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『表参道26時』( サカナクション ) の 音域

 こんにちは。今回はサカナクションの『表参道26時』(2010)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。なお、今回の楽曲はサビが女声域ですが、男性曲という視点で記事を書いており、地声最高音も男性にしております。ただ、女性パートについては【補足】や【裏声最高音】で触れております。その点についてはご了承ください。


『表参道26時』(サカナクション)
『表参道26時』(サカナクション)の音域







【地声最低音】mid1F#(F#3) ※Aメロで多い

m1G#m1F#-[つ[ま]り[は]心]と心 F#[か]ら]み合っ[てF#[ぇ]切]れた【Aメロ】
★左m2F#[手]で書[い]m1GG#[なま]え]【サビ】


【地声最高音】mid2F#(F#4) ※全体で28~30回(男声のみカウント)

m2F#m2D#[気]づ][てる] F#[気]づ][てる] F#[気]づ][て]る二人【Bメロ】
m2D#m2F#[246 左折 そう聞こ[えた]ぁ] [246 左折]


【裏声最高音】hiC#(C#5) ※サビ(女性パート)

★おもhiBA#hiC#B[て]さんど[う]の]【サビ】


【補足】その他の印象的な場面

★つまりは心m2D#[と]心 絡[み合っ]て切[れた]【Aメロ】
m2G#hiBhiA#F#[つま[ら]ない]よ]るに【サビ】
hiBA#G#G[にじゅ]う]ろ][時が過]ぎて[く]


 まず、『表参道26時』についてです。この楽曲は、2010年にロックバンド・サカナクションによりリリースされたアルバム『kikUUiki』(きくういき)に収録されております。同アルバムには、『アルクアラウンド』(過去記事)、『目が明く藍色』といったシングル曲が収録されております。


 さて、『表参道26時』はアップテンポのバンド曲です。歌メロはAメロBメロサビから展開されます。同曲はサビの歌パートをの女性陣が担当しており(ベース担当の草刈愛美さんとキーボードの岡崎英美さん)、その点が1つ特徴的です。全体的に親しみやすいポップな作品であり、ベストアルバム『魚図鑑』(DISC 1)にも収められました。


 『表参道26時』の音域的な特徴についてです(主に男性パートについて記述します)。同曲は、男性の音域としては標準的(体感的には「やや高め~高め」)のレンジで歌メロが作られております。一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいのではないかと想像されます。
 同曲は、Aメロでmid2D#辺りが多く、Bメロではmid2D#-mid2F#が連続的に登場します。つまり、一般的な男性の音域の範囲内での「中高音寄り」のレンジが連続するため、見た目以上に高音感があります。
 ちなみに、サビの女性パート(mid1G~hiC#)は男声にとっては相当高いですので、①1オクターブ下のレンジを歌うか、②裏声で歌唱するとよさそうです。ただ、キーを下げる際は、1オクターブ下だとかなり辛くなります(最低音がlowF#以下になるため)。

 女性が同曲を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が歌いやすいと思います。今回はmid1F#-mid1G#辺りがAメロで多く登場するため、女性にとってはそれなりに低音感があります。女性の中には原曲キーがマッチする人(ex.「標準より低め~やや低めの音域の女性など」)もおられるかもしれませんが、一般的には少しキーを上げた方がより合うのではないかとと私は推測しました(原曲キーから2つ程度上げてみてください)。



 最後に『表参道26時』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】mid2F#(F#4)、【裏声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内(体感的には高め)です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。この辺りは男性曲の最低音としては高いため、「高音域が非常に得意な男性」などもある程度歌いやすいのではないかと推定しております。反面、女性にとっては比較的低いレンジですので、少しキーを上げた方が安定しやすいと思います(原キーが合う人もそれなりにいる)。

 次に、地声最高音mid2F#(女性パートは除く)はBメロで登場します。登場回数は30回近くと多いです。このmid2F#辺りは男性の音域の範囲内ですが、今回は登場回数が非常に多いため、一般的な男性にとってはそれなりに高音感があるのではないかと私は推測しました。そのため、通常はいくらかキーを下げた方が歌いやすいのではないかと分析しております。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。


 『表参道26時』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。今回の楽曲は、男性の音域についてはおよそ1オクターブで歌メロが作られており、キー下げはしやすいです。そのため、ABメロだけを見れば、かなりキー調整の融通が利くといえます。
 ただ、今回はサビが女性パートになるため、全体でみると音域はそれなりに広く、特にサビは男性にはハードルになる可能性があります。もし可能であれば、2人以上で歌唱し、サビを「裏声が得意な男性」か「女性」が担当するのもよいと思います。

 『表参道26時』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2F#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回は男声域が登場するABメロでこれらが高頻度で登場します。そのため、ABメロだけを見ても体感的に高いと感じました。反面、低音についてはmid1F#が最低音であり、こちらも男性曲としては高めです。
 こうしたことを踏まえると、「標準より高め~高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、今回はサビを女性が担当しているため、その点でも高音域が得意な男性の方が歌いやすいのではないかと推測しております(2人以上で歌唱し、サビを女性がうたうのもよい)。


【まとめ】

①サビは女性パート。男性パートのAメロBメロも中高音寄り
②原キーだと「標準より高め~高音域が得意な男性」などに合いそう
③男性が1人で歌う場合、「サビは裏声で歌う or 1オクターブ下を歌う」とよい
④女性の場合、「標準より低め~やや低めの音域の女性」だと原キーも合うかも

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