こんにちは。今回はn-bunaさんの『夜明けと蛍』(2014)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。

 なお、n-buna(ナブナ)さんのセルフカバーバージョンの音源については、私自身が確認できたのがYouTubeでの公式アップロードのみでした。また、カラオケでの配信は初音ミクバージョン[最低音m1F#~最高音hiG#]と歌い手のカバーのみで、n-bunaさんのセルフカバーバージョンについては確認できませんでした。ご了承ください。


『夜明けと蛍』(n-bunaセルフカバー)、Yoake to Hotaru
『夜明けと蛍』(n-buna)









【地声最低音】mid1A(A3)  ※Cメロで登場

m1A#[あ]わい月にA#[見と]A#[て]しまうかA#[ら](Aメロ) 
m1A[み]m1A#[ず]に映る花を(花を)見てA#[いた] (Cメロ)

※m1Aはあまりこだわらなくてよいです。m1A#でも違和感は少ない


【地声最高音】mid2G#(G#4)  ※ラストの転調サビ[+1]

★(朝が来ないままで)m2G#[い]m2F#[き]F#[出来]たなら

※通常サビではmid2Gが最高音


【裏声最高音】hiB(B4) ラストの転調サビ[+1]

★朝が来m2F#{ない]hiB[ま]F#[で](ラストサビ)

※通常サビではhiA#が最高音


【補足】mid2Emid2G#を含むフレーズ一覧

★遠m2F#{い]m2E[と]E[い]E[つ]の向こうへ(ラストサビ[転調+1])
★ 淡m2F#[い]m2E[あ]E[焼]F#[の]夜空
★あぁ藍m2G#裏[の]m2F#[色] 夜明けと蛍


 まず、『夜明けと蛍』についてです。同曲は、2014年に、ボカロPで、ヨルシカの詞曲編曲・ギターを担当するn-buna(ナブナ)さんにより制作されました。VOCALOID3専用歌声ライブラリ「IA」(イア)のリジナル・コンピレーション・アルバム『IA THE WORLD ~心~』に収録されております。その後、2015年にリリースされたアルバム『花と水飴、最終電車』に初音ミクバージョンが収録されました。

 先にも述べましたように、n-bunaさんがセルフカバーされた『夜明けと蛍』については、現在音源がYouTubeで公開されたアコースティックバージョン以外は確認できません。原曲はバンドアレンジになっておりましたが、ナブナさんのセルフカバーバージョンは、アコースティックギターを使ったクリーンなアレンジになっております。
 『夜明けと蛍』のセルフカバーバージョンの再生回数は1600万回を超えており、人気も非常に高いです。今後、何かしらの形でリリースされるのではないかと私自身は推測しております。カラオケで歌う際は、初音ミクバージョン【m1F#~hiG#】からキーを3つ上げると、ナブナさんと同じキーになります(厳密には1オクターブ下のキーです)。






 さて、『夜明けと蛍』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A(A3)~【地声最高音】mid2G#(G#4)、【裏声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内といえます。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音mid2G#はラストのサビで2回程度登場します。同曲はラストのサビで転調し、キーが上がります。そのため、通常のサビでは、mid2Gが最高音になります。
 私なりのイメージですが、このmid2G#は裏声気味でも良いかもしれません(地声で出せるに越したことはない)。目安として、mid2F~mid2F#辺りが上手く発声出来ると形になりやすいです。キーが高いと感じられた方は少しキーを下げても良いと思います。

 『夜明けと蛍』は音域自体は広めであり、キー下げの余地は少ないです。歌いなれていない人や、低音域が苦手な人は、低音域がややしんどいかもしれません。難曲ではないですが、ビギナーの練習曲として向いているものは他にもあると思います。

 今回、n-bunaさんのボーカルを初めて拝聴したのですが、とりわけ高音域が非常に温かみのある声質だと感じました。スピッツの草野マサムネさんや、若手のバンドANTENAの渡辺諒さんなどが想起させられました。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。