『Deeper Deeper』(ONE OK ROCK)
【地声最低音】mid2B(B3)
★m2B[Where]ver you stand m2G[just] start B[to walk]【Aメロ】
★m2B[いつ]だっ2B[て]人m2F#–m2G[はま[よ]うん]だって【サビ】
★m2B[気]付い[ちゃっ]たって知らん[ぷり]していよう【Cメロ】
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で40回超
★hiA[The] hiB[deep] m2G[deep deep]er we A[go]【サビ】
★hiA–m2G[Feeling a]lo]ne, G[but it’s] oh [so sim[ple]A hiB[Let] A[it] [g]o
★hiB[Dim] m2G[dim dim] the light’s m2B[low]
★hiB[Mighty story] Don’t hiB[hide] hiA[it from] B[me]
★そしてhiB[Good Good] A[Da]y[s]A
★hiA–hiB[も[の]ご[と]に[は]so[どん]な[と]き[だって])【Cメロ】
★m2B–hiB–hiA[な[に]かを]き[ずき]そして変えて越えて!
★奇跡と言う名の必然を繰りm2G[か]えして!hiB[上へ]
★hiB[We] hiA–m2G[ne]ver] A[we] [ne]ver [we] will not stop right here
【補足】mid2G(一部略)~hiAを含むフレーズ一覧
★It’s m2G–hiA[co[ming] [back] A[to] what A[I] [know]【Aメロ(サビ直前)】
まず、『Deeper Deeper』(ディーパー ディーパー)についてです。この楽曲は、2013年にロックバンドONE OK ROCKによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては同じ年の『人生×僕=』(ジンセイカケテボクハ)に収録されております。同アルバムには、『The Beginning』(過去記事)、『Nothing Helps』、『Clock Strikes』(過去記事)といった人気曲が収められております。
アルバム『人生×僕=』は前作『残響リファレンス』を大きく上回る30万枚のCDセールスを記録しました。当時のワンオクは既に高い人気を確立しておりましたが、それをさらに上回り、日本を代表するロックバンドとなっていきます。
『Deeper Deeper』はシングル曲として、『Nothing Helps』との両A面でリリースされました。ワンオクらしいアッパーなロックナンバーです。演奏時間は、3分半程度であり、全体的に密度が濃い作品となっております。作詞はTakaさん、作曲はRyotaさん、Tomoyaさんの共作、編曲はワンオクとakkinさんの共同でなされております。また、スズキ「スイフト」のCM曲としてタイアップが付きました。
『Deeper Deeper』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高い、もしくは「かなり高い」レンジで歌メロが作られております。音域自体は広くなく、低音域には余地があるため、キー調整はしやすいです。一般的な男性の場合は、キーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は最低音がmid2Bであり、男性曲としてはかなり高いです。そのため、相対的に中高音域の登場頻度が高くなります。Aメロ辺りはそこまで高い音は多くないですが、サビではhiB,hiAなどがに非常に多く、体力的に辛くなりやすいです。
ちなみに、同曲は音域的には女性の音域と近似しております。そのため、女性の方が原曲キーでの歌唱がしやすいかもしれません。ただ、hiB辺りは女性でも歌い慣れていないとスムーズは発声が損なわれやすいです。歌メロも速いですので、しっかり練習したうえで臨みたいです。
最後に『Deeper Deeper』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、「高い」もしくは「かなり高い」です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2BはAメロやサビ等で登場します(今回は音域自体はそこまで広くないので登場回数が多め)。このmid2Bが最低音となる男性曲は、ほぼ「一般的な男性にとってはキーの高い楽曲(スタミナも不可欠)」となります。今回の『Deeper Deeper』についてはAメロはそこまで高くないのですが、サビがかなり高いです。
一方、最低音が高い分、同曲は女性が原曲キーで歌唱することも可能です。中でも「標準よりやや低め~標準よりやや高めの音域の女性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は推測しました。今回に関しては、男性よりもむしろ女性の方が歌いやすい作品かもしれません。
次に、地声最高音hiBはサビやCメロを中心に登場します。正確には数えておりませんが、hiBがピークとなる回数が少なくとも全体で40回以上あります。そのため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください(これでもやや高いかもですが)。
『Deeper Deeper』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。同曲は音域自体は1オクターブとそこまで広くないため、キー調整の融通は利きやすいです。ただ、同曲はボーカルのTakaさんの力強い発声やテクニカルな歌唱などが魅力的な作品です。キー調整をしたからといってすぐに歌いこなせる楽曲ではなく、しっかりとした練習が不可欠となります。当然、ビギナー向けの練習曲にも向きにくそうです。
同曲は歌詞の半分程度が英語詞となっております。そのため、英語詞に抵抗がある人にとってはハードルになりそうです。ただ、私自身は、それ以上に日本語詞の部分でもリズムが難しく感じる場面がありました。歌詞やメロ等をしっかり覚えて、練習に取り組みたいです。
『Deeper Deeper』を原曲キーで歌唱する場合、高音域はmid2G~hiBといったレンジをしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけ、サビやCメロではhiA,hiBなどが非常に多く、スタミナがゴリゴリ削られる楽曲なのではないかと推測されます。そのため、「高音域が非常に得意な男性」、「標準よりやや低め~標準よりやや高めの女性」などが原曲キーにマッチしやすいのではないかと私は分析しました。どちらかといえば、女性の方が原キーに合う人が多いと思います。
『Deeper Deeper』はアッパーなロック曲であり、難易度は高いですが、カラオケなどで歌いこなせると映えると思います。個人的にはサウンドなども非常に耳に残ります。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
ありがとうございます!!!
過去に調査したものがあったので比較的早く記事にできました。
いい曲です。