『トーキョーナイトダイブ』(KOTORI)
【地声最低音】mid1F(F3)
★m1F#[ね]むれない夜F#–m1F[に[飛]び]込1F#[む]【Aメロ】
★m1F#[こ]んな夜に君に会m2F#–F[えたら]いい[な]
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で2回
★またhiA#–m2G#[よ]る]が明[けA#–hiB[て[し]ま]っ]た【サビ】
【補足】mid2F#~hiA#を含むフレーズ一覧
★トーm2F#–G#–hiA#[キョー[ナイ[ト][ダイブ]【サビ】
★ここhiA#–m2G#–F#[に]き]み]G#–A#[は[い]な])い]G#–A#[の[に]
★あm2F#–m2G#[の く[ろ]い] [そG#[ら]の] [向G#[こ]う]側G#[に]は] G#[Ah]【Cメロ】
まず、『トーキョーナイトダイブ』についてです。この楽曲は、2017年にロックバンドKOTORIによりリリースされたアルバム『kike』に収録されております。同アルバムは、バンドとしては初のフルアルバムであり、『Blue』や『素晴らしい世界』といった曲のMV、LIVE映像が公開されております。
さて、『トーキョーナイトダイブ』は同バンドの作品としては特に人気が高い楽曲であり、YouTubeチャンネルでも200万回を超える再生回数を記録しております。インディーズのバンドとしては異例の再生数なのではないかと思います。
ちなみに、同曲は2022年にYouTubeで公開されたアニメ『アンチヒーロージェネレーションズ』のエンディングテーマとしてタイアップが付きました。こうしたことからも、楽曲の人気の高さがうかがえます。
『トーキョーナイトダイブ』はアッパーなバンド曲です。ノリの良いバンド曲ですが、夜をテーマとした作品ということもあってか、どこか切なさを感じさせる楽曲です。歌メロはAメロサビCメロと展開、全体的にシンプルかつ親しみやすいメロです。私個人としても歌詞、サウンドともに非常に耳に残った作品です。作詞作曲はボーカルの横山優也さんによりなされました。
『トーキョーナイトダイブ』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲は「Aメロが中低音中心の、サビではmid2F#~hiA#といった中高音域が頻出」します。とりわけサビは高めの音が連続するため、高音域が得意である必要がありそうです。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が歌いやすいです。ただ、今回は最低音がmid1Fであるため、「標準より低めの音域の女性」などはもしかしたら原曲キーがマッチする可能性もあります(ただ、それでもAメロはかなり低いと思いますので、可能ならキー上げ推奨)。
最後に『トーキョーナイトダイブ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1FはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。男性曲としては高音がやや高いため、こうした特徴がサビの高音にも影響を与えています。
次に、地声最高音hiBはサビで登場します。登場回数は2回程度です。この最高音hiBに次ぐ高音としては、hiA#が全体で10回程度登場します。頻度としてはかなり高いです。そのため、一般的な男性にとっては高いため、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3つ程度下げてみてください。
『トーキョーナイトダイブ』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意なレンジに調整することができると思います。一方、ビギナーについては、もしかしたら一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。その辺りは実際に歌唱してみてください。
今回の楽曲は歌メロ自体はかなりシンプルかつ親しみやすいです。そのため、音域がマッチするのであれば練習曲としては使いやすいと思います。
『トーキョーナイトダイブ』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F#~hiBといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけ、hiA#辺りは登場回数が多く、サビを中心に高音感があります。こうしたことを踏まえると、「ある程度~非常に高音域が得意な男性」が原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①原キーだと「(ある程度)高音域が得意な男性」などに合いそう
②「Aメロは中低音中心、サビで大きく盛り上がる」タイプの曲
③メロは親しみやすく、練習曲には向く
コメント
リクエストに応えて頂きありがとうございます
こちらこそありがとうございます。
この曲はサウンド面でも歌詞でも自分にはドンピシャでした。