こんにちは。今回はONE OK ROCKの『完全感覚Dreamer』(2010)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。やや自信のない箇所もございますが、ミスがあった際はご了承ください。


『完全感覚Dreamer』(ONE OK ROCK)、Kanzen Kankaku Dreamer


【地声最低音】mid2A(A3)  

mid2A[弱い]ようで強い僕!!(Bメロ)

【地声最高音】hiE(E5)  

hiC#[あ]hiB[れ]hiD[あ][る][聞][く][い][ま] hiE[Hold] hiC#[on!](サビ)
hiB[when] hiC#[I'm] [caught] [in] hiE[fi-][-re](ラスト)




【補足】その他のhiBhiC#などの箇所

★now my time is hiB[up] Your game starts, my heart [moving?](Aメロ)
★絶対的根拠はウソだhiB[ら]け いつだってあるのは僕の(Bメロ)
hiC#[This] hiB[is] my [own] [judg-]-ment!! Got nothing ※[to] say!!(サビ)
★どうだい?予想外? 面食らって,はばかれて 後退?して撤退? ってhiB[Yeah](Cメロ)

※サビの2番では[to]がhiBです。
『完全感覚Dreamer』(ONE OK ROCK)

 まず、『完全感覚Dreamer』についてです。この楽曲は2010年にONE OK ROCKによりリリースされたシングル作品です。ONE OK ROCKとしては初の週間トップ10にランクインした記念すべき楽曲でもあります。アルバムの『Nicheシンドローム』(ニッチシンドローム)に収録されました。
 『完全感覚Dreamer』はレコード会社、およびONE OK ROCKのYoutube公式チャンネルでもMVが公開されており、それぞれ8500万回、800万回もの再生回数の計9300万回もの再生回数を記録しています。非常に人気の高い作品の一つであると思います。

 『完全感覚Dreamer』のサウンドについてですが、ONE OK ROCKらしい疾走感のあふれるギターロックです。彼らの近作はややバンドのテクニカルな演奏が抑えられておりますが、この頃の作品はまさにONE OK ROCKのパブリックイメージを作り上げたといえるのではないかと思います。
 メロディーの構成については基本的に日本のポップスであるような形になっていますが、ラストについてはAメロのメロディーがキーを変えてエモーショナルに歌い上げられるという点で特徴的だと思いました。ボーカルについては全体的にキーが非常に高いです。

 歌詞についてですが、ONE OK ROCKらしく前向きで背中を押してくれる内容になっております。個人的に面白いと思ったのは「You know I've got to be NUMBER ONE!!」という2番サビのフレーズです。英語のテストだと減点されそうすが、大雑把に訳すと「俺はナンバーワンになってやる(ならなくちゃいけない)」くらいのニュアンスだと思います。昨今は「オンリーワンであること」が強調されがちですが、これだけ高らかに「ナンバーワンになりたい」と歌っている楽曲も珍しいと思いました。面白いです。
 また、1番Bメロの「絶対的根拠はウソだらけ(中略)弱いようで強い僕」という場面も、自身と迷いがモザイクのように重なり合っている心情が描かれていて共感できると思いました。




 さて、『完全感覚Dreamer』の音域についてですが、地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiE(E5)でメロディーが構成されています。一般的な男性の音域よりもかなり高いです。どちらかといえば女性の音域に近いです。

 一般的な男性が原曲キーでこの楽曲を歌うのはきわめて難しいと思います。当ブログでこれまで取り上げてきた楽曲の中でもトップレベルに難易度が高いです。『完全感覚Dreamer』は音域自体は広いわけではないので、キーを下げまくることにより対応することも可能です。あまり現実的ではないですが、キーを原曲より8つ下げる(♭8)か、逆に原曲よりも4つあげて(♯4)1オクターブ下を歌うと、一般的な男性の音階になります。これで、最高音がmid2G#(hiA♭)に設定されます。
 ただ、ある程度歌いこなしやすいmid2G#(hiA♭)よりも、少し歌いにくいhiB(原曲キー-5)くらいに最高音を定めて、少し無理して歌った方が高音域のニュアンスが表現されやすいかもしれません。当然、こうした歌い方をするだけでも、ある程度歌い慣れている必要があります。

 逆にこの楽曲は女性の方があまりキー調整などをせずに歌いこなせるかもしれません。当然、普通の歌唱をするわけではなく、ある程度工夫をする必要があると思います。Youtubeなどでは女性が歌っている動画などもありますが、やや可愛らしい声でもさまになっている動画なども見られ、非常に面白いと思いました。原曲とニュアンスは変わっているのですが、こうした表現もありなのだと思います。