なお、同曲は2023年に再アレンジされたものが、ミュージックビデオとして公開されております。今回はその再アレンジバージョンの動画を添付いたします(キーは同じです)。
『soup』(04 Limited Sazabys)
【地声最低音】mid2B(B3)
※補足を参照ください
【地声最高音】hiC(C5) ※全体で2回
★hiA–hiA#–hiC[き[み[がいない][も[の[足りない] [と]どかない【ラストサビ[転調₊1]】
【補足】mid2F#~hiA#を含むフレーズ一覧
★m2B[向]こう岸絶m2G#–hiA^-F#[望[の]ナ]イフ[を]持っていた【Aメロ】
★m2B–m2G#–F#[意味は[な]かった]よう[だ]ぁ
★m2G#–F#[目]で[観]て聴こえたメG#–F#[メ]ロ[ディー]) 【Bメロ】
★ばら撒けどm2G#–hiA^-F#[く[ま]で]も]
★きm2F#[みがいない]世[界]好[きm2G#[に]な]りたい【サビ】
★きm2G[みがいない]世[界]好[きhiA[に]な]りたい【ラストサビ[転調₊1]】
★ひhiA–hiA#^-m2G[び[か]せ]て]よ わ[す]れ[た]くA[ない]ほ]ど
★留守hiA–hiA#^-m2G[番[な]ま]い]に[ち]持っていた そうA[待っ]てい]たん[だ]ぁ【ラストAメロ[転調₊1]】
まず、『soup』(スープ)についてです。この楽曲は、2015年にロックバンド04 Limited Sazabysによりリリースされたシングル作品『TOY』に収録されております。アルバムには未収録であり、いわゆるカップリング曲のような位置づけになります。
さて、『soup』はカップリング曲でありますが、再アンレジされた楽曲『Re-soup』が先月に発表され、ミュージックビデオも制作されました。『Re-soup』については、原曲よりもしっとりしたアコースティックな作品となっており、原曲よりも切なさが強調されております。
フォーリミは、2023年10月にセルフカバーアルバム『Re-Birth』を発表しました。同アルバムは、バンドの過去の楽曲を、フレデリック、松田”チャーベ”岳二、ミト(クラムボン)、中川大二郎(JYOCHO)、玉屋2060%(Wienners) 、DAIKI(AWSM.)といったメンツによりリアレンジされており、人気曲の『monolith』(過去記事)、『swim』(過去記事)も収録されました。
『soup』はアッパーなバンド曲です。フォーリミの人気曲と比べると、少しゆったりしたポップなバンド曲となっております。歌メロはAメロBメロサビと展開、ラストサビでは転調が行われ、キーが1つ上がります。作詞作曲はボーカル&ベースギターのGENさんによりなされました。ちなみに、同曲はGENさんの旧知の友人が亡くなったことが制作のきっかけになっているそうです(ナタリーより引用)。
『soup』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は最低音がmid2Bであり、男性曲としてはかなり高いです。そうしたこともあってか、相対的に中高音域の比率が高い楽曲となっており、Aメロでmid2G#,hiAといった高い音階が地声で登場します。ただ、フォーリミの作品群の中では比較的高音が控えめですので、「高音域が得意な男性」などは狙い目かもしれません。
ちなみに、同曲を女性が歌唱する場合、個人差はありますが、原曲キーがマッチする女性も一定数おられるのではないかと思います。今回の楽曲は最低音がmid2Bであり、ほぼ全てのフレーズにmid2G#以上が含まれます。そのため、音域的には女声域に近く、男性よりも女性の方が歌いやすそうです。ただ、「高音域が得意な女性」などは少しキーを上げてもよいかもです。
最後に『soup』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2BはAメロ等で登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、男性曲の最低音としてはかなり高いです。mid2Bが最低音となる男性曲は、ほぼほぼ「一般的な男性にとってはキーが高い曲(要スタミナ)」となりますが、今回の『soup』についても明確にこの傾向が当てはまります。
次に、地声最高音hiCはラストサビの部分で登場します。登場回数は2回程度です。また、同曲は曲全体を通してmid2G#~hiA#といった高いレンジが頻出します。そのため、男性の音域としては高く、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、今回の楽曲は女声域に近いため、一般的な男性にとってはキー調整が難しい曲かもしれません(キーを5つくらい下げる必要がありそう)。
『soup』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。今回の楽曲は音域自体はそこまで広くないため、キー調整の融通はかなり利きやすいです。ただ、先述のように男性にとってはキー調整がしにくい作品ですので、その辺りで苦戦される方も多いかもしれません。音域的には、女性の方が調整しやすい曲です。
同曲は、メロディー自体もかなり分かりやすく、テンポも速くないため、練習曲には向きやすいです。音域が合うのであれば、練習曲にはおススメです。
『soup』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G#~hiCといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はほぼ全てのフレーズにmid2G#以上の音階が含まれており、いずれも地声ベースです。更に、ボーカルのGENさんは比較的余裕を持った柔らかな表現で歌唱されております。
こうしたことを踏まえると、「標準より低めの音域~標準より高めの音域の女性」や「高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。音域的には女性の方が合いやすい人が多いと思います。
【まとめ】
①全体的に中高音寄り(フォーリミの楽曲としては歌いやすいレンジ)
②原キーだと「高音域が(非常に)得意な男性」などに合いそう
③音域的には女声域に近く、原キーにマッチする女性も多そう
④メロは分かりやすく、練習曲やカラオケにはおススメ
コメント
04にしては低そうな印象ですが最低音が普通に高いですね……hiCは少ないけども
ですね。
GENさんもそこまで声を強く張ってはないですが、
印象としては女性がカラオケとかで気軽に歌える曲という感じです
だから、男性にとっては普通に高いです(笑)
地声高い人だとmid2G#辺りは全然高く聞こえませんが、こやまや駿一が同じキーだと高く聞こえますね
自分もmid2G辺りは全く苦ではないんですが人によってはかなり声貼りますよね
余裕のせいなのか声質のせいなのかどっちなんでしょうね
標準的な声質だとmid2G辺りでも声を張る必要がありますよね。
標準的だと得意レンジが低めになるので、
mid2G辺りだと相対的に声を張る必要があるのです。
逆に低音パートは標準的な人の方が歌いやすいと思います。
ただJ-POPだと高音の方がやっぱり重視されるので
その辺りは難しい所ですね。
hiC繋がりでもんた&ブラザーズの「ダンシングオールナイト」をリクエストしようと思っていたのですが、既にしてましたっけ?
してなければ今リクエストさせてください…
確か初めてですね。
リストアップしておきます。
こないだ聴いたときに改めていい曲だと感じました。
ついこの間もんたさんがお亡くなりになりましたからね…。その事もあり、取り上げていただけたらと思いました。最近は谷村新司さんといい大橋純子さんといい、KANさんといい歌手の訃報が多い気がします。
この曲を一曲通して歌い切れることができていれば、ある程度の喉の強度?というのがよくわからないですが、体力がついたと言えますかね??
唯一フォーリミでちゃんと歌える曲なので笑
この曲は男性でもかなり高いですね。
男性がこの曲が1曲通して歌えるのであれば、
適切な発声のコントロールができていると思います。
昔の記事に失礼します
フォーリミのRe Chicken Raceお願いします
聴いてる限りしっとりとしたアレンジとはいえフォーリミにしてはかなり音域が低いので調査をお願いしたいです
リストアップしておきます。
フォーリミは他にいくつかリクエストが来てるのですが、
できれば早く記事にしたいです。