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『look at the sea』(おいしくるメロンパン)の音域

 こんにちは。今回はおいしくるメロンパンの『look at the sea』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。


『look at the sea』(おいしくるメロンパン)
『look at the sea』(おいしくるメロンパン)の音域






【地声最低音】mid1G(G3) 

m2A[look] at [the] m2E[sea] 2A[look] at 2Am1G[the flo[wer]【サビ】
m1Gm2A[醒][な]い[で]い][ね]【ラストサビ】


【地声最高音】hiC(C5) ※全体で1回

★せかm2GhiChiBA[い[に]ふ]た]り][いい]【Cメロ】


【補足】mid2F(一部略)hiAを含むフレーズ一覧

m2Am2E[あ[な]たの涙をE[呑ん]AE[あ[な]たの吐息を吸っ[て]【Aメロ】
★しm2E{ず]かな[瞳m2F[に]すん]でいたい
★(look at the bird) m2EhiA[醒[め]ない]でいてね【サビ】
★look at the m2E[sea] look at the m2G#[sk]y]

m2E[いっ]そ嫉妬に[酔っ][いっ]そ悪意もm2G[愛]【2番Aメロ】
m2E[全]部嘘でもhiA[信]じ]ていたい
m2EFm2G[さ[わ[ら]ないで [死FG[ぬ[ま]で知らずにいようm2A[よ]【Cメロ】
m2G[手を]G[ないで] [離さhiA[ない]で 醒めないでいてね
★look at the m2G#hiA[sk[y] G[look] F[at] the moon【ラストサビ】

 まず、『look at the sea』についてです。この楽曲は、2017年にスリーピースロックバンド・おいしくるメロンパンによりリリースされたミニアルバム『indoor』に収録されております。同アルバムには、『あの秋とスクールデイズ』といった楽曲のMVも公開されております。バンドとしては週間25位にランクインし、初のトップ100以内を果たします。

 さて、『look at the sea』はアルバムのリード曲としてミュージックビデオが制作されております。公開されているMVは、2023年10月現在、900万回近い再生回数を記録し、『色水』などととみにバンドとしても人気の高い1曲となっております。私自身もこの頃の活躍を記憶しており、徐々にバンドとして知名度が上がっていった時期です。


 『look at the sea』はアップテンポのバンド曲です。シンプルでありながら歌の良さが活きたバンド曲だと感じます。同曲はAメロサビCメロというシンプルな構成で歌メロが作られております。演奏時間も3分程度であり、密度が濃い作品です。作詞作曲はボーカル&ギターのナカシマさん、編曲はおいしくるメロンパンによりなされました。

 『look at the sea』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては、高め(一部は明確に「高い」)レンジで歌メロが作られております。低音域には余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
 同曲は最低音がmid1Gであり、相対的に中高音寄りの歌メロです。とりわけmid2E~mid2F辺りが全体的に多く、サビやCメロではhiA,mid2Gといった音階が増えます。滅茶苦茶に高音域が高いわけではないですが、ボーカルのナカシマさんはアンニュイかつ軽やかなニュアンスで歌唱されております。そのため、原曲のニュアンスもも考慮すると、見た目以上に高音感があるのではないかと私は分析しました。

 ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回の楽曲は最低音がmid1Gであるため、理論上は女性でも原曲キーの歌唱が可能です。ただ、女性の得意な音域などを考慮すると、キーを上げた方がより声質が活きやすいのではないかと思います。ナカシマさんは中性的な声質であるため、女性でも合いやすい楽曲ではないかと思います。


 最後に『look at the sea』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高め(一部は明確に「高い」)です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1GはAメロおよびラストサビで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、mid1Gが最低音となる男性曲は、高い確率で「一般的な男性にとってはキーが高い曲(要スタミナ)」となります。今回の『look at the sea』もある程度そうした傾向が当てはまるといえるのではないかと思います。逆に中高音域が多い分、高音域が得意な人はマッチしやすいと思います。

 次に、地声最高音hiCはCメロで登場します。登場回数は1回程度です(hiBとのコンボです)。このhiCに次ぐ高音としては、hiAがピークとなる場面が全体で8回程度登場します。こうしたことから男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください(これでも一部は少し高い)。


 『look at the sea』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意なレンジに調整することができそうです。一方、今回は回数こそ少ないものの、男性としては最高音が高いため、ビギナーが歌いやすいレンジにするためには大きなキー調整が必要になるのではないかと私は考えました。そうしたこともあり、ビギナーには少し歌いにくいと私は想定しております。
 今回の楽曲は、メロディー自体はシンプルであり、リズムなども取りやすそうです。反面、Cメロなどは少し歌メロのテンポが速いため、歌詞などはある程度しっかり覚えておきたいです。音域が合うのであれば、練習曲としても悪くないと思います。

 『look at the sea』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiA(一部hiC)といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけmid2E~mid2F辺りは曲全体で多く、サビなどでhiAの頻度が上がります。
 こうしたことを踏まえると、「標準より高め~高音域が得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。また、数としては少ないかもしれませんが、「標準より低い音域の女性」などももしかしたら原曲キーがマッチする可能性があります。



【まとめ】

①全体的に中高音寄りの楽曲
②原キーだと「標準より高め~高音域が得意な男性」向け
③女性だと「標準より低い音域の女性」などは原キーが合う可能性がある
④メロやリズムは分かりやすい(歌詞はしっかり覚えておきたい)。

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コメント

  1. . より:

    取り上げてくださりありがとうございます!
    なんだか勝手に「高いのは声質だけで実際はあんまり高くない」というイメージがあったんですけれど、普通に高いんですね…最高音

    • もりっしー より:

      コメントありがとうございます。
      私も初めて調査したんですが、予想より高かったですね。
      今回はhiCが登場する場面は少ないのですが、
      ナカシマさんは中高音を軽やかに歌ってますよね。
      普通のJ-POPとか歌ったら、高音の曲も歌えるんじゃないかと思います。