】
★m2F#[二]度とこm2F#[の]m2G[場]F#[所]に
★あなたも m2F#[わ]m2G[た]しも(Cメロ)
★変わってしm2E[ま]m2F{う]でしょう
まず、『カナリヤ』についてです。この楽曲は、2020年に男性シンガーソングライターの米津玄師さんによりリリースされたアルバム『STRAY SHEEP』(ストレイ・シープ)に収められております。アルバムのラスト15曲目に収録されており楽曲のフィナーレを彩ります。2020年に11月下旬にMVが公開されました。
『カナリヤ』はピアノを基調としたバラードであり、ストリングスなども用いられております。共同編曲として坂東祐大さんが携わっております。アルバム『STRAY SHEEP』の収録曲の多くは、坂東さんとの共同クレジットとなっており、そうした点がアルバムのカラーにもなっているように私は感じました。
『カナリヤ』の歌メロ音域の特徴についてです。上述のように、地声音域としてmid2E~hiA辺りが広く登場します。ただ、楽曲全体で断続的に登場するわけではないので、その点で少しゆとりがあると思います。一方、Cメロ~ラストのサビは終盤の見せ場ということもあり、高めの音が続くようになります。
私なりのイメージですが、米津さんはmid2E~mid2G,hiA辺りをエモーショナルに歌いこなしております。この辺りの表現が特に参考になるのではないかと思います。
さて、『カナリヤ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも少し高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiAはサビを中心に登場します。登場回数としては7回です。この辺りは一般的な男性の音域よりやや高めであり、登場回数も少なくないので、キーを下げてもよいのではないかと思います。原曲キーから2つ程度を目安に下げてみてください。mid2G以下をしっかり歌いこなすのであれば、「hiAを裏声で歌唱するのもアリ」だと思います。
hiAは登場回数としては少なくないのですが、頑張って原キーで練習してみるのも良いと思います。歌い慣れた人がhiAを練習する曲としても良いかもしれません。
『カナリヤ』は音域自体が広めでありますが、キー調整は可能です。歌い慣れた人であれば、ちょうど良いキーが見つかりやすいと思います。
反面、歌い慣れていない人の場合は、キーを調整しても難しい部分が出てくるかもしれません。サビでは高めの裏声も登場し、ハードルがやや高いです。その点は留意しておいてください。キーを調整しても歌いにくいと感じた場合、別の易しめの曲と並行して練習すると良いです。
先にも述べましたが、米津さんはmid2E~mid2G,hiA辺りをエモーショナルに歌いこなしております。J-POPではこの辺りを魅力的に歌いこなせると、表現の幅が広がりやすいです。その点で、バラードの『カナリヤ』は非常に参考になりやすいのではないかと思います。
★m2F#[二]度とこm2F#[の]m2G[場]F#[所]に
★あなたも m2F#[わ]m2G[た]しも(Cメロ)
★変わってしm2E[ま]m2F{う]でしょう
★見失うそのm2F[た]びにhiC#裏[こ]いをF[して]
★たm2F[し]m2G[か]F[め]合いF[た]い
★いいよ いm2F#[い]よ いいよ(ラストサビ)
★たm2F[し]m2G[か]F[め]合いF[た]い
★いいよ いm2F#[い]よ いいよ(ラストサビ)
まず、『カナリヤ』についてです。この楽曲は、2020年に男性シンガーソングライターの米津玄師さんによりリリースされたアルバム『STRAY SHEEP』(ストレイ・シープ)に収められております。アルバムのラスト15曲目に収録されており楽曲のフィナーレを彩ります。2020年に11月下旬にMVが公開されました。
『カナリヤ』はピアノを基調としたバラードであり、ストリングスなども用いられております。共同編曲として坂東祐大さんが携わっております。アルバム『STRAY SHEEP』の収録曲の多くは、坂東さんとの共同クレジットとなっており、そうした点がアルバムのカラーにもなっているように私は感じました。
『カナリヤ』の歌メロ音域の特徴についてです。上述のように、地声音域としてmid2E~hiA辺りが広く登場します。ただ、楽曲全体で断続的に登場するわけではないので、その点で少しゆとりがあると思います。一方、Cメロ~ラストのサビは終盤の見せ場ということもあり、高めの音が続くようになります。
私なりのイメージですが、米津さんはmid2E~mid2G,hiA辺りをエモーショナルに歌いこなしております。この辺りの表現が特に参考になるのではないかと思います。
さて、『カナリヤ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも少し高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiAはサビを中心に登場します。登場回数としては7回です。この辺りは一般的な男性の音域よりやや高めであり、登場回数も少なくないので、キーを下げてもよいのではないかと思います。原曲キーから2つ程度を目安に下げてみてください。mid2G以下をしっかり歌いこなすのであれば、「hiAを裏声で歌唱するのもアリ」だと思います。
hiAは登場回数としては少なくないのですが、頑張って原キーで練習してみるのも良いと思います。歌い慣れた人がhiAを練習する曲としても良いかもしれません。
『カナリヤ』は音域自体が広めでありますが、キー調整は可能です。歌い慣れた人であれば、ちょうど良いキーが見つかりやすいと思います。
反面、歌い慣れていない人の場合は、キーを調整しても難しい部分が出てくるかもしれません。サビでは高めの裏声も登場し、ハードルがやや高いです。その点は留意しておいてください。キーを調整しても歌いにくいと感じた場合、別の易しめの曲と並行して練習すると良いです。
先にも述べましたが、米津さんはmid2E~mid2G,hiA辺りをエモーショナルに歌いこなしております。J-POPではこの辺りを魅力的に歌いこなせると、表現の幅が広がりやすいです。その点で、バラードの『カナリヤ』は非常に参考になりやすいのではないかと思います。
コメント
またまたいい曲ですね!本記事とは無関係ですが、
個人的にブログを見ていて気になったのですが、「やま」さん という方がよくコメントされていると思うのですが、この方はなんか音楽関係の方ですか?(最近コメントしていないイメージなんで気になりました)本人のプライバシーもありますので、答えられる範囲で結構です!
>>1
音楽関係の方ではないですね。
当ブログにコメントを多く下さる方が何人かいらっしゃるのですが、
やまさんもその中の1人です。
記述ミスなどを指摘して下さり、助かってます。
やまさんは現在、プライベートが忙しいので、それが片付くまでコメント回数が減ると仰ってました。
すみません、間違いがいくつかあると思われるので指摘させて頂きます。
まずAメロの「くすぶり沈む」ですが正確には「くすぶ(m2D#)り(m2E)しず(m2F#)む(m2D#)」だと思います。
あとCメロの「恋をして」は「こ(hiC#)いをして」だと思います。
>>3
コメントありがとうございます。
2つの指摘について確認しました。
後者Cメロについては誤りが確認できましたので、
取り急ぎ修正致しました。
前者については誤りは確認できませんでしたが、
今後の検討としてリストアップしておきます。
ご指摘感謝いたします。助かりました。
>>4
すみません前者に関しては後にピアノアプリで確認したら合ってました。
書いた時カラオケの音程バーのみで確認してたので間違えてしまいました。
>>5
返信ありがとうございます。
こちらこそ、貴重な指摘を頂き感謝いたします。
Cメロの部分も修正できてよかったです。