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『サムライハート(Some Like It Hot!!)』(SPYAIR)の音域

こんにちは。今回はの『サムライハート (Some Like It Hot!!)』(2011)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『サムライハート (Some Like It Hot!!)』(SPYAIR)
『サムライハート (Some Like It Hot!!)』(SPYAIR)の音域







【地声最低音】mid1A#(A#2) 

★Hey!! Hey!! ひm1D#[と][じゃ] 生き[られ]ない[だ]ろ?【ラストサビ前】
m1D#[ハー]ト捨て[て][で] m1A#[と]D[込][ない]

※サビの1オクターブ下のメロディーとなっております。


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※曲全体で12回程度


m2G[Hey!!] hiA#[Hey!!] m2F[こ][え]G[だ][れ]かい[ま]せんG[か?]【サビ】


【補足】mid2F(一部略)mid2G#を含むフレーズ一覧

★どっm2F[か]上の空で さっF[ぱ]り聞いてないんだろう?【Aメロ】
★わm2F[ざ]m2G[と][こ]ぼすサイン みG[の][がす]
★ほら いつm2F[だっ]m2G[て] おん[なじ]G[で  分]かり[合っ]G[てる]?
m2G[こ]m2F[こ]に居[る]僕に気付けm2G[な]F[いん]だろう
★届かない会話キャッチm2F[ボー]ル 孤m2G[独][は]増してく【Bメロ】

★ずっm2G[とさ]m2F[が][て]も こ[た]G[な]いや【サビ】
★泣いm2F[たっ]m2G[て][っ]G[て] 憎ん[だっ]G[て][し]G[て 生][き]ていこう
m2G#[タッ]G[タ]m2F[タッ]タタビュア (Hey! Hey! サムライハート)
★踏ん張って この街で 生きm2F[て]m2G[い]m2G#[く]G[んだ]

※☆の部分は歌詞表記はありませんが、一応記載しておきます。

 まず、SPYAIR(スパイエアー)について少し説明します。SPYAIRは2005年に結成、2010年にメジャーデビューしたロックバンドです。楽曲のジャンルとしては、ミクスチャーロック、エモーショナルハードコアなどに属することが多いです。
 SPYAIRはアニメの主題歌を担当することが多く、とりわけ『銀魂』シリーズ、『ハイキュー』などと縁が深いです。カラオケなどでも『RAGE OF DUST』、『イマジネーション』、『現状ディストラクション』といった楽曲が人気を集めております。

 SPYAIRはライブも頻繁に行っており、海外ツアーなども行っているようです。2021年もフルアルバムがリリースされ、また、『銀魂』の映画主題歌なども担当されました。また、結成15年メジャー10周年を記念して、ベストアルバムもリリースされております(厳密には、2020年がアニバーサリーイヤーなのですが、新型コロナウィルスの関係で予定がずれ込んいるようです)。2020年代も益々の活躍が期待される人気バンドです。


 さて、『サムライハート(Some Like It Hot!!)』についてです。この楽曲は、2011年にロックバンド・SPYAIRによりリリースされたシングル作品です。同曲は、配信シングルとして日本レコード協会にプラチナ認定(25万DL)されており、大きなヒットとなりました。同年にリリースされたアルバム『Rockin’ the World』(ロッキン・ザ・ワールド)に収められました。同アルバムで、バンドは初の週間トップ10入りしております。

 『サムライハート(Some Like It Hot!!)』は、テレビアニメ『銀魂’』のエンディングテーマとして起用されました。楽曲の原型は2010年頃に完成していたのですが、『銀魂』への主題歌が決まったということで、「サムライハート」というフレーズが生まれたそうです。この楽曲をきっかけに『銀魂』シリーズへの縁が広まり、『サクラミツツキ』、『轍〜Wadachi〜』といった楽曲も提供されるようになります。
 楽曲の質も相まってか、『サムライハート』SPYAIRのカラオケランキングでも上位にランクインしており、人気の高い1曲となっております。SPYAIRのYouTube公式チャンネルで公開されているMVも2400万回を超える再生回数を記録しております。


 『サムライハート』はミディアムテンポのバンドナンバーです。AメロBメロサビと展開しますが、全体として韻が踏まれたリズミカルなメロディーが印象的です。作詞はベース担当のMOMIKEN(モミケン)さん、作曲はギター担当のUZ(ユージ)さんによりなされております。アレンジはSPYAIR自身が担当しております。

 『サムライハート』の音域的な特徴についてです。同曲は、多くの場面では、男声としては高めのレンジになっております。唯一、ラストサビ前のパートだけが、サビの1オクターブ下のレンジを歌唱しており(地声最低音はここで登場)。そのため、鍵盤画像では、音域が非常に広くなっておりますが、ほとんどの場面では中高音が頻出するパートであります。こうした構成であるため、キー調整の融通は少し利きにくいです。


 最後に『サムライハート(Some Like It Hot!!)』の音域についてですが、地声最低音】mid1D#(D#3)~【地声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の声域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1A#については、ラストサビの直前で登場します。ここはサビの1オクターブ下のメロを歌唱しているため、その分音程が低くなっております。ただ、私自身は、mid1A#にこだわる必要性はそこまで高くないと考えております。低音域が苦手な方は、低音の基準をmid1D#に置いてもよいのではないでしょうか。

 一方、地声最高音hiA#はサビで登場します。曲全体で12回程度で多いです。この辺りは一般的な男性の音域よりも高めですので、キーを下げた方が歌いやすいです。目安として、原曲キーから2つ程度下げてみてください。

 『サムライハート』は上述のように低音域にあまり余裕がありません。よって、キー調整の融通は利きにくいです。原曲に忠実に歌唱する場合は、ある程度歌い慣れた人向けの作品といえます。

 一方、『サムライハート』は「ラストサビ前」を除くと、mid1G~hiA#とかなり高音寄りの曲になります。よって、ラストサビを除いて歌う場合は、キー調整を行いやすい楽曲になります。歌い慣れていない人は「【ラストサビ前】は少し曖昧になってもよいから、それ以外を頑張る」といったように強弱を付けて、練習をしてもよいと思います。


 『サムライハート』を原曲キーで歌唱する場合は、先にも述べたhiA#が重要になります。それ以外では上述のように、mid2F~mid2G辺りが曲全体で頻出します。そのため、全体として持久力が求められる楽曲となります。それらを踏まえた上で、練習を重ねてください。

 『サムライハート』はノリの良いミクスチャーナンバーであり、カラオケなども歌いやすいです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. Ysk より:

    SPYAIR大好きなので嬉しいです!!
    ありがとうございます!

    これからもSPYAIRの楽曲調査楽しみにしております!!

    • もりっしー より:

      SPYAIRはあと1曲リクエストが来てるのですが
      それ以外にも取り上げたいですね。

      これからも少しずつですが、記事の更新をしていきます。
      コメントありがとうございます。