『Summer Venus』(KEYTALK)
【地声最低音】mid1E(E3)
★m1E[コ]バルトブルーのm2F#[オー]シャン【Aメロ】
★m1E[こ]うきあつに誘われm2F#[たん]だ この恋心
【地声最高音】hiB(B4) ※曲全体で3フレーズ程度
★m2F#[はしゃぎ]足り[ない]m2G#[ぜ] hiB–hiA[Su]mmer!]【サビ】
★忘れられないm2G#[夏]hiB–hiA[に]し[よう]ぜ!]【2番サビ】
※hiAが曲全体で40回近く登場【裏声最高音】hiF#(F#5) ※サビで登場
★hiF#–hiE[あ]お] hiC#[Ah!] hiA[Oh!] A–m2G#{飛]び]込もう【サビ】
【補足】mid2F#~hiAを含むフレーズ一覧
★m2E[空]はhiA[すっ]と晴れ渡り【Aメロ】
★水着の君はまるでSummer m2F#[Ve]nus【Bメロ】
★終わらないまm2F#[ほう]m2G#[か]F#–m2F[け]て]
★m2F–F#[よっ[しゃい]m2G#–hiA[こう[ぜ!]【サビ】
★hiA[夢の]m2G#–m2F#[楽]園 [so] パ]ラダイス
★みんなm2F#[で]hiA–m2G#[あ]そん]だG#–A[Me[mories]
★m2F#[ど]hiA[こまでも]m2G#–F#[ひ]ろ[が]A[る]
★カラm2F#[ダ]が求F#–hiA[め[てま]m2G#[す]【2番Bメロ】
★がm2F#[らに]も[ないと]か[言っ]hiA–m2G#[てん]じゃ][ねえ]【Cメロ】
★m2F#–hiA[ア[ミー]ゴ] [ブ[ラ]ボー]
★青m2F#[春に]賞[味期限]は[ご]hiA[ざい]m2G#[ま][せん]【ラスト】
まず、KEYTALK(キートーク)について少し説明します。KEYTALKは2007年より活動する4人組ロックバンドです。2009年に現在の名前になり、2013年にメジャーデビューしました。
KEYTALKはライブにも定評があり、2010年代後半からはフェスでもメインステージに立つようになっております。同バンドの代表的な楽曲としては、『MONSTER DANCE』、『桜花爛漫』(おうからんまん)、『MATSURI BAYASHI』などが人気のようです。私自身としても、代表曲のような「踊れるロック」のイメージが強かったのですが、アルバム曲などを聴いてみると、ネオアコースティック、マスロックなど幅広い音楽性を持ったバンドであることに驚かされた記憶があります。また、ボーカルをギター担当の寺中友将さんと、ベース担当の首藤義勝さんの2人が務めているという点でも特徴的です。
さて、『Summer Venus』(サマー・ヴィーナス)についてです。この楽曲は、2017年に4人組ロックバンドKEYTALKによりリリースされたアルバム『PARADISE』(パラダイス)に収められております。同曲は、アルバムのリード曲ということもあり、ミュージックビデオが制作されており、レーベルの公式チャンネルで公開されております。アルバム曲でありながら、ストリーミングやカラオケランキングでも上位に位置する人気曲です。
ちなみに、同アルバムがリリースされた2017年の夏頃に、東武鉄道とのコラボレーションで、KEYTALKの楽曲が駅の発車メロディとして使用されました。私自身は当時、東武鉄道を利用した際に、これらの発車メロディーを聴いて、嬉しくなった記憶があります。
『Summer Venus』はアップテンポのロックナンバーです。タイトルにもあるように夏の恋を描いたバンド曲であり、ビーチなどにも合いそうな作品です。歌メロはAメロBメロサビといった形で作られております。アルバムの1曲目でツインボーカルということもあり、曲全体を通して元気のいい作品であり、その分ボーカルも高音域を多く使う楽曲となっております。演奏時間も3分半と密度が濃いです。
『Summer Venus』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性としては高いレンジで歌メロが作られております。KEYTALKは寺中さんと首藤さんの男性2人がボーカルを担当しており、2人とも男性としては高めのレンジで歌われております。楽曲中の間奏も短めですので、その点でもスタミナが必要不可欠な楽曲だといえます。オリジナルと同じく二人でボーカルを担当するのもよいと思います(男性1人で歌うには相当しんどいです)。
最後に『Summer Venus』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiF#(F#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べると高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1EはAメロで登場します。このmid1Eは必要不可欠ではなく、低音域が苦手な方は高い音で代用しても違和感は少ないと私は分析しております。低音の基準としてはmid1F#辺りを置いてもよいと思います。そのため、女性などが原曲キーで歌うのこともある程度可能だと思います(人によっては、キーを上げた方がよい)。
一方、地声最高音hiBについてはサビで1回ずつ登場し、曲全体で3回程度となります。ただ、同曲はhiAの登場回数が40回程度と非常に多く、その点で一般的な男性が歌うにはかなり大変です。通常はキーを下げた方が歌いやすいです。目安としてですが、原曲キーから3つ程度下げてみてください(♭3)。
『Summer Venus』は低音域に余裕があり、キー下げなどはしやすいです。ただ、裏声最高音でhiF#が要求されるなど元々の音域がかなり広いですので、キー調整をするにしても歌い慣れた人向けの楽曲と言えます。全体的に親しみやすいメロディーですが、歌い慣れていない人には向きにくいのではないかと思います。
近年のJ-POPでは息継ぎが大変な楽曲が増えておりますが、この『Summer Venus』もそうした特徴を備えた楽曲と言えます。
『Summer Venus』を原曲キーで歌唱する場合、私なりのイメージですが、『高音域が非常に得意な男性』や『標準~やや高めの声域の女性』辺りが歌いやすいのではないかと思います(1人で歌うと仮定)。先述のように、同曲はhiAが曲全体で40回程度登場します。また、長い間奏などもないため、高音域が非常に得意な人でないと酸欠になりそうな楽曲だと考えました。
同曲はツインボーカルで歌われている楽曲です。もし2人以上で歌う場合は、『ある程度高音域が得な男性』、『やや低め~標準的な女性』などもチャレンジしやすいのではないかと思います。
『Summer Venus』は原曲キーだと非常に大変な楽曲です。ただ、夏らしいバンド曲であり、演奏時間も長くありませんので、カラオケでも歌いやすいのではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
KEYTALKは同じキーで2人歌っているのに声質が全然違うのが面白いですね。
この曲はもっと高そうでしたがhiAが相当出てるから高く聞こえたんでしょうね
ぴったくまさん、コメントありがとうございます。
2人とも男性としては高いんですが、首藤さんはクリアで
寺中さんは声が太めですよね。
サビの裏声がhiF#というのも高く感じる原因かもです。
自分の声域だと、1人で歌うのは相当しんどそうです。
もりっしーさんの音域気になります。ヒゲやUVERはきつい感じですか?
以前TwitterでhiFが地声で出ると言っていたのを見たので自分より瞬発力ありそうに思ったのです。
ヒゲダンやUVERは歌えなくはないですが、何曲か続けてると擦れてきますね。
マイナー曲ですが、以前にヒゲダンのカラオケを上げたことがあります。
個人的には地声最高音がhiA~hiB位の曲を続ける方が合いやすいです。
最近だとミセスとかが合いやすいですね。
地声hiFは出ると言えば出るのですが、B’zの稲葉さんがラストのサビとかで使うような
限定的な使い方です。瞬発力的な面でみると、ぴたっくまさんの方が高いと思います。
歌えなくはないけど連発すると体力切れる感じですか
自分もヒトカラで3、4時間以降はhiA,Bくらいが1番合うようになります
hiDとかは無理をしているのかもしれません
3、4時間歌えるならすごいですよ。
プロのライブだと2時間くらいですよね。