『home』(木山裕策)
【地声最低音】lowG#(G#2) ※重要度は高くない
★m1C#[そ]の小さな手でぼC#–m1C[く[の]身[の]丈を【Aメロ】
★m1A#[一]瞬で包んm1C#–C[で[し]まう
★lowG#[き]みがくれた溢れるm2C#[ほ]どの
★この時間の中m2C#[で]どれm1C#[だけ] m1A#[か]え]せるだろう
【地声最高音】hiA#(A#4) ※全体で1回
★hiA#地–m2F[か]え]ろうか もうF–m2F#[か[え]ろうよ【ラストサビ】
【補足】mid2F~mid2G#を含むフレーズ一覧
★帰m2D#[ろ]うか も[うF–m2F#[か[え][ろ]うよ【サビ】
★茜色にF–m2F#^[染[ま]る] F–m2D#[み]ちを]ぉ
★m2F#–F–m2D#[せ]か]い]に一つだけ my [sweet] home
★思えばおm2F#–F–D#[もう]ほ]ど]ぉ【Cメロ】
★パF–m2F#–m2G#[パ[の[パ][パ]や パ[パF#–G#[の[マ][マ]に
★本当に有難m2D#[うっ]て[言いF–m2F#[た[く]なる]ぅぅん]F[だ]
★m2F#–F[せ]か]いに一つだけ my sweet F[home]【ラストサビ】
★m2F#-F[何]時]もF#[何]時]の日も ありがとう
まず、『home』についてです。この楽曲は、2007年に男性歌手の木山裕策さんによりリリースされたシングル作品です。配信シングルとして発売された後に、2008年にはCDシングルとしてリリースされました。アルバムとしては、2009年の『Memorial』に初収録されました。
さて、『home』は木山裕策さんの記念すべきデビューシングル曲です。木山さんはオーディション番組『歌スタ!!』での歌唱が注目を集め、審査員を務めていた多胡邦夫さんの推薦の下でデビューを果たしました。
『home』は楽曲の質も相まって、CDとしては14万枚の売上、配信では75万ダウンロードを記録し、日本レコード協会よりトリプル・プラチナ認定がなされました(ランキングデータブログBillion Hitsより引用)。配信売上は一般的にはあまり取り上げられることは少ないですが、2007年のリリースされた楽曲の中でも特に高い売上を記録した作品の1つです。
ちなみに、同曲はカバーもヒットしており、クリス・ハートさんが2013年に発表したバージョンも10万ダウンロードを記録しております(私はこちらのバージョンで初めて同曲を知りました)。
『home』はピアノやストリングスが基調となったバラード曲です。家族愛がテーマとなっており、父から子どもへ向けた歌詞が印象的です。歌メロはAメロサビCメロから成ります。全体的にメロディーの良さが際立ち、ボーカルの良さが活きやすいアレンジです。作詞作曲は多胡邦夫さん、編曲は米田浩徳さんによりなされました。多胡さんは、Every Little Thing、浜崎あゆみさん、AAA、hitomiさん、柴咲コウさんなどに楽曲提供を行っており、多くのヒット曲を生み出しております。
『home』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては、やや高めのレンジで歌メロが作られております。低音域に若干の余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいのではないかと推測されます。
同曲はAメロは中低音中心、サビではmid2D#~mid2F#といった中高音が多く見られます。そのため、低音~中高音まで安定した歌唱が要求されます。終盤ではmid2G#,hiA#といった音階も見られるようになり、その辺りは標準的な男性には少し高く感じられるかもしれません。
同曲を女性が歌唱する場合、キーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから6津程度上げてみてください。ただ、今回の楽曲は音域がかなり広いため、どうしても一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。場合によっては裏声などを上手く駆使してみるのもよいかもしれません。
最後に『home』の音域についてですが、【地声最低音】lowG#(G#2)~【地声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域としてはやや高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音lowG#はAメロで登場します。ただ、このlowG#については歌い出しの瞬間的な音であるため、あまり厳密な音程にこだわらなくてもよいのではないかと私は推測しております。今回はmid1A#~mid1C辺りが安定して歌えるとある程度形になりやすいと私は推測しております。とりわけmid1Cは登場回数が多いため、「高音域が得意な男性」などはキーを上げるのもよいと思います。
※ちなみに、クリス・ハートさんは原曲キーよりも2つ高いmid1A#~hiCのレンジで歌唱されております。「高音域が得意な男性」などはこの辺りも1つの参考になると思います。
次に、地声最高音hiA#については、ラストサビで登場します。登場回数は1回のみです。このhiA#に次ぐ地声高音としては、mid2G#がピークとなる場面が全体で2回程度、mid2F#が全体で15回程度登場します。サビについてはmid2F#辺りが安定して歌えると、形になります。こうしたことを踏まえると、一般的な男性の音域としてはやや高く、通常は少しキーを下げた方が歌いやすいと私は推測しました(原キーが合う人もおられると思います)。一つの目安ですが、原曲キーから1つ程度下げてみてください。
『home』は低音域に若干の余地があり、キー下げは可能です。ただ、今回は音域自体がかなり広い作品ですので、大きなキー下げには向きにくいです。そのため、キー調整をしたとしても一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。その点は留意しておいてください。
同曲は、メロディーが分かりやすく、リズムが難しい部分も多くはありません。そのため、音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケのレパートリーにはよいと思います。
『home』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2F#(一部でmid2G#~hiA#)といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。サビではmid2D#~mid2F#辺りが多いです。反面、低音域についてはmid1A#~mid1C#辺りが見られます。
こうしたことを踏まえると、「標準よりやや高め~ある程度高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。「高音域が得意(or非常に得意)な男性」などは少しキーを上げるのもよいと思います。
【まとめ】
①Aメロは中低音中心、サビで中高音が増える(音域がかなり広い)
②原キーだと「標準よりやや高め~ある程度高音域が得意な男性」などに合いそう
③「高音域が得意(or非常に得意)な男性」はキーを上げるのもい
④メロは分かりやすい。音域が合うならおススメです
コメント
リクエストした者です。
ありがとうございます!
高音が入る部分もありますが、思っていたほどは高くないんだなという印象を持ちました。カラオケで挑戦してみようかなと思います。
コメントありがとうございます。
記事では触れられませんでしたが、ロングトーンが多いので
人によっては意外と大変かもしれません。
慣れない場合はキーを下げるのもよいと思います。
応援してます。
リクエストです!
Every Little Thingの「Time goes by」「fragile」お願いします!
リストアップしておきます
そういえばELTはまだ取り上げたことがないですね
確か前者は自選曲として調査したたままお蔵入りになってるので
すぐ記事にできるかもしれません