『エロ』(クリープハイプ)
【地声最低音】mid2A#(A#3)
★m2A#[ま]っ[た]く歯が立m2F[た]ないよ【Bメロ】
【地声最高音】hiD#(D#5) ※全体で3回
★2G#[君はほん]とにせ[まhiC#–hiD#地[いよ[なぁ]【Bメロ】
★あhiA#[せ]が[かhiC#–hiD#[わ[い]て] C#–C[わ]す]れ]C#[る]ぅ]【ラストサビ】
【補足】mid2G#~hiC#を含むフレーズ一覧
★安m2F[っぽ]い[ダm2G#[サ]い]カ[レ]ンダー【Aメロ】
★八枚目でやm2G#–hiA#–hiC地[っ[と[見]つ]け]た
★赤いhiA#–m2G#–F[マ]ル]つ]けた
★m2G#–m2F#[君はほん]と]に[うG#[まい]よなぁ【Bメロ】
★まっm2A#[た]く間が持m2F–m2G#–hiA#[た[ない[よ]
★m2G#[だってだってだってだっ]て[そhiA#–C–hiC#[れ[な[ら]【サビ】
★m2F[どうせさ]いごは[そうhiA#地–m2G#[な]るん]だ]から
★すm2A#[ぐ]出来るhiC–hiC#[こ[と]を]しhiA#[よ]う
★一瞬でm2G#–hiA#[終[わ]る夏
★m2G#[きょ]う[は明日] [きの]う[にhiA#[な]る]【ラストサビ】
★m2G#[きょ]う[は明日] [きhiC#地[のう]になるんだから
★もうやm2G#–hiA#[る[こ]と]やA#[ろう]よ]
★m2G#[きょ]う[は明日] [きの]う[にhiA#–hiC#[な[る]
まず、『エロ』についてです。この楽曲は、2014年にロックバンド・クリープハイプによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発表された『一つになれないなら、せめて二つだけでいよう』に初収録されました。同アルバムには、『百八円の恋』(過去記事)、『二十九、三十』、『寝癖』(過去記事)といったシングル曲が収められております。
さて、『エロ』は『二十九、三十』との両A面シングルとして発表されました。『エロ』についてはタイアップなどはありませんでしたが、人気が高く、自身のYouTube公式チャンネルでも多くの再生回数を獲得しております。ちなみに、『エロ』というタイトルに反して、本文では直接的な表現は避けられ、比較的平易な言葉で構成されております。そうした点も尾崎世界観さんの歌詞の巧みさを感じます。
『エロ』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲はAメロBメロサビといった歌メロの構成になっており、少しずつ楽曲も盛り上がっていきます。ただ、男性曲としてはかなり中高音に寄りであるため、Aメロ辺りでもhiA#やhiC等の高音域が登場します。一方低音域としてはmid2A#が複数回見られます。音域的には女性曲と近似する声域であるため、女性の方が合いやすいかもしれません。
女性が同曲を歌唱する場合、原曲キーがマッチするという女性も一定数いると思います。個人差はありますので、キーをいくらか上下させるのもよいと思います。尾崎さんは地声ベースでの歌唱をしておりますが、場合によっては裏声などを上手く駆使してもよさそうです。
最後に『エロ』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A#(A#3)~【地声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2A#はBメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、最低音がmid2A#となる男性曲は、ほぼ「一般的な男性にとってはキーが高い曲」となります。今回の『エロ』についても明確にこの傾向が当てはまります。
次に、地声最高音hiD#についてはBメロとラストサビで登場します。登場回数は全体で3回程度です。また、hiD#に次ぐ地声高音としては、hiC#がピークとなる場面が全体で10回、hiCが3回、hiA#が19回登場します。こうしたことから男性の音域としてはかなり高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。今回は男性曲の音域としてはかなり高い曲です。そのため、一般的な男性の場合はキーを下げるのではなく、「キーを3~4つ程度上げて、1オクターブ下のレンジ歌う」のがよいのではないかと思います。
『エロ』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意なレンジに調整することができると思います。ただ、今回の楽曲は男性曲としてはかなり高いため、キー調整が複雑になりやすいです(具体的には「キーを3~4つ程度上げて、1オクターブ下を歌う」)。その点で、少し取っ付きにくい可能性があります。
同曲はメロディー自体は比較的わかりやすく、リズムなども難しい部分は少ないです。メロが急激に高くなる場面などもありますが、音域が合うのであれば、練習曲などにはおススメです。音域的に近い女性などは意外と取っ付きやすい可能性があります。
『エロ』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G#~hiD#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はhiA#~hiC#などの高音域の登場回数が多く、男性曲としてはかなり高いです。一方、最低音はmid2A#であり、こちらも男声としては極めて高いです。
こうしたことを踏まえると、「高音域が非常に得意な男性」、「標準よりやや低め~標準より高め女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①AメロBメロサビと盛り上がるが、全体的に高い(女声域と近い)
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」だとマッチする可能性がある
③女性だと「標準よりやや低め~標準より高め女性」等が合いそう
④メロは比較的わかりやすくカラオケ向き(歌詞自体もは直接表現は少ない)
⑤メロが急激に高くなる場面があるので注意
コメント
女性が歌っててちょうど良さそうだったのでリクエストしました
本当に女性音域でした
この曲はホントに女性の方が歌いやすい声域で
逆に男性が歌いやすそうな要素があまりなかったですw
男性だと「高音域が非常に得意な男性」向けですよね
クソ高いのは相変わらずですが、個人的にはタイトルの割に表現は直接的ではないのが意外ですね。クリープハイプはもっと攻めた歌詞の楽曲も多い印象だったので。
タイトルが直接的な分、今回は婉曲的な表現にしてるのかもです
尾崎世界観さんの歌詞は個人的にはホントに好きです
尾崎さんやっぱり音域やばいですね笑
いつか歌いきれるようになりたいです!
クリープハイプの手と手もやばいのでリクエストします!
リストアップしておきます
クリープはリクエストが多いので少し遅くなるかもですが
なるべく早く取り上げたいです