『U.S.A.』(DA PUMP)
【地声最低音】mid2B(B3)
★m2F#[U.S.A.リーゼント]ヘア真似しm2B[た]【Aメロ】
【地声最高音】hiB(B4) ※サビを中心に24回
★hiB–hiA[C’mon] baby [ア]メリ][カ]m2F# ドリームの見方をIns[pi[red]hiA【サビ】
【補足】mid2F#~hiAを含むフレーズ一覧
★C’,,,C’mon, baby C’,,,C’mon, baby⇒hiC#–hiDの裏声コンボ【イントロ等の間奏】
★m2F#[U.S.A.] 2F#–E[オールドムー]ビー観た]シ[ネF#[マ]【Aメロ】
★m2G–F#[数十年でリ]レー]ションシップ G–hiA[だいぶ変化[し]た]よ]うだ【Bメロ】
★m2G–hiA–G–F#^[同じふ[ね]の]た[び]び[と]さ])
★m2E{交]差[す]る[ルーツ] m2F#[タイムズスクエア]【サビ】
まず、『U.S.A.』(ユーエスエー)についてです。この楽曲は、2018年にダンス&ボーカルユニットDA PUMPによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年にリリースされたベストアルバム『THANX!!!!!!! Neo Best of DA PUMP』に初収録されました。同アルバムは、過去のDA PUMPの代表曲を再レコーディングしております。グループの人気や『U.S.A.』の爆発的ヒットによる話題性も相まって、アルバムは10万枚を超えるヒットとなり、日本レコード協会よりゴールド認定がなされております。
さて、『U.S.A.』は元々イタリア人歌手のジョー・イエローさんによりリリースされたシングル曲であり、1992年に発表されました。日本国内でも1997年にユーロビートやテクノなどを集めたコンピレーションアルバムの1曲として収録されるなどしております。
その後、2018年にDA PUMPが同曲を日本語でカバーしますが、楽曲の振り付けが「ダサかっこいい」という触れ込みでバズるようになり、ジャンルやファンの枠を超えて大きなヒットとなりました。レーベルで公開されたMVは2.5億回を超える再生数を記録。CDシングル、配信シングル、ストリーミングのいずれでも大きなセールスになり、ビルボードの年間ランキングで2位にランクインしました(ランキングデータブログBillion Hitsより引用)。1位を記録した米津玄師さんの『Lemon』などとともに、2018年を代表するヒット曲であり、その年の紅白歌合戦にも出場しました。
『U.S.A.』はアッパーなダンスビートです。ダンスもそうですが、エフェクトを用いて加工した歌メロなども中毒感があります。歌メロはAメロBメロサビと展開、全体的にシンプルかつ分かりやすいメロであり、覚えやすそうです。編曲はKAZ(小松一也)さんによりなされました。KAZさんはw-indsをはじめ、DA PUMP、声優の田村ゆかりさんなどと縁が深いアレンジャーです。
『U.S.A.』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域には余地があるため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲は最低音がmid2Bであり、男性曲としてはかなり高いです。そのため、相対的に中高音域の頻度が高く、ほぼすべてのフレーズにmid2F#以上の音階が含まれます。高音域が得意な男性であってもある程度スタミナが求められます。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、個人差はありますが、人によっては原曲キーが合うという人も多いのではないかと思います。『U.S.A.』は最低音がmid2Bであり、女性としても歌唱しやすいレンジです。とりわけ、「標準より低め~標準的な音域の女性」などは原曲キーがマッチする可能性があります。原曲のニュアンスにこだわらないのであれば、女性の方が歌いやすい曲といえるかもしれません。
最後に『U.S.A.』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2BはAメロで登場します。このmid2Bは男性曲の最低音としてはかなり高いです。mid2Bが最低音となる男性曲はほぼ、「キーが高い男性曲(スタミナも不可欠)」となり、今回の『U.S.A.』もそうした傾向に明確に当てはまります。
次に、地声最高音hiBはサビで登場します。登場回数は24回であり、いずれもhiAとのコンボとなっております。そのため、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから4つ程度下げてみてください。
『U.S.A.』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。今回の『U.S.A.』は音域自体は1オクターブで作られており、キー調整の融通は非常に利きやすいです。そのため、キー調整に抵抗が無ければ、ビギナー向けの調整も可能だと思います。ただ、ビギナーが歌いやすいレンジに調整するためには大きなキー下げが必要になるため、違和感などを感じる人も多いかもしれません。音域的には男性よりも女性の方がキーを合わせやすいと思います。
ちなみに、同曲はメロディー自体も分かりやすく、音域が合うのであれば練習曲向きです。全体的に元気のいい作品ですので、カラオケなどにも合うと思います。
『U.S.A.』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F#~hiBといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はほぼ全てのフレーズにmid2F#以上のフレーズが含まれており、男性曲としてはかなり高音感があります。
こうしたことを踏まえると、「高音域が(非常に)得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。また、先述のように「標準より低め~標準的な女性」なども原曲キーが合う可能性があります。
【まとめ】
①全体的に高音寄りで、男性はスタミナが求められる
②原キーだと「高音域が得意な男性」、「標準より低め~標準的な音域の女性」向け
③音域的には女性の方が合わせやすい
④メロは覚えやすく、ノリもよいのでカラオケ向き
コメント
リクエストした者です。取り上げてくださりありがとうございます。歌っててめっちゃキツかったのと知名度高い曲の記事が見たかったのでリクエストさせていただきました。
最高音hiBが24回も登場しているのには驚きました。もはや女性曲の音域ですね。終始mid2F#なのでその点でもより高く感じますね。
今回はサビの【C’mon baby アメリカ】1回でhiBが2回出るので
それで回数が増えた部分はありますね。
ただ、全体的に中高音寄りなので、やはり一人で歌うのは大変だと思います。
息継ぎが大変というわけではないですが
高音域が得意な人向けですね。