『ワンドリンク別』(マカロニえんぴつ)
【地声最低音】mid2A(A3) ※全体で1回
★hiA裏–A#–hiC–m2F地[また[会[え]たってなん]もな2A#–m2A–F地[い[の][に]【Bメロ】
【地声最高音】hiA#(A#4) ※全体で1回程度
★(いつまでたっても)hiA#地–A–2G[埋まん]ない]フロ]ア【Bメロ】
【裏声最高音】hiD(D5) ※2回目のAメロで登場
★hiC–hiD裏–hiA地–2G–F[思ってた[通]り]の]ぉ] ワンドリンクべ[つ]【Aメロ2回目】
【補足】mid2G~hiCを含むフレーズ一覧
★hiA–m2G–F[恋]では]ない] A–G[恋]では]ない] A–G[恋]では]ない]【Aメロ】
★m2F[願っ]て[ないかんけm2G[い]は]
★帰m2F[り]道にhiA–m2G[ぃむ]なし]さ]で[さ吐きそう]に[な]る[から]
★m2G#–G–F[誰]でも]ぉ]いいなんて
★言いm2E–m2F[たく[は] hiA[な]かっA[た]
★hiA裏–A#–hiC–m2G地[言うつ[も[り]なん]てなかっG[た]な
★暗がF–m2G–hiA[り[で[どう]かご[まG[か]しG#–G[て]ぇ]よ]【Bメロ】
まず、『ワンドリンク別』についてです。この楽曲は、2015年にロックバンド・マカロニえんぴつによりリリースされたミニアルバム『アルデンテ』に収録されています。同アルバムは、マカロニえんぴつとしては初の全国流通盤であり、リード曲『鳴らせ』などが収録されています。
さて、『ワンドリンク別』はアルバムの1曲ですが、2024年にTik TokなどのSNSで話題を呼び、大きく再生回数を伸ばしました。演奏時間が1分50秒ほどの短い曲ですが、全体的に力強く、曲全体がサビのようなテンションです。作詞作曲はボーカル&ギターのはっとりさん、編曲はマカロニえんぴつによりなされました。
『ワンドリンク別』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高い(体感的には「かなり高い」でもよいかも)レンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいといえます。
同曲は、AメロBメロから成るシンプルなロック曲です。全体的にテンションが高く、全てがサビのような盛り上がりを見せます。また、最低音mid2Aも回数が少ないため、全体を通して中高音域が頻出、「中高音域が得意な男性」などに合いやすい曲になっています。
女性が同曲を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから1~3つ程度上げてみてください。ただ、今回の楽曲は低音が高く、hiA等の中高音も多いです。そのため、女性が原曲キーで歌えなくもない曲であり、人によっては原キーがマッチする可能性があります。具体的には「標準より低め~やや低めの音域の女性」などは原キーで歌ってみるのもよいかもしれません。
最後に『ワンドリンク別』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高い(体感的には「かなり高い」)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2AはBメロで登場します(登場回数も1回と少ない)。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、mid2Aが最低音となる男性曲は、ほぼ「一般的な男性にとってはキーが高い曲(スタミナも不可欠)」となります。今回の『ワンドリンク別』は明確にこの傾向が当てはあまりそうです。
次に、地声最高音hiA#はBメロで1回登場します。このhiA#に次ぐ地声高音としては、hiAがピークとなる場面が全体で22回登場します。また、今回は演奏が2分弱と短い点などを考慮すると、男性の音域としてはかなり高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから3つ程度下げてみてください(これでも少し高い可能性があります)。
『ワンドリンク別』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。同曲は地声音域もそこまで広くないため、ビギナー向けの調整も一応は可能そうです。ただ、同曲は男性曲としては高いレンジであるため、高音域が苦手な人に合うレンジに調整するためには、多くのキー下げが必要になります。その点で違和感などを感じる人もおられるかもしれません。
同曲はメロディー自体は比較的わかりやすく、リズムもおおむね取りやすそうです。一方、歌メロのテンポが速いため、歌詞などはしっかり覚えておいた方が良さそうです。慣れないうちは少しテンポを落として練習してもよいかもしれません。
『ワンドリンク別』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiA#(裏声はhiDまで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は曲全体を通してこれらが多く登場します。また、低音域も高いため、男性曲としてかなり中高音寄りであり、女性が原キーで歌えなくもない楽曲です。
こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「標準より低め~やや低めの音域の女性」なども原キーがマッチする可能性があります。
【まとめ】
①全体がサビのような曲であり、中高音寄り
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意な男性)」に合いそう
③女性が原曲キーで歌唱可能な曲(標準以上の音域の人は少しキーを上げてもよい)
④地声音域は広くなく、キー調整しやすい(ただビギナーにはやや不向きかも)
⑤歌メロが速いため、歌詞などはしっかり覚えていきたい
コメント
Mega Shinnosukeさんの「愛とU」の音域を調査してほしいです!
リストアップしておきます
自選曲として取り上げようと考えていたので
丁度良かったです